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もしかして→レミリア


概要

レムリア(英:Lemuria)とは、架空の大陸である。動物学としてのレムリア大陸と、オカルトとしてのレムリア大陸の両方を、ここで説明する。


なお、動物学のレムリアとオカルトのレムリアは全くの別物である。


動物学のレムリア大陸

世界でもマダガスカル島にだけ生息しているキツネザルは、インド南端からも同種の化石が発見された。この現象を説明する為に「アフリカとインドは過去に地続きだったのではないか?」という推測から「インド洋の真ん中に大陸があったのかもしれない」という仮説が提案された。キツネザル(レムール)にちなんでレムリア大陸と命名されている。


しかし、この後で大陸移動説が発表されたので、このレムリア大陸説は否定された。インドがアフリカから分離して移動したのである。生物学者から提案された仮説、しかも後で間違いだと判断されたので、「レムリアの文明」「レムリアの遺跡」というものは存在しない。だからこそ、フィクションでは格好の題材なのである。


オカルトとしてのレムリア大陸

レムリア大陸説は、神智学協会創設者の1人、ブラヴァツキー夫人によって1888年に刊行された著書『シークレット・ドクトリン』において登場した。レムリアは大陸であり、大陸が存在した位置はインド洋ではなく太平洋にあると発表し、神秘学者達の間では高い支持を得た。


レムリア大陸は最大時には太平洋をまたがって赤道を半周する、現在のユーラシア大陸と同位の面積があったが、およそ7万5千年という長い年月にわたる地殻変動により大半が減少し、最後には日本の東方にオーストラリア程度の大陸が2つ残り、やがて完全に沈没したと説かれた。


また、レムリア大陸における文明が地球上の他の文明より盛んであった時代は、第3根本人種、レムリア時代などと呼ばれるなどと述べた。天帝サナト・クマラが金星より、地球における神(ロゴス)の反映になる任を司るために、1850万年前に「大いなる犠牲」としてエーテル界に顕現されたのが、このレムリア時代であると主張した。サナト・クマラが地球に顕現された事により、動物人間の状態であった人類は、本当の意味での魂のための器として完成し、この時代に、肉体とエーテル体は完全に結び付いた、などと主張した。


ようするに、ブラヴァツキー夫人はSF作家になるべきだった。

……と言いたい所だが、SF作家として三流だった人物が、自分の考えたSF設定を「真実」だと強弁してオカルト方面で大成功をおさめた例は枚挙に暇が無いので、名声や金銭に関しては、いんちきオカルト屋としての商売が正解だったと思われる。


なお、幸福の科学でも、この大陸が存在していたという設定だったが「レムリア大陸のレムリアって猿の名前が由来だぞ」というツッコミが有ったらしく「ラムディア大陸」に名称変更になった。

まぁ、幸福の科学では、これよりデカい設定変更も日常茶飯事なので、イチイチ、ツッコミを入れているとキリがないが。

もっとも、レムリア大陸の名前の由来になったキツネザル「レムール」は「幽霊猿」程度の意味なので、レムリア大陸=霊大陸という、オカルト・新興宗教っぽい意訳も可能なので、わざわざ、変えなくても良かったのかも知れない。


レムリアが登場する作品


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