作品概要
エナジーと呼ばれるRPGでいう魔法の能力が使える一族の冒険と活躍が描かれた作品。
多様な謎解きと魅力的なグラフィックが特徴的。楽曲を桜庭統が担当しているため、戦闘曲にも定評がある。
発売略歴
ゲームボーイアドバンスソフトとして、2001年8月1日に前編となる「黄金の太陽～開かれし封印～」が発売。
2002年6月28日に後編となる「黄金の太陽～失われし時代(とき)～」が発売。
2010年10月28日には前作のエンディングから30年後を舞台にした「黄金の太陽～漆黒なる夜明け～」がニンテンドーDSにて発売された。
WiiUのバーチャルコンソールから配信が決定。
- 開かれし封印
- 2014年4月3日から配信。
- 失われし時代
- 2014年7月23日から配信。
2023年3月28日午前9時にバーチャルコンソールの新規購入が不可能になった（既に購入していたなら消しても再ダウンロードは可能）。
2024年1月17日にはNintendoSwitchOnlineにて『開かれし封印』『失われし時代』がプレイ可能になった。
音楽
ゲームボーイアドバンス(以下GBA)で発売した『開かれし封印』『失われし時代』両作の音楽を手掛けた桜庭氏のBGMは、GBA発売した当初の携帯機としては、音質が非常に高くGBA史上最高の音楽と言っても過言ではない完成度を得ており、海外からも高い評価を得ている。
これは、従来GBAに既存していた音質を更に、開発元のキャメロットがカスタマイズを行ったことで向上し、より表現力を広めたからである。
※GBAの音源です
世界観
平面世界(いわゆる天動説)のウェイアードと呼ばれる様々な大陸が連なる世界が舞台。世界の端には絶えずガイアフォールと呼ばれている滝が流れ落ちている。
この世界の素は、四大元素である4つのエレメンタル、火のマーズ、水のマーキュリー、地のヴィーナス、風のジュピターから成り立っている言われている。
かつて古代ウェイアードは、エレメンタルを利用した古代化学「錬金術」で文明が栄えていたが、力の大きさを恐れ封印。繁栄した文明は衰退を進み、物語の舞台である現在は、遺跡と化し世界各地に残っているのみであった。
世界の始まりからあるという霊峰アルファ山にあるソル神殿。神殿内部には、封印していた古代化学「錬金術」の解放の鍵であるエレメンタルスターが秘匿に保管されていた。
神殿に侵入し、エレメンタルスターの横奪を赦してしまった者達を追うところから、物語の幕が開ける。
エナジー
一般のRPGでいう魔法のようなもの。
エナジーを駆使しする力を持つ者をエナジストと呼ばれている。
戦闘では攻撃から回復、補助まで多種多様なエナジーがある。
フィールド上でもエナジーが使用できるのが最大の特徴。
離れた場所から物体を動かす「ムーブ」、遠くの物を引き寄せる「キャッチ」、水たまりを凍らせ氷柱を作る「チルド」など、様々なエナジーを使用しダンジョンを攻略するのが、このゲームの醍醐味の一つである。
メインキャラクター一覧
開かれし封印
古代化学「錬金術」の封印を解くため各地に点在するエレメンタルの灯台を灯すのを阻止する。
『開かれし封印』の主人公。
エナジストの秘境ハイディア村出身の17歳の少年。
地を司るエナジスト。仲間からはリーダーとして慕われる。
ハイディア村の村長の孫。17歳。火を司るエナジスト。
同じ出身のロビンとは幼馴染の腕白少年。
カレイの町の大商人・ハメットの召使であり養子。風を司るエナジスト。15歳。
旅の行きがかりだったロビンとジェラルドに出会い仲間に加わる。
賢く聡明な性格。
イミル村の神官を務めるマーキュリー一族の末裔の少女。水を司るエナジスト。17歳。
一族が守護してきたマーキュリー灯台を灯されてしまい、残りの灯台を灯すのを防ぐため
ロビン達の仲間に加わる。
淑やかで優しい性格。
失われし時代(とき)
『開かれし封印』に対しエレメンタルの灯台を解放するのが目的。
旅を続ける中、世界が存続の危機に迫られていることを知る。
『開かれし封印』のロビンと入れ替わって『失われし時代(とき)』の主人公を務める。
ハイディア村出身の青年。地を司るエナジスト。18歳。
3年前の嵐で消息を絶っていたが存命していた。
寡黙だが正義感が強く、自分の命を顧みず無茶な行動をとることもある。
ガルシアの妹。火を司るエナジスト。17歳。
同じ出身のロビンとジェラルドとは幼馴染。
天真爛漫で少々わがままな性格。
ラリベロの町に空から降ってきた少女。風を司るエナジスト。14歳。
灯台の解放を目的に拉致され巻きこまれるかたちで仲間に加入。
気が強いが年相応な気弱さも見せる一面も。
幻の都レムリア出身の青年。水を司るエナジスト。特別な環境で暮らしていたため年齢不詳。
序盤、濡れ衣で牢獄される身となっていたが、ガルシア達の協力により釈放。
その後、彼らの仲間に加わる。
少々短気なところもあるが物事を論理的に考え行動する冷静な性格。
彼が明かす真相は世界に警鐘を鳴らす。
漆黒なる夜明け
前作から30年後が舞台。錬金術が解放され、世界の存続の危機から救った8人のエナジストを「ハイディア戦士」と呼ばれるようになった。
今作ではハイディア戦士たちの子供たちを中心に物語は幕を開ける。
本作の主人公。地を司るエナジスト。
ロビンとジャスミンの子供であり、その姿は若かりし頃のロビンと瓜二つ。
ハイディア戦士の両親を誇りに思っている。
ハイディア戦士の一人イワンの娘。風を司るエナジスト。
父親と同じく頭が冴える勝気な性格の少女。
ハイディア戦士の一人ジェラルドの息子。火を司るエナジスト。
常に喧嘩腰でトラブルメーカーな少年。
ハイディア戦士の一人メアリィの息子。水を司るエナジスト。
前作でハイディア戦士と同行していた学者スクレータの弟子。
アヤタユ国の王子。水を司るエナジスト。
その出生には大きな秘密を持つ。
今作から初登場となるマンビーストと呼ばれる獣人。風を司るエナジスト。
モルゴルの国出身の少女。
手前は前作『失われし時代(とき)』の当時の赤ん坊の姿。火を司るエナジスト。
大海賊パヤヤームの息子にして、実質チャンパの王子。
ジパン島の指導者であるスサとクシナダの娘。地を司るエナジスト。
未来を予見する能力を持つ。
その他重要人物
関連イラスト
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