概要
ニンテンドーDS用RPG黄金の太陽漆黒なる夜明け(以下、漆黒)に登場するキャラクター。前作までのジェラルドの息子の火のエナジスト。
人物
父親のジェラルドに似た腕白のガキ大将キャラで、人の話を聞かないトラブルメーカー。地のエナジストのムート、風のエナジストのカリスとは幼馴染。ゲーム中で主人公らが旅立つ決定的な原因を作った張本人で、そのことを悪びれもしない図太い神経の持ち主。自己中心的なところもあり、ジェラルドは若い頃の自分に似ているとしながら相当に手を焼いている。
シリーズ史上最大のDQN
彼を語る上で欠かせないのが道中でたびたび起すトラブルや失言の数々である。
ゲーム開始から風のエナジストか訓練されたエナジストしか使えない調査用の飛行道具であるグライダーウィングを無断で持ち出し行方不明になったうえに破損させ修理材料を手に入れるために旅立つことになる。このあたりまでは導入部としてよくある話なのだが、問題はその後である。
最序盤に立ち寄る店で、以前店を全焼させかけたとして、店主からそれを咎められると癇癪を起して放火しそうになって幼馴染のカリスに泣いてやめてと懇願されてたり、それで反省して人前でエナジーを使わないと誓ってすぐに立ち寄った町で早速エナジーを使うなど常識を欠いた行動ばかり起していた。
そんな中で前作の失われし時代に登場し、漆黒では仲間になるキャラクターの父親が事件に巻き込まれて死亡してしまったときの最大の失言がある。
前作では主人公達にちょっかいを出しつつ立ち回った海賊パヤヤームは、漆黒では中盤協力者として登場。パヤヤームの息子でもあるレオレオも仲間キャラとしてパーティに合流するといった重要なキャラであり、前作までのユーザーにとっても漆黒に登場する前作由来の数少ないキャラであるが、劇中発生した大事件が元で魔物の襲撃に遭い、主人公らの目の前で死亡してしまう。
息子であるレオレオや配下の海賊、主人公らが立ち会ってパヤヤームを水葬していたのだが、その最中に発したセリフがコレである。
「どんどん さむくなって来やがるぜ 雪までふってくるなんてよ・・・ 早く 船内に入りたいぜぇ・・・。」
さすがに仲間のクラウンに発言を咎められたが、多くのプレイヤーからもあまりに空気を読まない酷すぎるセリフとして記憶に刻まれることになった。
他にもクライマックスで命がけの作業をしなくてはならないムート(パーティリーダー)に対して「本当は自分の役目だけど譲ってやる」と言ったそばから「自分がリーダーじゃなくてよかった」とか言い出す始末である。
前作までのテリーの父ジェラルドもプレイによっては洞窟の落盤を誘発させたり、たまに失言したりするなどトラブルを起すこともあったが、少なくとも開き直ったりはせず素直に謝罪や訂正もするし、人の生死もきっちり受け止める(幾人もの命が失われたことに対して悔やむセリフもある)人物だし、仲間の窮地には自ら進んで飛び込む熱血漢である。
ことテリーにいたっては多少の反省はするとしても舌の根の乾かないうちに仲間やプレイヤーの頭を抱えさせる行動をよく取るうえでの上記のセリフのため、漆黒の評価を下げる原因のひとつとなっている。
このほか、ベーローという迷言も発している。