ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

概要編集

の仲間であり、霊長目キツネザル科とも呼ばれるグループである。なお、同じ階級にある真猿下目を伝統的な分類と同じ亜目としたい必要などから、霊長目の2亜目をそれぞれsemiorderなどに、下目をそれぞれ亜目に格上げすることがある。その場合、キツネザル下目はキツネザル亜目(学名は同じ)となる。キツネザル下目とも言う。


名称編集

学名は、キツネザル属 Lemur に上位タクソン名を作る語尾 -iformes をつけたもの。lemur は、ローマ神話での死者の霊レムール (Lemur)(複数形レムレース (Lemures) で言及されることも多い) から。英語ではキツネザル下目全体を lemur(リーマー)という。また、ヒヨケザルをflying lemurという。


生息域編集

マダガスカル島と、コモロ諸島など周辺のいくつかの孤島にのみ生息する。これらのキツネザル類はかつて(6000万から5000万年前)はアフリカ大陸に生息していたものが、流木に掴まるなどの形でマダガスカル島周辺に漂着し、独自の進化をとげて現在に至ったという研究報告がなされている。


特徴編集

インドリを除き、長いを持ち、個体間のコミュニケーションや、樹上でバランスをとるのに使う。

だけでなく足指も長く親指が対向し、枝を把握できる。

平爪だが、足の第3指のみ鉤爪で、グルーミングに使う。


キツネザルの大陸?編集

神智学やスピリチュアルに頻出するレムリア大陸は、キツネザルの仲間の種や化石の分布を証明するための仮説であり、1874年にスクレーターが提唱したものが元ネタである。

この大陸をつなぐ陸地がかつてあったという説(陸橋説)はやがて大陸移動説を支えるものとなる。ヴェーゲナーが提唱した1912念当時は「門外漢のヨタ話」と鼻で笑われていたが、陸橋説は大陸移動説に内包されていき、1950年代には同種生物の分布が離れている理由は大陸移動説でほぼ説明がつくようになってしまう。

そしてついに、1968年のプレートテクトニクス理論によってムー大陸などの巨大な陸地が沈んで海になったことや、巨大なレムリア大陸を介してキツネザルが移動していた説は完全に否定された。


関連タグ編集

霊長類 動物  原猿類

関連記事

親記事

原猿類 げんえんるい

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 404932

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました