概要
『デジモンペンデュラム』シリーズの第2弾のタイトルで、ゲーム機としては1998年12月頃に登場。
ゴマモンやガニモン、シャコモンなど水棲系デジモンが育成できるのがウリだった。
2018年発売の『デジモンペンデュラムVer.20th』ではオリジナルシルバーブルーにディープセイバーズ、ウィルスバスターズの三勢力と共に収録。
2020年発売の『デジモンペンデュラムZ』では第2弾として登場。収録内容を一新し、サンゴモン系が新たに登場した。こちらではアルマジモン系譜がディープセイバーズ扱いされた事でちょっとした話題となった。
勢力としてのディープセイバーズ
デジモン発祥の地であるネットの海を中心に活動している勢力。略称はDSで、シンボルマークは海に潜るサメ。
水辺や浅瀬から深海に至るまで広範囲に棲息するデジモンや氷に関する能力を持つデジモンが属しており(稀に例外がある)、生息地によってはそこで形成されている生態系も全く異なる(後述)。
ネプトゥーンモンが海棲デジモンの長として超深海に「アビスサンクチュアリ」を築いて統治している他、マリンキメラモンのように突如として現れては生態系を破壊して回る無法者やクラックチームに属し、制海権を握ろうと企むイージスドラモンやギガシードラモンなど各々のデジモンが独自の思惑で動いている。
訳すると「深き(海の)救済者」となるが、大抵は凶暴なデジモンが多い。
と言っても、オルカモンのように和訳に見合うデジモンがいないわけではないのだが…。
『デジモンクロスローダー』では大渦潮を根城にしており、コードマスターはネプトゥーンモンとなっている(ただし、勢力名が「ディープセイバー」表記となっている)。
一方で氷雪系デジモンやガルルモン系は『アイスサンクチュアリ』という凍った湖を拠点に置く勢力に属している。
この勢力に属するデジモンをパートナーにしているキャラクターは男性が多い…が、一貫した特徴はない。
三枚目だったり、サーファーだったり、兄弟で同種のデジモンがパートナーだったり、一人だけデフォルトで究極体がパートナーの凄いやつだったり、泣き虫の甘えん坊だったり、組織のお偉いさんだったりと個性派揃いである。
女性テイマーに目を向ければクールな美少女やトレジャーハンターだったりと比較的精神年齢は高め。
セイバーズはセイバーズでも某兄貴がデジモンを殴る五作目のデジモンアニメとは関係ない。
ネットの海
ディープセイバーズ(以下DSと表記)の勢力圏。『デジモンアドベンチャーVテイマー01』では「ネットオーシャン」表記。
伝説の十闘士が一体のエンシェントマーメイモンが「ネットの海の守護女神」と敬われており、彼女がネットの海の支配者とされる。
DSのテリトリーであるネットの海にはポヨモンやシーラモンが生息しており、彼らがデジモンの中でも特に原始的な体構造をしており、デジモンの進化の謎を解き明かす上で非常に重要な勢力であると言える。
ネットの海というだけあって様々なデータが流れ込んでくるようで、ガニモンは金属データを取り込んで現在の姿を得た。
この海のどこかにマーメイモンが奪った宝物が眠っているとされたり、フックモンが追っている白いホエーモンが存在するとされるなど様々な伝説が実しやかに囁かれている。
史実のカリブ海同様にキャプテンフックモンやオレーグモン、レガレクスモンのようなならず者も跋扈している。
また、ネットの海底と呼ばれる場所はダークエリアに程近い場所だと言われており、オクタモンはこの場所で拾ったデジ宝を身につけているが、ここはリヴァイアモンが眠っている危険な場所でもある。
『DIGITAL MONSTER X-evolution』ではデュークモンXが「たった今、データの海より帰還した」という発言をしているが、データの海がネットの海と同一のものかは不明。
『デジタルモンスターカードゲーム』(旧デジカ)ではいわゆる山札エリアの事を指しており、ダークエリアは墓地に相当する概念であった。
生息デジモン
(※)出典は『デジモン図鑑』と『デジモンペンデュラムZフォルダ大陸レポート』より
- アノマロカリモン(通常種/X抗体)
- エビドラモン
- エンシェントマーメイモン
- ギガシードラモン
- シードラモン
- トブキャットモン(※)ネットの海上空を飛行している
- ハンギョモン
- ピチモン
- プヨモン
- ポヨモン
- マーメイモン
- マリンキメラモン
- マリンエンジェモン
- マンボモン
- メガシードラモン(通常種/X抗体)
ネットの海付近の淡水域
浅瀬
深海
ネットの海底
所属するデジモン
(※)デジモンペンデュラム2収録デジモンを除き、ディープセイバーズとして初めて登場した媒体にのみ記載するものとする。
デジモンペンデュラム2
幼年期
成長期
成熟期
完全体
究極体
デジタルモンスターカードゲーム
(※)プレミアムバンダイで展開されたシリーズを含みます。
成長期
成熟期
アーマー体
完全体
究極体
ハイブリッド体
デジタルモンスターカードゲームα
成長期
成熟期
完全体
究極体
デジモンセイバーズアナザーミッション
デジモンクロスローダー
デジモンストーリーサイバースルゥース
デジモンペンデュラムZ
幼年期
成長期
成熟期
完全体
究極体
超究極体
ハイブリッド体
デジモンペンデュラムCOLOR 2 DEEP SAVERS
成長期
成熟期
完全体
究極体
デジモンアドベンチャーにおけるディープセイバーズ
本作のディープセイバーズはダークマスターズの1体メタルシードラモンが率いる水棲型デジモンで構成された軍団で島が点在する海のエリアを支配している。
ホエーモンが抵抗勢力となっており、ハンギョモンは深海では溺れてしまうためにホエーモン側にアドバンテージがある(尤も、メタルシードラモンが出ればそんな事は些細な問題であるが)。
陸の戦いは不利と思いきや、配下はアノマロカリモンのように陸上でもそれなりに活動できるデジモンで構成されており、選ばれし子供たちを海の家に誘い込むなど奸智にも長けている。
主な構成員
ボス
ダークマスターズの中ではメタルシードラモンだけデータ種なのがよくネタにされるが、プクモンだと見栄え的にアレだったのだろうか…。
配下