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カルマーラモン

かるまーらもん

カルマーラモンとは、デジタルモンスターに登場するハイブリッド体のデジモン。
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概要編集

レベルハイブリッド体
タイプ水棲型
属性ヴァリアブル
必殺技ネーロコルソ、タイタニックチャージ
所属ディープセイバーズ(※)

(※)『水のスピリットB』でスピリットエボリューションを行うと、ディープセイバーズのフィールドアイコンを得る(St-745)。


水のビーストスピリットによって進化した、ハイブリッド体デジモン。ヴァリアブル種。


イカのような触手を持つ水棲型デジモン。水中戦だけでなく空中戦も得意とし陸上では10本の触手でヤドカリのように移動する。


必殺技は「タイタニックチャージ」(デジモンフロンティアでは、最初は上手く制御ができず空の彼方へ飛んで行ってしまっていたが、セフィロトモンの体内では制御ができるようになっていた)と、「ネーロコルソ」。


公式設定編集

デジモンウェブ「デジモン図鑑」編集

伝説の十闘士の力を宿した、水の能力を持つデジモン。半人半獣の姿をしており、触手は高速回転して敵を攻撃したり、収束して壁となって本体をガードしたりと攻守に使用される。触手での攻防で勝負がつかないとなると、本体は胴に収納されて巨大イカの姿でパワーアップした攻撃をする。胴部の弾力性は触手に勝り、たいがいの物理攻撃は無効。

水中あるいは空中での行動の方が得意だが、陸上では十本の触手を器用に操り巨大なヤドカリのように動く。性格は魔女のようにずる賢くて短気。

必殺技は口から溶解性の墨を吹く『ネーロコルソ』と、胴部を硬化させドリルのように回転させて敵にぶつける『タイタニックチャージ』。



活躍編集

元々女性型のデジモンとあって、ハイブリッド体の中ではセフィロトモンと同じくアニメでの出番に恵まれている。


デジモンフロンティア編集

CV:寺田はるひ(現:七緒はるひ)

第15話にて、ラーナモンが水のビーストスピリットを入手して進化した。公式イラストと比べると左目に傷跡のような模様が刻まれている。

初登場時にはラーナモンの頃の面影が全く見られないその外見で皆(視聴者含む)を愕然とさせ、特にラーナモンのファンクラブだったトーカンモン達はあまりのショックに、「アイドルの素顔なんて、所詮こんなもんだよな…」と言い残し、ファンクラブを脱退した。

そのパワーでフェアリモンを一蹴し、動けない彼女にとどめを刺そうとするも「タイタニックチャージ」が制御できず、空の彼方へ飛んで行ってしまった。


公式設定通り、煽り耐性はラーナモンより低く、第16話ではシューツモンを捕らえて苦しめたものの、他の子どもたちに「スルメ女」「イカスミ女」「一生彼氏できない」だのボロクソにこき下ろされた際に気が逸れて逃してしまったほど。ちなみに化粧をしているらしく、シューツモンの攻撃で禿げてしまった。


第26話にて、セフィロトモンの「水のエリア」でと三度目の対決を行う。シューツモンを攻め立て、完全に制御したタイタニックチャージで湖の底に沈めるなど一時は圧倒するも、ウィンドオブペインを食らい怯んだところにギルガメッシュスライサーが直撃し断末魔の絶叫とともにデジコードを放出し、ヒューマンスピリットともどもフェアリモンにスキャンされた。


デジモンアドベンチャー:編集

第20話に先行してシルエットで姿を見せ、翌21話で本格的に登場。デザインは『フロンティア』基準。

無数のアルゴモン(幼年期Ⅰ)を使役して航行管理システムからデータを搾取し、灯台型オブジェを介してデビモンの元に転送するとともに、マラッカ海峡で操作を掌握したタンカーを港に衝突させようとした(同時にこの騒動で報道やSNSに溢れたデータも収集していた)。


22話でバードラモンカブテリモントゲモンイッカクモンの一斉攻撃を受け撃破されたかに見えたが、保護色で周囲に身を晦ませていただけで生き延びており、23話でイッカクモン以外の3体を捕縛し、『ネーロコルソ』で痛めつける(不意を突こうとしたイッカクモンもこれで撃ち落とした)も、完全体に進化されると脱出を許し、リリモンの『フラウカノン』をイカの胴体部分に受けて怯んだところにガルダモンの『シャドーウィング』とアトラーカブテリモンの『ホーンバスター』で撃ち抜かれ消滅。データを転送していたオブジェもズドモンに粉砕された。


なお人型部分はアルゴモンを指揮するときくらいしか露出しておらず、移動や戦闘の際は終始収納したままだった。


デジモンゴーストゲーム編集

「ギュルルル…ギュルルル…。世界に広がれ…広がれ…。美しきねじれ……」

「お前達はゲートを通った時、美しき『ギュルルル』を感じなかったのか?ギュルルル〜♪ギュルルル〜♪私は見たわ、ねじれは根源!私は美しき、世界の中・心!」


CV:名塚佳織

第40話で登場。上記の作品と違い公式イラスト寄りで、左目元の模様がなくなっている。

デジタルゲートをくぐった際に『ギュルルル』とねじれそうな感覚に魅せられ、人間界で「ねじれ」の美しさを周囲に知って貰おうと海岸近くの街で音波を拡散し、あらゆる物が螺旋状にグルグルと捻じ曲がる怪奇現象を引き起こしていた。


無機物だけでなく人間や生物、デジモンにも有効で、身体構造を無視してねじれるが痛みはない模様。だが、音波を拡散する度に影響は大きくなり、やがて負荷に耐えられず、肉体が捻じ切れる恐ろしい最期が待つ事は想像に難くない。

ヤモリ人間死霊の群れの時と同じく、影響を受けた生物はデジヴァイスVの疑似空間にそのまま転送されるので、解決策はカルマーラモンを止める事のみ。


カルマーラモン本人に悪意はないが動機や目的が愉快犯的で、人間に身体異常を施してまで「ねじれ」を強要するので少々タチが悪い。発言の際に頻繁に擬音をはさんだり途切れ気味だったりと、幼稚的な印象をしている。


最初のうちは道端のペットボトルや信号機等の無機物、人間でも髪の毛が多少曲がると言った小規模なものだったが、どんどん音波を拡散してねじれを誘発。エスピモンの腕やジェリーモンの胴体に始まり、最終的にはデジモンだけでなくカモメや犬と言った生物や、影響が少なかった人間にまで「ねじれ」の被害が及びだした。

音波を広げつつ泳いでいると、事態を収束させる為に自身を見つけ出したと遭遇し、エスピモンとジェリーモンと交戦。


ジェリーモンの『ビビサンダー』の方向を捻じ曲げる、エスピモンの『モットボム』を『ネーロコルソ』で囲う等相手の攻撃を一切無効化し、音波で海上に竜巻を発生させて圧倒するも、宙と仲直りしようと帰ってきたガンマモンカウスガンマモンに進化。

カルマーラモンは竜巻を合体させた巨大竜巻を放って藻屑に変えようとするも水流を利用されて脱出を許し、更に進化したカノーヴァイスモンの放つ『ドラゴニア』を『タイタニックチャージ』で打ち破ろうとするが、相殺されて自らの身体が真っ直ぐに硬直すると言う異常が発生し、その隙に放たれた『メテオルクス』を受けて敗北した。

だが、その『メテオルクス』の「まっすぐ」な美しさに魅了されてすっかり改心。ねじれたものを全て元に戻した後は、人間界の更なる美しさを探求するために意気揚々と旅立っていった。



前のギガスモン同様フロンティア以降では十闘士なのに悪役としての出番しか存在しなかったが、今作では初めて明確に悪人ではなく、かつ和解可能なデジモンというポジションで描写されるようになった。

余談だが、この『イカ』デジモンの話でジェリーモンが『蛸壺』にジャストフィットしていた…『クラゲ』なのに…。

あと、公式ツイッターによると『ギュルルル』の発音が『ル』が3つで苦労したとか。


また、捻れてしまった生物が『トイ・ストーリー』の『スリンキー・ドッグ』に似てるようにも見えたりする。


因みにこの回ではアンゴラモン瑠璃の夏期講習に付き添っていたので事件調査に参加せず、デジタマモンの回以来、今週の「」がなかったりする。


さらなる余談として後に伝説の十闘士の1体・エンシェントスフィンクモンがアニメ初登場を果たしているが、後に改心したカルマーラモンとは異なり、自らの悪事を悪びれることない根っからの悪人として登場するなど、公式設定とはかけ離れているため、前作まで悪役として登場したカルマーラモンと伝説の十闘士とは思えないほどの悪人として登場したエンシェントスフィンクモンと対比になってしまったのは、何とも皮肉である。


進化ルート編集

登場作品幼年期1幼年期2成長期成熟期完全体究極体
バイタルブレス(ヴォルフモンDim)ボタモンワニャモンギザモンラーナモンカルマーラモンエンシェントマーメイモン


その他進化元編集

  • ラーナモン(スライドエボリューション)
  • 完全体デジモン+水のスピリットB(Bo-735)

その他進化後編集


関連項目編集

デジモンフロンティア

ハイブリッド体 十闘士

ラーナモン(ヒューマン体) ⇔ カルマーラモン


エンシェントマーメイモン:首元のエラや半獣半人型という特徴からカルマーラモンの要素が強く出ているものと思われる。

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