概要
レベル | 完全体 |
---|---|
タイプ | 妖精型 |
属性 | データ |
必殺技 | フラウカノン |
背中に生えた4枚の葉っぱ状の羽で華麗に空を舞う妖精型の完全体。
その愛らしい姿から、女性型のデジモンの中でもかなり人気が高い。
名前は「百合の花」を意味する英単語「lily」から。
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
美しく咲いた花弁から生まれた妖精型デジモン。見た目は人間の子供のような姿をしているが、計り知れないパワーを秘めている完全体のデジモンである。
気まぐれでお転婆な性格で、同じような気質を持っている人間の少女には心を開くと言われている。また、泣き虫で泣き出すと手がつけられなくなるので、手なずけるには努力が必要である。しかし、小さなものや弱いものにはやさしく手を差し伸べる一面もある。背中に生えた4枚の葉状の羽で空を飛ぶことができ、リリモンが飛んだ後は、さわやかなそよ風が吹くという。
必殺技は両腕を前に突き出し、手首の花弁を銃口にして、エネルギー弾を撃ち出す『フラウカノン』。
リリモンX抗体
レベル | 完全体 |
---|---|
タイプ | 妖精型 |
属性 | データ |
必殺技 | スリーピーバッド、フラウカノン |
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
リリモンと真っ向から勝負すると、どんな恐ろしいデジモンでも軽いノリで挨拶され、脅しても軽く一蹴されてしまう。しかし、たまに無視することがあり、無視されたデジモンは逆にショックを受けるという。気まぐれでお転婆な性格に拍車がかかり、恐いものが無く、ある意味最強のデジモンとなっている。
自分が一番になりえる存在と心得ているため、ティアラやリボンで美しく飾り立てているが、泣き出すと駄々をこねて両足で蹴りまくる『スリーピーバッド』を見境無く放ち、ワガママさも断然パワーアップしている。
補足情報
所属
所属勢力はネイチャースピリッツ、ウィンドガーディアンズ、ジャングルトルーパーズの三勢力。
特に『ウィンドガーディアンズ』は初登場となった携帯機『デジモンペンデュラム4』の副題にもなった。
その他の技
- 花の首飾り
『アドベンチャー』で登場。
花の首飾りを掛け、敵を沈静化させる。『デジモンストーリーロストエボリューション』ではHPの回復効果、『デジモンストーリー超クロスウォーズ』では行動不能の回復効果が発動。
- テンプテーション
『デジタルモンスターカードゲーム』や初代『デジモンストーリー』で確認できる技。
ロゼモンのフォービドゥンテンプテーションに相当する技で、花粉で相手に様々な症状を引き起こす。
初代デジモンストーリーでは敵が混乱状態になる効果だった。
- フェアリーバイン
『デジモンワールドデジタルカードアリーナ』より登場。
手首から伸びる蔓で敵を攻撃。
『デジモンバトルクロニクル』初出
- フラワーカッター
花の軌跡が残るサマーソルトキックを放つ。
- サンバーストバイン
体の周囲に荊を伸ばして近づいた敵を串刺しにする。
- サンクレセントキック
花のオーラを纏った蹴りを放つ。
- グリーン・トラップ
回転しながら花をばら撒き、敵を麻痺させる。
活躍
デジモンアドベンチャー
太刀川ミミのパートナーのトゲモン(パルモン)が超進化した姿。
お台場に出現したヴァンデモンとの対決の中で、自らの障害となる8人目の選ばれし子供を捜すヴァンデモンがお台場にさらった子供たちに首実検を始め、さらにダークティラノモンを暴れさせ始める。
この数々の暴挙を怒り悲しんだミミの心と涙に、『純真の紋章』が反応。
トゲモンをリリモンへと進化させ、ダークティラノモンを「花の首飾り」で鎮静化させた。
しかしそこに現れたヴァンデモンが、ダークティラノモンを用済みとばかりに消滅させてしまう。
リリモンもヴァンデモンに挑むものの、デッドスクリームを受けて敗北、戦闘不能となって進化解除すらできなくなってしまう。
植物のモンスター、でかいサボテンと色物枠が続いたパルモン系の進化系の中でも王道の可愛さを持つ妖精という独特のポジションは視聴者に大きなインパクトを与えた。
デジモンクロスウォーズ
CV:菊池こころ
グリンゾーンの住人として登場。
のちにドラゴンランドで再登場。クロスハートと合流した。
バグラモンとの最終決戦では、ボムモンを手にフラウカノンでバルブモンやシールズドラモンを倒す活躍を見せている。
デジモンクロスウォーズ(漫画)
アニメとほぼ同じだが、こちらは初めからクロスハートに加入。
サンフラウモンと仲がいい。
最終決戦にはトゲモンから進化した別個体が登場。
デジモンストーリーサイバースルゥース
イケメンな男の携帯に取り付き、謎の花の写真を増やして混乱させていた。
この写真の正体はリリモンの自撮りであり、イケメンな男に恋したリリモンが彼に振り向いて貰えるためにやった事であり、主人公に倒されるともう迷惑は掛けないと約束した。一方で、彼に女友達があると知ると嫉妬心をむき出しにしており、女の気配を感じたら通話を切ってやるとまで言っている辺り、中々に愛が重い。
男は携帯がデジモンに感染していたと知って最初は驚いていたが、無害になったと知ると放置することにした。なお、男はリリモンがヤキモチを焼いていた事を知ると全く心配はいらないと言い出す。何故ならば男にしか興味がないからとのこと。
デジモンアドベンチャー:
無印と同じく、ミミのトゲモン(パルモン)が超進化した姿。
メタルグレイモンとワーガルルモンに続く形で、アトラーカブテリモンやガルダモンを差し置いて第12話で初進化した。
今回は踵落としなどの格闘ができるようになった他、花びらや花粉を散らしながら飛び、敵の照準を狂わせるジャミング効果を発揮する。
また、必殺技のフラウカノンも、着弾した場所から植物を生やして相手を拘束するようになった。尚、現時点で「花の首飾り」は未使用であるが、その内使用するかも知れないので期待して待とう。
進化
進化先は『デジモンペンデュラム4』の頃からロゼモンとなっていたが、『デジモンアドベンチャー』には登場できていなかった。初代『デジモンストーリー』の頃までは主流だったものの、『デジモンセイバーズ』 でライラモンの進化先と設定されてからはこのルートはしばらくはマイナールートと化していた。
一応、ライラモンには設定上はロトスモンと関連性があるので、そちらが究極体となるようだが、『デジモンセイバーズ』との差別化からか、『デジモンクルセイダー』ではロトスモンがリリモンの究極体とされた。
2013年以降の『デジモンアドベンチャー』シリーズのピックアップに伴い、現在はロゼモン=リリモンの究極体という認識が復活しつつある。このことからロトスモンを究極体に据えるルートは根付かなかったようだ。
一方でララモンとも被らないリリモン独自の進化系としてバンチョーリリモンもおり、こちらはまさかのスケバンとなっている。
その他の進化元
- イガモン/コウガモン(Dα-161)※進化元カードの効果でトゲモン扱いが成立するため。
- エンジェモン(Bo-140)
- カブテリモン+トゲモン+ヤンマモン(デジモンストーリー超クロスウォーズ)
- キウイモン(Bo-786)
- クワガーモン(ポケットデジモンワールド クール&ネイチャーバトルディスク)
- サンフラウモン(デジモンストーリーサイバースルゥース)
- シュリモン(Dα-447)
- スナイモン/パラサウモン(バイタルブレス)
- テイルモン(デジモンワールド リ:デジタイズ デコード)
- フーディエモン(デジモンストーリーサイバースルゥース ハッカーズメモリー)
- ピーコックモン(Dα-447)
- ピッドモン(Bo-213)
- プッチーモン(Bo-786)
- ベジーモン(デジモンサヴァイブ)
- ヤンマモン(Dα-161)
- レッドベジーモン(デジモンワールド-next0rder-)
進化先
- エンシェントイリスモン(デジモンストーリー超クロスウォーズ)※ライラモン+シルフィーモン+ガルダモンとデジフュージョン。
- ケレスモン/ピノッキモン(デジモンサヴァイブ)
- サクヤモン(デジモンワールド リ:デジタイズ デコード)
- スピノモン/ヒュドラモン/ブルムロードモン/ラフレシモン(バイタルブレス)
- ベリアルヴァンデモン(デジモンサークル)
- ホーリードラモン(デジモンストーリーサイバースルゥース)
- マリンエンジェモン(Bo-58t)
- ミネルヴァモン(デジモンワールド-next0rder-)
- メルヴァモン(Digimon RPG)※海外限定のゲーム作品
- リリスモン(Bo-1135)
- ロゼモンX(Dα-494)
- 十闘士※詳しくはスピリットエボリューションの項目を参照。
余談
初代、tri、リブート版でパートナーデジモンの進化系として登場するが、その登場作品全ての進化バンクにおいて他のパートナーデジモンとは違い、花が咲きその中から現れるといった独自演出がされるという特徴を持つ。
大型化していく他のデジモン達とは違い、トゲモン→リリモンは小型になるためだろうか。