概要
レベル | 究極体 |
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タイプ | 魔王型 |
属性 | ウィルス |
必殺技 | ファントムペイン |
右腕や悪魔的部分を除けば数多のデジモンの中でも、かなり人間に近いデザインとなっている。
色欲を司るだけに女性らしい魅惑のスタイルを誇っている。
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
女性の姿をした魔王型デジモンで“七大魔王”デジモンの一体でもある。
元々はオファニモンと同種族だったと考えられており、堕天して “暗黒の女神”と呼ばれるようになった。
妖しくも美しい容姿で相手を惑わし、その誘いに乗ったものは必ず死が与えられるといわれる。
“暗黒の女神”の名に相応しく、悪に対しては寛大であるが善に対しては冷酷非道の施しをする。
右腕の魔爪「ナザルネイル」は触れるもの全てを腐食させる。
必殺技は暗黒の吐息で相手の体を蝕む『ファントムペイン』。
この呪い受けると体の末端からデータが消失し、死してなお、その痛みに苦しむといわれている。
リリスモンX抗体
レベル | 究極体 |
---|---|
タイプ | 魔王型 |
属性 | ウィルス |
必殺技 | ナザルネイル、ファントムペイン、セブンス・ファシネイト |
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
美への執念によりX進化したリリスモンは、うら若くも妖艶な肉体を手に入れた。
その姿は見た者全てを虜にし、そのまま操り人形へと変えてしまうという。
究極の美を手に入れたリリスモンは、その寛大な包容力で甘美なる破滅をもたらす死の女神となった。
必殺技は色欲の冠から力を引き出し広範囲にわたり他者を操る『セブンス・ファシネイト』。
人形と化したデジモンは力を限界以上に引き出され、操ったのちに死へと至る。
最期に輝き消えゆく灯を、リリスモン自身は愉悦と共に見守る。
活躍
デジモンセイバーズ_アナザーミッション
CV:甲斐田ゆき
七大魔王の一人で「愛欲」の魔王。
最強の魔王型デジモンルーチェモン復活のために暗躍した神楽司が、コードを入手するために実の妹の由麻の心を囮に引き寄せた。
友達を欲する余りにレナモンをデジタルワールドから引き寄せた由麻はクラスメイトから「化け物」と虐められており、兄が多忙である故に愛情を欲していた彼女にリリスモンはとり憑いた。
デジタルワールドのリヴリス島にて大門大たちを迎え撃つが、可愛い男の子が好きで大やトーマ、イクトに興味を示していた。
また倒された後に再び復活し由麻との会話を通じて彼女に受け入れられたことを知り、協力をすることを決める。
他の魔王型デジモンとはバトルが発生するが、リリスモンはバトルなしで由麻に力を分け与え、レナモンはリリスモンに進化することが可能になった。
余談だが由麻が小学生故か、「色欲」ではなく、愛されたいと願う心である「愛欲」に変更されている。
デジモンクロスウォーズ
CV:桑島法子
バグラ軍三元士の1人。
配下にダイペンモン、ムゲンドラモンなどといった錚々たる顔触れがおり、パワーより謀略を好む。
ただし、我慢が限界に達すると「爆発」してしまい、周囲デジモンを無理矢理合体させて操る。
かつて女神の騎士団を術で操って同士討ちをさせたことがあり、その生き残りであるバアルモンが命を狙っていた。
アカリの母に化けて氷鏡の幻術を使い洗脳したことも。
彼氏がいない事を気にしているらしく、いい感じになっていたベルゼブモンとメルヴァモンの姿に嫉妬しており、イビルモンにその事を指摘されて激昂していた。(アニメ、漫画版共にバグラモン一筋なので、「自分と主君はそのような関係になれないのに、宿敵ベルゼブモンはそういう幸福を掴めるかもしれない」というのが嫌だったのかもしれない)
劇中、豊満な胸を揺らすこともあった。
第37話ではユウによってイビルモンズ、ブラストモンとデジクロス。
イビルモンが胸と股にデジクロスし、ブラストモンがフレイルになっているというなんとも色物な姿であるが(顔もデフォルメされている)、口から火焔を吐いたり、回転して竜巻を起こす能力を有しており、戦闘力もそれなりに高かったが、クロスハートに押されて撤退する。
自分に力を与え続けるヘルズフィールドでの戦いでは体から火炎のオーラを放つ能力(おそらくヘルズフィールドの火炎地獄の力)でベルゼブモンとメルヴァモンを相手に有利に立ち回るが、ベルゼブモンが右腕に仕込んでいたガトリング砲のゼロ距離射撃を受けてダメージを負い、相打ちになる。
その後、アポロモン:ウィスパードによってヘルズフィールドとブラストモンごと強制デジクロスさせられ、リリスモンが上半身、下半身をブラストモンが構成する魔獣と化す。
ブラストモンの口でなんでも吸い寄せるブラックホールのような力とオメガ・ザ・フュージョンとファイナルストライクスを同時に浴びても全く効果がないほどの頑丈さを持っており、シャウトモンX7のクロスバーニングロッカーで漸く倒されたかに見えたが、しぶとく生きており、最期はベルゼブモンの特攻によってトドメを刺された。
『デジモンストーリー超クロスウォーズ』ではクロスウォーズ版と初代(『リリスモンL』表記)の両方が登場。違いは表情や攻撃する時のグラフィック。
デジモンワールド リ:デジタイズ
『デコード』から追加されたシナリオ、「策謀の魔王編」で登場。デジタルワールドのみならず現実世界までも手中に収めようとするバルバモンの行いを、「世界の力の均衡を崩す行為」だとして看過できずに動き出す。
そして力の均衡の折り合いを自分達魔王の間で取り決めたいがために、バルバモンを止めようとする主人公達を邪魔な存在だとみなした事で、戦闘となる。
ちなみに勝利後は、途中から乱入してきたリリの手にリリスモンへの進化アイテムが渡り、クリア後のコロシアムでリリスモンをパートナーとした彼女に勝利する事で、リリスモンへの進化アイテムが手に入り、更に進化コードが解放される。
デジモンゴーストゲーム
「わちきを“天使”のいる所まで連れていきなんし」
「所詮、ぬしらも皆、こちの世界に連れて来られたのでありんしょう?デジタルワールドから誰彼構わずこちに送り込む、“あやつ”の動きは気に入りんせんが、わちきには関係のない事」
CV:園崎未恵
第57話に登場。常に冷静沈着な性格で、その花魁のような見た目に違わず廓詞で話す。
配下としてケルベロモンを引き連れている。
原作設定の七大魔王所属かは不明(公式サイトでは七大魔王の一体と解説されている)だが、成長期と完全体デジモンを寄せ付けないオーラを放ち、高速移動、自在にデジタルゲートを開き異なる人間界の移動が自由に行えるなど究極体上級クラスに相応しい自力を兼ね備えている。
またこれまでのゲーム作品や「クロスウォーズ」版などでは、自ら積極的に戦闘には参加せず策略を主にするタイプであった為、七大魔王系統デジモン内でも戦闘シーンが少なかったが今作では自身の爪と蹴りを主体とした素手の格闘戦を披露しており、シリウスモンと互角に接近戦を繰り広げるなど身体能力の高さも披露している。
アンゴラモン曰く、デジタルワールドでかつて同類だった天使系デジモンの襲撃を繰り返す「天使狩り」を行う凶悪なデジモンの一人として知られており、飛ばされた人間界でもそれを決行しようと画策。
神父やシスターといった「天使」にまつわる職種やその単語を口にした人間を、ハッキングした自動運転機能が備わった黒いタクシーに連れ込み、天使のいる場所に案内させようとした。
目を付けられた人間はリリスモンの干渉によって身体の自由が利かず彼女の思い通りに操られる上、吹き付ける『ファントムペイン』でじわじわと呪いに蝕まれ、やがてミイラのように干からびた状態に陥ってしまう。
そうして使い物にならなくなった人間を無造作に捨てては次の天使の在処を知る人間の拉致を繰り返しており、巷で噂の都市伝説「幽霊タクシー」として広まっている。
拉致した神父が『ファントムペイン』で行動不能に陥ったため、女子高のクリスマス歌劇を鑑賞し、ふと「天使」と口にしてしまったコタロウを次のターゲットに定めて出現。
操って車内へ強引に連れ込み、彼とガンマモンに『ファントムペイン』で呪いを施したうえで「天使」の居場所を案内させる為にタクシーを走らせる。
するとコタロウから鬼気迫る連絡を受け取り、瑠璃や清司郎達に協力を仰いで事件を解決しようと宙に発見され、エスピモンの『モットボム』で足止めされる。
更に呪いに抵抗するガンマモンにコタロウの救出を許し、ケルベロモンもラモールモンやテティスモンらに戦闘不能に追い込まれ、挙句の果てにギンリュウモンが連れてきたバクモンの力でガンマモンの呪いを解除される。
こうして度重なるトラブルや部下を攻撃されたことでリリスモン自ら外敵を排除すべく参戦。魔王型デジモンに名に恥じぬ凄まじい殺気や戦闘力を見せつけラモールモンとテティスモンを「ナザルネイル」の腐食毒で戦闘不能にし、カノーヴァイスモンが究極進化したシリウスモンも進化に慣れていないとはいえ最初のはうちは善戦するも、相手の凄まじい習熟能力で自分の動きが読まれ始める。
ならばと「ナザルネイル」を繰り出すが、身を犠牲にしても攻撃できるチャンスを逃さなかったシリウスモンの『コスモブレード』を諸に食らい、右側の角を折られた。
しかしリリスモンは先ほど見た彼の片鱗も鑑みて、シリウスモンのことを大層気に入り、仲間にしてやると言葉巧みに勧誘しようとする。
案の定、シリウスモンから断られるが態度を崩さず、生成したゲートからケルベロモンを連れてデジタルワールドへと退却していった。
「ぬしの事、諦めんせん。また逢いましょ」
シリウスモン「何度言われても同じこと!」
「ぬしはそうじゃろうが、もうお一方はどうでありんしょうかえ?」
事件が解決し、各々が毒の治療や他の人間の呪いの解除に動き出す中、宙はリリスモンや前回のクズハモンの発言からゲートを操作し、無差別にデジモンを人間界に送り込んでいる存在がいるという確信に一人至るのであった。
ちなみに、本当に人間界にクラヴィスエンジェモンという天使デジモンが来ていたことがのちに判明(他にはマンティコアモンを回収しにきたダルクモンなど)。
クラヴィスエンジェモンも究極体をあっさり倒せる屈指の実力者であり、鉢合わせしなかったのはお互い幸いだったかもしれない。
CVの園崎未恵氏は前作のデジモンアドベンチャー:でオファニモンを担当しており、闇堕ち前と後を担当したこととなる。
担当声優も自身のTwitterにて「オファニモンとリリスモン、元々は同種族と言われていて、テイルモンの進化がもしも…なんて話を収録の時にしてました。」と言及している。
進化ルート
カードゲームシリーズでは他にリリモン、ライラモン、バステモン、アルケニモンなどの女性型から進化する。また、オファニモンから闇堕ちするルートもあったりする。
関連イラスト
関連タグ
リリス…元ネタ。色欲の象徴悪魔はアスモデウスだが、象徴動物のサキュバスが自身の子供達とされるリリムと関連付けられる事がある。
紅婦人…ゴーストゲーム版と声優が同じで花魁の悪役