「寮内では寮長、校内では先輩。使い分けの徹底を頼むよ?」
「僕はヒーローじゃないし、今だって逃げ出したいけど……諦めない、今日は諦めないぞ……!!」
CV:石田彰
概要
『デジモンゴーストゲーム』の主要人物の一人で、私立葉櫻学院に通う14歳の中学2年生(後に3年生に進級)で、同校における男子寮の寮長も務めている。
アメリカの大学院を飛び級で卒業した天才だが、現在は日本の中学に戻り、割と一般的な学生生活を営んでいる。
プログラミング技術も秀でており、ネットワークを簡単にハッキングする事も造作も無い。
その経歴からか、他人に対してはやや上から目線なナルシストの気がある不遜な性格。
ただ、偉そうな物言いながらも能動的に嫌味を言う事は無く、寮長としての責務や失態の精算はきっちり果たす等、責任感はかなり強い方。
また、立場をしっかり区分けしたいタイプらしく、後輩達に学校では「先輩」、寮内では「寮長」と呼ぶように釘を刺している。
正確には学位をもらっているので学校の授業は免除されており、平日でも寮の自室にいることが多く、宙が学校に行っている間は彼からガンマモンを預かっている姿がよく描かれている。一方、一人前の現役学者および技術者として、日本のあちこちへ出張に赴く話もまた多い。
一見クールそうに見えるが、実際は喜怒哀楽の激しい愉快な人物で、web小冊子にも「残念なイケメン」キャラと書かれる程。
実際帰国の理由も、日本の漫画やアニメが恋しくなったホームシックから。右手に包帯を巻いているが、実際に怪我してるわけではなく単なる厨二病の産物である。
こういった点から学生達からも嫌われてはおらず、「面白い人」と評されている。
加えてかなりのビビリであり、特にオカルトが大の苦手で、怖い話が関わると普段の態度が一変し、必死に否定したり自分に被害が及ばないよう奮走する。恐怖心が絶頂に達すると、「カンスト」を引き起こして気を失ってしまう。
第1話では口縫い男の事件が学院で起きた際、自らジャージの下にお祓い用のお守りを大量に付け、事件に関わった宙にもその中の一つを渡していた。…何故か安産祈願のお守りだった辺り、慌ててかき集めた事が窺えるが。
また第5話では自分の身に起こる怪奇現象に耐え切れず、自作で作った「バーチャルお守り」をあらゆる所にハッキングして設置したりもしている。
そして、そんなキャラを面白がったジェリーモンにいつしか付きまとわれており、彼女が盗んできたデジヴァイスによってパートナーにさせられた事で、自身もデジモンの世界へ関わっていく事になる。
このように怪奇現象に対してはビビりまくるが、それが過ぎて一度スイッチが入ると覚醒。
まるで漫画の主人公の如く勇敢かつ潔い振る舞いとなって事態を解決するが、一種のトランス状態らしく本人は覚えていない模様。通称「限凸」
第29話ではトロピアモンから毒を得たコドクグモンに襲われた弾みで限凸状態となり、コドクグモン達を一掃するものの、元凶であるトロピアモンと対峙する直前に転んだことによって元の弱気な自分に戻ってしまう。
その際喰らっていた毒が身体中に回ったこともあって一時は諦めかけるが、今までどんな脅威を前にしても立ち向かってきた宙と瑠璃の姿を思い出し奮起。
その強い決意がテスラジェリーモンをテティスモンへと超進化させた。
ちなみに外見が作中作のアニメ『アカデミックバスターズ』に登場する「ジーニアス」というキャラクターに似ているらしく、それで迷子の女の子を安心させたことがある。
メインキャラの中ではホログラム・ゴーストによってわりと洒落にならないぐらい被害にあっており、特に臨死体験したこたでセピックモンに目をつけられ、本当に死にかけた事もある。
余談
演じる石田はかつて『デジモンアドベンチャー』のウィザーモンを演じていた。
数少ない「男性テイマー」と「女性的なデジモン」のコンビ。アニメシリーズでの非メインキャラでは北川健太とマリンエンジェモンがいるが、メインキャラクターでは初である。
関連タグ
城戸丈:パートナーが水棲系、メインメンバー最年長、ビビリ
トーマ・H・ノルシュタイン:飛び級で大学を卒業した天才、実は年齢も同じ14歳