トロピアモン
とろぴあもん
ジャングルに棲息するドラゴンのような見た目をした植物型完全体デジモン。
様々な樹木・果実のデータを取り込み、派手な見た目に進化したと思われ、あらゆる果物を混ぜ合わせたような体の匂いも強烈で、慣れない者はそのキツさに気絶してしまうほどでさらに羽根の役割を果たす葉から分泌される雫は、鉄をも溶かす程の強い毒性を持っている。
必殺技は、首の花びらから爆発する花粉を大量に飛ばす「ペタリーカーネイジ」と体内で熟成され、仮に吸い込めば吸い込んだ者を内側からドロドロに溶かしてしまう強烈な毒ガスを口から吐き出す「トロピカルヴェノム」。
デジモンアドベンチャー:
デジモンアニメシリーズでは、今作が初登場となる。第40話に登場。
部下のフライモンたちを引き連れて進化前のポームモンの群れが住むジャングルを侵略し、捕まえたポームモンをあろうことか果物に変化させ、完熟させてから食べようとしていた。助けにきたメタルグレイモンとバードラモンに対しても優位に立ち回り、太一とメタルグレイモンも果物に変えてしまう。
しかし、囮を引き受けたガルダモンに気を取られているうちに、空とポームモンに捕獲していた獲物を全て解放され、空が蹴飛ばしてきた果実とポームモンたちのラピッドシードを詰め込まれ、メタルグレイモンとガルダモンにトドメを刺された。
登場した時こそ見た目と裏腹にウイルス種であり驚かれたが、その(野生の食物連鎖の上位生物であることを抜きにしても)鬼畜じみた動向と、当たったものを溶かしてしまうトロピカルヴェノムの乱射により、ウイルス種に相応しい悪役っぷりを見せつけた。
ちなみに、果物に変えられたメタルグレイモンと太一は、体色のオレンジ色と頭部の角の形状を残したものと、シャツの青色にゴーグルと特徴的な頭髪の形状を残したものとなった。
・・・・・・気になる味はデジタルワールドの神のみぞ知る。
デジモンゴーストゲーム
「邪魔はさせない」
CV:山田真一
第29話に登場。
デパートに突如出現し周辺を毒の花粉で覆った。
この花粉を人間が吸ってしまうと、口から緑色の炎を吐き出したのちに倒れてしまう。しかも通信を遮断する効果があり、現実世界でのスマホといった連絡手段は一切使えなくなる。
さらに、身体中にコドクグモンを纏わせていて、毒を吸収したコドクグモン達が人間を襲う二次被害を引き起こしてしまったが、本人にとっては不本意だったようで戦闘前に「鬱陶しい」と身体に纏わりついていたコドクグモンを『トロピカルヴェノム』で一掃している。
迷子の少女"結菜"(CV:和多田美咲)を親元に帰そうと奮闘する清司郎とジェリーモンによって擬似空間を展開された事で、せっかくばら撒いた花粉を消した邪魔者だと判断し対峙。
強力な毒を持つ相手にテスラジェリーモンも安易に近づけず、清司郎は道中でトロピアモンの毒を吸収していたコドクグモンに噛まれて身体中に毒が回っており、既に限界が来ていた清司郎は毒に蝕まれて倒れてしまう。
しかし、宙や瑠璃の勇姿を思い出し、怖くても勇気を出し立ち上がったことでその想いに呼応し、テスラジェリーモンがテティスモンに超進化。『アドゥワールド』で距離を詰められ油断した所を『ドクテアーゼ』で毒を無効化され沈静化。清司郎や他の人々の毒も解毒された。
戦闘後、清司郎達とも誤解は解けて事情を聞いてみると、どうやら仲間とはぐれてしまったようで目印として花粉を撒いていたとのこと。
その花粉が消えて途方に暮れていたが、無事に自身を見つけ出したトロピアモンの仲間が出現。花粉を出す時は人がいない所で出すと約束して意気揚々と飛び去っていった。
声は厳ついが「僕」と言う一人称や、今回の事態を引き起こした目的からトロピアモンの中でも幼体の個体と予想され、意外と話し方もフランクである。
(幼体といっても完全体だが…テイマーズのツチダルモンやフロンティアのコクワモンのような前例はいるが。)