概要
レベル | 究極体 |
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タイプ | 魔王型 |
属性 | ウィルス |
必殺技 | パンデモニウムロスト |
得意技 | デスルアー、地獄の火炎 |
長い顎鬚を生やし、宝珠を咥えた髑髏の魔杖「デスルアー」を持つ、老いた魔術師のような姿をしたデジモン。各メディアでは司る罪ゆえに黒幕扱いされることがしばしばある。
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
長い髭の老人の姿をした魔王型デジモンで“七大魔王デジモン”の一体。
悪魔の巣窟であるダークエリアの中心部に存在し、堕天使型デジモン達を操って悪の限りを尽くす。ネットワーク内に存在するあらゆる財宝に執着し、物欲のためならば手段を問わず、一欠けらの財宝のためにデジモンを殺す強欲で残忍な性格。
堕天使型デジモンの他に、究極体のデスモンを造作もなく操る七大魔王屈指の狡猾な策略家でもある。
必殺技は生きては戻れない地獄へとデジモンを誘い、邪悪化させる魔杖『デスルアー』と、ダークエリアの邪悪のエネルギーを一斉解放し、全てを焼き尽す超高熱爆破『パンデモニウムロスト』。尚、ベリアルヴァンデモンの必殺技『パンデモニウムフレイム』でさえ、このエネルギー量の極一部でしかない。
バルバモンX抗体
レベル | 究極体 |
---|---|
タイプ | 魔王型 |
属性 | ウィルス |
必殺技 | デスルアー、パンデモニウムロスト、セブンス・ジュエライズ |
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
魔杖デスルアーを右腕と融合させて魔力を直結し、より巧みな技を操れるようになった。
必殺技は右腕で抉り取った敵のデジコアを強欲の冠で宝石へと変えてしまう『セブンス・ジュエライズ』。強いデジモンであるほどに宝石が輝くため、戦う価値があるかを品定めをする。
右手から顕現させる強欲の冠の輝きは、強さの証であり自慢のコレクションである。
活躍
※七大魔王デジモンでは唯一、2020年時点までアニメ作品への登場を果たしていない。
デジモンネクスト
人間に好きなように殺され続けるアートデジモンの不幸と人間の横暴からデジモンの未来を守るための革命の必要性を訴え、世界を新生する力を持つ存在「NEO」を誕生させようとシステム界を強奪して、さらに世界に散らばる「デジメモリ」を手に入れようとするが、その実はデジモン達の命を奪うことをなんとも思っていない卑劣漢。アンコクのデジメモリの持ち主であり、削除部隊の首領を務め、自らの計画に必要なデジメモリを内包する龍野ツルギ達のパートナーや賢者達を狙って様々な手先を送ってくる。
ユグドラシルのボディと同化しており、顔のように見える部分は実は面である。
パンデモニウムロストでダークエリアの最下層を顕現させ、弱ったものから業火で焼き尽くしていく恐ろしい能力を有する。
最期はビクトリーグレイモンのドラモンブレイカーで一刀両断され消滅したが、死に際にNEOを誕生させた。
デジモンワールド リ:デジタイズ
『デコード』から追加されたシナリオ、「策謀の魔王編」で登場。デジタルワールドと現実世界の両方を手中に収めようとしており、その一環としてルーチェモンを幽閉・拷問し、更にもう1人の適正者たるリナを現実世界から召喚したりと、謀略を巡らせ裏で暗躍していた。
怒りと憎しみでフォールダウンモードに進化したルーチェモンに、リナが今まで集めた魔王の力を注ぎ込みサタンモードへと進化させた直後、バルバモンの暗躍を知りながら今の今まで泳がせていたデーモンによって不意打ちを喰らい、倒されてしまった。
デジモンセイバーズ_アナザーミッション
ミラージュミュージアムのボス。一人称は『余』で尊大な口調で話す。
強欲を司る魔王なのだが、正直影は薄い。
というのも、依り代にした少女がバルバモン以上に強欲であり、自分を着飾る事に余念がなく、その為にイケメンの彼氏を欲しがっただけでなく、ヨシノを「おばさん」呼ばわりし、我らが兄貴相手に「顔がガサツな野蛮人」(兄貴も端正な顔の父親と美人な母親の血を引いている以上、充分イケメンの部類だと思うのだが…)とまで言ってのけるとんでもない女であったからである。こっちの方がよっぽど魔王である。
デジモンストーリー
第1作に隠しボスとして登場。2作目には登場しなかったが、3作目の『ロストエボリューション』からは本格的に育成が可能なキャラクターとして参戦している。
DS最終作となる『超クロスウォーズ』において敵対勢力rogueの親玉として登場。何気にズィードミレニアモンが部下にいるが、クロスウォーズではよくあることである。
このバトルでは二体に分身してタイキ達を襲うが、光属性の技を覚えたメンバーを育成しておけばそこまで強力な相手ではない。
ROUGEのデジモン達の残滓を使ってアルマモンを復活させるが、自我の強いアルマモンを制御が出来ずに消滅させられた。目的の詳細についてはアルマモンの項目にて。
デジモンストーリーサイバースルゥース
CV:佐藤正治
使用可能デジモンの1体に登場。
能力は典型的な魔法アタッカーであり、『ウィルス種×闇属性』の相性から『ワクチン種×光』の物理アタッカーにはとことん弱い。
また、同じ七大魔王のリリスモン及びルーチェモンに比べ、必殺技の火力にも劣ると、一見してハズレに見えるが、必殺技のパンデモニウムロストは『ダメージの20%分のHP吸収』の追加効果に加え、専用SSの『強欲』は『HP・SPの吸収率を20%上昇』させると言うシナジーがある為、意外にしぶとく立ち回れる。
デジモンネクストでは出来なかったダークドラモンと組ませてやるのも面白い。
他にはチャプター15『パラレル・ワールド』のボスの1体として登場し、その時のCVは大御所の佐藤正治氏が演じる。
暴走するスレイプモンを静める為、アルフォースブイドラモンの力が必要になるも、次元の狭間にて消息を絶ってしまい為す術もない主人公に、杏子が「パラレル・ワールドのアルフォースブイドラモンを連れて来る」と言う手段を教えて貰いそれを実行、到着したパラレル・ワールドの新宿地下鉄構内にて(世界観は上記にある『デジモンワールド リ:デジタイズ』のもの)で、リナとブイブイと共に戦う事になる。
しかし、蓄えた力で大大魔王になると宣言したり、主人公たちを配下にスカウトし、仲間になった暁には世界の半分をやろうと持ちかけるなど七大魔王の肩書きに反して小物臭い言動が見られる。極め付けはリナに不意打ちで顔面蹴りを喰らう始末である…(しかも結構効いている…)。
基本的に単体の攻撃魔法でこちらを攻めるが、上記の必殺技を使用する際、必ず『魔力を一斉解放!』で知力を上げる為、それを見たら防御すると被害を抑えられる。
但し、デバフ効果の必殺技を持つデジモンを加え、逆に一気呵成に攻め込むのもある。
上記のバフは『知力以外は逆に下がる』デメリットもあるので、デバフ技を使えば逆に弱体化する為、戦力次第ではバルバモンの必殺技を使わせる事なく倒すのも可能。
進化ルート
基本ルート
(※)旧デジカでは完全体デジモンとのジョグレスでバルバモンに進化した(Bo-1133)。
デジモンリアライズ版
やはりというか悪魔系から進化する傾向にあるが、このデジモンは他の魔王とは異なり、ベルゼブモンと進化ルートが被ってしまうというケースが往往にしてある。旧カードゲームではベルゼブモンの成長期であるインプモンからブギーモンに派生していくルートがあったり、デジライズ版では成熟期までがベルゼブモンのルートと丸かぶりという具合である。というか成長期がピコデビモンの時点でデーモンと被っている気がしないでもない(彼にはツカイモンを置いて、リリスモンにプロットモンを配置すれば被りはなくなる。あるいはSt-791のようにブギーモンの進化前にマッシュモンを置くという手もある)。
『ロストエボリューション』に至っては七大魔王最強のルーチェモン:FMから進化していた(余談だが、ルーチェモンは分岐進化でデーモンにも進化できていた)。
なお、デジモンリアライズ版でヴァンデモンが進化元に採用されたのは旧デジカで進化元に採用していた時期があったから(Bo-1113)。
しかも、彼は進化元のデジモンが多すぎてどれが基本ルートなのかわかりにくいという難点があったりする。
上記以外のデジモンで進化元に採用されていたのはケルベロモン、キュウキモン、バステモン、デスメラモン、マミーモン、カラテンモン、ブルーメラモン、シャウジンモン、ドウモン、ファントモン(Bo-1113、Bo-1068、Dα-459、DM-143、Bo-1091)となっている。
関連イラスト
関連タグ
バルバトス…元ネタ。本来、強欲の象徴悪魔はマモンだが、それだと名前がややこしくなるデジモンが居た為に、変更されたと推測される。『“魔術師”の“財宝”の隠し場所を知っている』と言う逸話が、デザインと設定に反映されている。