データ
属性 | ワクチン |
---|---|
世代 | 成熟期 |
種族 | 天使型 |
必殺技 | ラ・ピュセル/バテーム・デ・アムール |
概要
女性型天使デジモンで、天使型デジモンのヒエラルキーでは下位三隊 「聖霊」の最下位に属しており、エンジェモンとは同格の立場にある。
軍団の中では常に先陣を切り、「戦場の女神」の異名を取る。必殺技は「ラ・ピュセル」を使った剣技「バテーム・デ・アムール」。
姿形は天使だが、デザインはマスクの造形からか、アグニモンなどに似た原始的な印象を与える。杖はヒポグリフォモンの首飾りと同じ形の装飾が施されている。
マスクの造形からか目付きは鋭い印象を受けるが、令和版のデジモンカードゲームを見る限りではどうやらそうでもないらしい。
モチーフはジャンヌ・ダルク。究極体枠のムルムクスモンのモデルたる悪魔ムルムルの名前は『ささやき』を意味しており、下記やフロンティアでの進化ルートを聖女が悪魔の囁きに耳を貸してしまった姿と解釈した場合、かなり皮肉が効いている。
アニメ作品での活躍
デジモンフロンティア
CV:上原多香子
劇場版に登場。ヒポグリフォモンを首領、グリズモンを副官とするビーストデジモン軍団と対をなすヒューマンデジモン軍団の首領で、ディノヒューモンを腹心に控えている。アグニモンを思わせるマスク造形も映画の展開上、意図的なものだろう。
あまり無意味な戦いを好まない性格のようだが、両陣営の対立を煽っているようにも不可解な動きを見せており、ヒポグリフォモンに進化する姿を見られた事から、泉達に正体を看破され、ムルムクスモンとしての姿を表す。その目的はデジモン達を殺し合わせてデジコードを回収し、オニスモンを復活させる事にある。
上原多香子の声優初挑戦作品だが、別のアニメ映画に出演した際にはそちらで声優初挑戦を謳っている。
つまりどういう事なのかと言うとお察しください。(検索サジェストでも「ひどい」という言葉が出てくる。)
デジモンゴーストゲーム
「二度と同じ事は起こさない。ダルクモンの名において」
CV:斎賀みつき
第35話に登場。
テレビシリーズに登場するのはこれが初めてとなり、クアトルモン同様、紛い物ではなくて本物が本作で初デビューを果たした。
一夜町で『人狼』と恐れられていたマンティコアモンの本来の使役者。経緯は不明だがマンティコアモンを誤って野に放してしまい、居所を探していた。
ラモールモンに圧倒されて満身創痍だったマンティコアモンを制止し、彼が誤って食べていた「ヒトオオカミの伝説」のデータを削除して正常に戻し、マンティコアモンを連れてどこかに帰還していった。
また、第57話ではアンゴラモンのイメージでピッドモン、ルーチェモンらとシルエットとして確認できる。
ちなみに、斎賀氏がデジモンのアニメに登板したのはクロスウォーズ以来2度目である。
進化ルート
デジモンフロンティア版
プロットモンベース(新デシカ)
上記の通り女性天使型なのに最終的に悪堕ちしたおっさんのムルムクスモンが進化系に据えられており、割と可哀想な立場である(カードゲームではヒポグリフォモンに進化できる一方で、ムルムクスモンにはならないのが救いか。)。
ちなみにルーチェモンからも進化するルートもあるという優遇されてるのか、そうでないのかよくわからない扱いを受けている(コイツも闇落ちしたデジモンとして悪名高い為)。
悪堕ちしないルートだと同じ女性型天使デジモンであるエンジェウーモン辺り(そして、究極体はオファニモンやホーリードラモン、ラブリーエンジェモン辺り)になったりするのだろうか?
あるいは元・天使型デジモンであるチョ・ハッカイモンという線もなきにしもあらずである。(ただしチョ・ハッカイモンも「悪堕ち」とまでは行かずとも、いたずらで天罰を受けて豚の着ぐるみにされた設定を持つ。偽物とはいえ悪事を働いたことがある者には相応しくも救いのある末路であろう…。)
またヒポグリフォモンとしての素材を活かすならそのままグリフォモンやスーツェーモン、オニスモンと言った逃げ道は豊富にある。天使要素を重視するならヴァロドゥルモン辺りが適任だろう。
ちなみにオニスモンルートだと下記の映画で復活させようとした存在に自らがなるという形になる。
ペンデュラムZだと何故かデュラモンに進化するという謎の立ち位置を得たが、よくよく考えれば金色だし聖剣だしデュランダルもフランスの伝説だし意外と合ってるのかもしれない。
まあ正義のダルクモンのままなら本人的にムルムクスモンになるよりかは遥かにマシだろう。
ちなみに現在では上記のサンゾモン→ウェヌスモンルートで定着しつつあるので、色々丸く収まりそうである。