概要
携帯機の『デジタルモンスターver1』に初登場。
公式設定
有史以前の世界に存在した古代の恐竜のようなデジモン。
発達した2本の腕と巨大な尾で全ての物をなぎ倒す。
知性もあり、おとなしい性格のため、とても手なづけやすい。
そのため、初級テイマーからは重宝がられ、だいじに育てられることが多い。
もっとも基本的なデジモンの代表的存在と言えるだろう。
必殺技は身体の色と同じ、深紅の炎を吐き出す『ファイアーブレス』。
X抗体版
X進化の影響でより恐竜らしいフォルムに変化した。より育成難易度が上がった分、戦闘力も向上しており、体を丸めて背中のヒレで切り裂く「クラッシュローリング」やファイヤーブレスの強化版「クリムゾンブレス」を新たに習得した。
補足情報
『デジタルモンスターカードゲーム』ではネイチャースピリッツ、ナイトメアソルジャーズ、メタルエンパイアに、続編の『デジタルモンスターカードゲームα』ではドラゴンズロアという勢力に属している。
得意技は他に爪で切り裂く「スラッシュネイル」、『デジモンワールド デジタルカードバトル』で追加されたキック技「ダイノキック」、突進技「ワイルドバスター」がある。
作品での活躍
デジモンアドベンチャー
初登場は18話。エテモン配下のデジモンで、ピッコロモンのもとで修行する子供たちを襲撃したが、グレイモンにブレーンバスターで倒された。
その後もエテモンの配下として他の複数、現実世界の異常の原因、ゆがみの影響で出現したものなど
多くの個体が登場した。
デジモンアドベンチャー02
第3話で初登場。イービルリングに操られて大輔たちに複数対で襲い掛かるが、アーマー進化したペガスモンとネフェルティモンによって正気に戻った。
第40話ではクリスマスの東南アジアに出現し、現地の選ばれし子供であるディエンに誘導されて、中国へ向かった。
デジモンアドベンチャーVテイマー01
スターモンの仲間のスターズJrの1人。
デジモンネクスト
金田勝がゲームで操るデジモン。しかし敗北してしまい削除されてしまう。
またかつてザンバモンの斬龍丸に斬られたデジモンの中にも姿が確認できる。
デジモンアドベンチャー:
亜種のダークティラノモンはメタルティラノモンに遅れること38週目にして第47話でようやく登場。ノヘモンが守っていた水場を独占しようとするガオスモンの弟分で、水場を守ろうとしたノヘモンの腕に噛みつき負傷させた。ガオスモンが攫った丈を太一に救出され、相手のミニデカチモンの勢力も現れ抗争が勃発する中、ノヘモンの手で弓矢を撃たれ因縁にケリをつけられる。戦いが終わりノヘモンに矢を抜いてもらった後、彼を気に入り新たな兄貴分とした。64話ではガオスモンやミニデカチモンとも仲良くしているようにも見える。
なお、ティラノモンはアグモンの元進化系であるが、ガオスモンはクロスウォーズグレイモンの進化前と思われる関連種である。
デジモンリアライズ
スパイラルの影響で暴走したデジモンで、レッパモンやドルガモンを相手に引けを取らない戦闘力を持つ。
アグモンが進化したグレイモンと対決し、説得を試みたが、終ぞ正気に戻る事はなく、スパイラルの干渉でスカルグレイモンに暗黒進化してしまった。
シーズン2の終盤で復活し、アグモンたちに借りを返すためにスパイラルと戦った。こちらでは正気に戻った事で会話能力が戻っている。
デジモンワールド
危険なエリアであるダイノ古代境に迷い込む者が現れないように見張る門番。
プレイヤーに倒された後にファイル島の状況を聞いても門番の仕事を理由に街への参加を渋るが、後からやってきたティラノ師匠に説教され、街へ参加。
街ではレストランを担当してくれる。
多くの場合初の成熟期ボスとなる。ステータスが相応に高い上に強力な技を使うので苦戦は必至。せめてパートナーも成熟期に進化させてから挑みたい。
また、ティラノモン戦があるマップにはトイレがあるが、なんとトイレより手前でティラノモンとの戦闘イベントが発生してしまう。
トイレに釣られて戦闘準備を怠ったプレイヤーを刈り取る罠となってしまう事も。
プレイヤーの育成デジモンも進化できる。同じく恐竜型のグレイモンがメインが火炎属性・サブに格闘属性なのと逆に、メインが格闘・サブが火炎と差別化されている。
進化先はメタルグレイモンとメガドラモン。どちらもメイン属性が機械であり使用可能な格闘技が少ない上にメガドラモンは火炎属性も持っていない。
この事から技を引き継ぎ辛いため、序盤に進化してしまうとやや辛いかもしれない。
デジモンプロジェクト
【WELCOME TO DIGIMON WORLD】 デジモンプロジェクトムービー/DIGIMON PROJECT TRAILER
ではアグモンのいる部屋から窓越しに登場。団地に現れ子供達やアグモンの視線を集めていた。
デジモンプロジェクト2021【EP2:Digimon Identified Memory】ではエリアボスとして登場。
進化したバルクモンには攻撃が通用せず敗れた。
続編の【EP3:VITAL BRACELET Lab】、【Next Chapter : DIGIVICE-V-】ではモブとして登場。
デジモンサヴァイブ
百束タクマのパートナーであるアグモンの分岐進化系の一つとして登場する。
口調は田舎っぺ風で一人称は「オイラ」。主人公のパートナーであるアグモンが進化するというだけあってちょっとした話題となった。
DIGIMONLIBERATOR
デバッグチームの1人リュウタロー・ウィリアムズのパートナーデジモン。武人めいた口調で話す。豪快で正義感の強い性格。
派生種
ダークティラノモン(通常種/X抗体)
メタルティラノモン(通常種/X抗体)
ディノレクスモン(名前にレックスとあり、派生種と思われる)
余談
初出からもわかるようにデジモンの中でも初期のデジモンで企画の「恐竜を連れて歩きたい」(もしくはそれが子供の夢)という考えをベースに渡辺けんじに最初に描かれたデジモン(アグモンも同様)。
玩具の液晶画面の都合もあり怪獣、恐竜系という事情もあったという。
それ故にパッケージを飾っておりシリーズの看板デジモンと言える。
初代携帯機ver1では「グレイモンはエリートで、普通のアグモンの進化はティラノモン」的な位置づけがされている(グレイモンはトレーニングが多く、キチンと世話をしたアグモンだけがなれるし、成熟期の時期ではティラノモンよりも強い)。パッケージを飾ったのも渡辺けんじによれば一番普通(メインではない)という事情らしい。それにもかかわらず普通に育成しているとグレイモンやデビモンにアグモンが進化してしまう為、グレイモンよりよっぽどレアだった。
それ故に看板デジモンでアグモンの進化先であったがアニメ以降はグレイモン系が主流となり派生系があまり追加されないことが度々一部ファンからは嘆かれネタにもされていた(といっても携帯機の時点で普通ラインと設定されており、アグモンもアグモン→グレイモン→メタルグレイモン(ウィルス種)と外見や名前から正統進化とでもいうべきルートが存在していたことからグレイモンに立場を取られたという認識はやや異なる)。
かつてはティラノモン系統の究極体は存在しておらず、ゲームなどではムゲンドラモンやキャノンドラモンが究極体として扱われることがあった為、それでも基本的なデジモンの代表的存在として活躍していた。
だがついにニンテンドー3DSのデジモンワールド リ:デジタイズ デコードで、
「ティラノモンは記念すべき最初のデジモンでありながら、最近のシリーズでは登場機会が減っていました。本作ではこれまで支えてくれたファンに応える意味も込めて、ティラノモンを登場させるだけではなく「新規に“究極体”を出したい」と相談させていただきました。」として究極体デジモンのラストティラノモンの登場によってティラノモン系統に究極体が登場することになった。
完全体から究極体になるに伴いサイボーグから竜人になるグレイモン系統と違い、ティラノモン系統は全体的に機械系・サイボーグ系デジモンに進化していく傾向にある。
ラストティラノモンの存在や前述のデジモンプロジェクトムービーではアグモンの次に登場しそこでタイトルに切り替わる演出、デジモンカードゲーム テイマーグッズセット4での指定
といった具合で公式でも取り上げる機会は度々あり根強いファンが今もいる古参デジモンと言える。
進化ルート
ディノレクスモンルート
プニモン→ツノモン→エレキモン→ティラノモン→マスターティラノモン→ディノレクスモン
ラストティラノモンルート
ボタモン→コロモン→アグモン(リ:デジタイズではここまでギルモン系)→ティラノモン→メタルティラノモン→ラストティラノモン
ダイナモンルート
アグモン→ティラノモン→マスターティラノモン→ダイナモン
その他、初代携帯機での進化先
その他の進化元
- アグモン(ウィルス種やX抗体を問わない)
- アグモン(2006)(デジモンチャンピオンシップ)
- ヴォーボモン(バイタルブレス)
- ガジモン/ドラコモン(デジモンリアライズ)
- ガブモン/パタモン(初代デジモンワールド)
- ギルモン(Bo-1158)
- クネモン/テントモン(デジモンミニVer.2.0)
- ゴツモン(St-500)
- ゴブリモン(デジモンストーリー)
- スイムモン(Bo-1197)
- チューモン(デジモンワールド リ:デジタイズ デコード)
- テリアモン/ファルコモン/マッシュモン(デジモンアクセル ネイチャーゲノム)
- バクモン(St-464)
- ハグルモン(St-872)
- ブイモン(St-143)
- ホークモン(St-123)
- モノドラモン(St-500)
その他の進化先
- エアロブイドラモン(ポケットデジモンワールド)
- エクスティラノモン(Bo-731)
- ヴォルクドラモン(Bx-164)
- ガーベモン(Bo-1199)
- ガルダモン(St-471)
- 元祖メタルグレイモン/メガドラモン(初代デジモンワールド)
- キャノンドラモン(デジモンクルセイダー)
- グラウンドラモン/デスメラモン/ラヴォガリータモン(バイタルブレス)
- 十闘士(詳しくはスピリットエボリューションの項目にて)
- スカルグレイモン(デジモンリアライズ)
- タンクドラモン(Bo-1171)
- デラモン(Bo-1089)※ヌメモンとジョグレス進化。
- トリケラモン/マスターティラノモン(デジモンワールド2)
- トリケラモンX/ヤタガラモン(デジモンアクセル ネイチャーゲノム)
- ブラキモン(St-510)
- ベーダモン(デジモンワールド)
- ボルケーモン(St-905)
- マメティラモン(デジモンストーリーロストエボリューション)
- メガログラウモン(St-859)
- メガログラウモンX(Bx-186)
- メタルグレイモン(St-879)
- メタルグレイモンX(Bx-177)
- ワルもんざえモン(デジモンミニVer.2.0)