概要
世代 | 究極体 |
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タイプ | 魔人型 |
属性 | ウイルス種 |
必殺技 | 打首獄門・十文字斬り |
所属 | アンノウン、ナイトメアソルジャーズ、ダークエリア(『デジタルモンスターカードゲーム』より) |
初登場 | ディーターミナル(2000年) |
公式設定
騎馬武者姿の魔人型デジモン。
ムシャモン軍団の将軍として君臨している猛将である。
将軍でありながら自ら軍団の先頭に立ち、敵に切り込んでいく戦い方を好む。
下半身は戦場で動きやすいように馬と一体化しており、激しい戦闘でもバランスを崩すことなく刀を振るうことができる。
必殺技は右手に持つ巨大な斬馬刀「龍斬丸」(デジモンネクストによればクロンデジゾイド製とされる)を使って繰り出す『打首獄門』で、たとえ相手が防御していようとも巨大な刀身で鎧ごと切り落とす威力を持っている。
『十文字斬り』は左手に持つ妖刀を使って繰り出す技で、細身の刀身を素早く振りぬくことで発生する衝撃波を放ち、相手を十字に切り裂くことができる。
名前の由来は『斬馬刀』で元々は公募で入賞したデジモンである。
作品での活躍
ジャングルのはかばのボスとして登場。
最初の戦闘は負けイベであり、セピックモンから手に入る「まよけのゴマ」を苦手としている。
その後の再戦では倒すことが可能。
グランクワガーモン、グリフォモン、プテラノモン、エアドラモン軍団と共にロイヤルナイツ討伐に乗り出すが、十文字斬りは全く通用せず、打首獄門を容易く受け止められた挙句に龍斬丸を叩き折られて敗北した。
ぶっちゃけた話かませ犬。ちなみに、これがアニメ作品デビューにして「平成では」最後の出番である。
ゴールドテイマーであるライゴウさんのパートナーデジモン。
サンバーストではアヌビモンが彼のポジションを担う。
第43話にてシルエットとして登場したが、それ以降は全く登場しない。
第56話にて18年ぶりのカムバック登場。上記の『最後の出番』ではなくなった。
かつてクーレスガルルモンとの一騎打ちに敗れた戦国武将で、本編ではその怨念が刀に残り封印を破って生まれた亡霊が登場。ストラビモンの故郷をはじめかつての合戦場にあった村を滅ぼした。
亡霊のため一切の攻撃が通じず、各里の生き残りは足止めのために囮となるのが精いっぱいでグリズモンとハヌモンが倒されたことで生き残りのまとめ役だったモジャモンが次の囮になろうとするほど追い詰められている状況だった。
その場に居合わせた石田ヤマトやガブモン、合流した八神太一やアグモンが代わりに戦うが攻撃が通じないために各々の究極体を出しても倒すことができなかった。
ストラビモンと光子郎の情報を頼りにヤマトとガルルモンが朽ちた槍を見つけ出し、戦いの中クーレスガルルモンに進化。彼との決闘の末に首を討ち取られ、血(データ)の涙を流しつつ怨念が残った刀と共に消滅(成仏)した。ザンバモンの必殺技名にある「打首」で死んだのは中々皮肉が効いている。
フロンティアでのかませ役から一転、クーレスガルルモン以外の攻撃が通じないという特性を得たことで本作では理由は不明ながら強敵相手でもないと登場しない究極体にまで進化した2体を相手取っている。特に本作のウォーグレイモンが苦戦するような相手は限られており特性のおかげとはいえ非常に強力なデジモンとなった(残念ながら具体的な戦闘内容は不明)。
「3秒だ 標的が大きくなったぶん 狙いやすくなった」
削除部隊・三将軍の一体として登場。一人称は「それがし」。
通常種よりも強い龍野ツルギのライズグレイモン(変異種)を相手に互角以上の戦闘を繰り広げ、過去に99体のドラモン系デジモン(※)を龍斬丸で斬り伏せて究極体に進化した経歴を持つ。この龍斬丸は斬られたドラゴン系デジモンの怨念が宿っている為に血を求める性質を持つ。
ライトシティでの戦いではメガフレイムをジオグレイモンごと十字に切り裂き、宣言通りに3秒で撃破したほどに優れた剣の腕前を持ち、余波で発生した瓦礫が崩れ落ちた事でツルギ達はなんとか逃げ果せるが、自分の攻撃を食らって生きていたコロモンの可能性に興味を示し、決着を着ける事を望んでいた。
純粋な攻撃力の高さもさることながら、ライズグレイモンの砲撃を龍斬丸を盾にして防いだだけでなく、完全体で躱せるのはヤタガラモンぐらいだと分析し、デジモンのDP(強さ)そのものよりも、それを何倍にも引き上げる「絆」の力こそ警戒すべきものだと判断するなど、相手の力量を正確に見抜く目を持ち合わせている。
天界での戦いでは打首獄門をトライデントリボルバーで受け止め、十文字切りを相殺出来るほどにまで成長したライズグレイモンと互角の戦いを演じるが、ソリッドアタックを食らった瞬間に馬の額から小刀を放ってツルギのデジヴァイスを破壊してデジソウルチャージを防ぐなど、策士としての一面を覗かせた。
ライズグレイモンの左腕に宿る「リュウ」のデジメモリが龍斬丸に反応して慟哭し始めた隙を狙ってライズグレイモンのウイングを破壊するが、レイヴモンの空けた天界の穴から漏れ出た光の中に呑まれて一時は行方不明となる。
のちに生存が判明。実はムルムクスモンとは異なり、最初から洗脳されてはいない事を明かし、NEOとの最終決戦では「武士道のない未来など受け入れられ難い」という理由から主人公側に加勢する。
しかし、道を誤ったという自覚はあるらしく、ノルンの元で一からやり直す事にしたようである。
明確な敗北シーンが存在しない一貫した強キャラという扱いである為、ザンバモンファンは必見である。
(※)そのうち、グラウモン、ギガドラモン、デビドラモン、メガシードラモン、グレイモン、スカルグレイモン、エビドラモン、アロモン、ティラノモンの9体が判明。
進化ルート
デジモンカードゲームではムシャモン特有の完全体が存在しない為、ムシャモンからワープ進化させる事が出来る。ゲーム作品ではヴァジラモンがこのポジションである事が多い。
このほかの進化元としてはアシュラモン、ディノビーモン(Bo-869)、メタルグレイモン×メタルティラノモン、デジタマモン×ギガドラモン(Bo-313)など。
実は同じ二刀流使いのヤシャモンを進化元に置く例もある。Bo-927などではワープ進化させる事ができた他、『デジモンクルセイダー』ではコテモン→ヤシャモン→ヴァジラモン→ザンバモンというルートが採用された。
「Dimカード-V3-エスピモン&リュウダモン」では、リュウダモン→ムシャモン→オボロモン→ザンバモンというルートが採用されたことで、刀を持ったデジモンで統一された構築ができるようになった。
関連タグ
デジモン デジタルモンスター 究極体 ムシャモン ヤシャモン
将軍 騎馬武者 タクティモン ウォーグレイモン/ビクトリーグレイモン:同じくドラモン絶対殺す装備持ちのデジモン