グランクワガーモン
ぐらんくわがーもん
クワガーモン系デジモンの究極形態。昆虫型デジモンの中でもとりわけ邪悪な存在であり、デジタルワールドでグランクワガーモンに出会ってしまった場合は、自らを呪うしかない。普段はデジタルワールドの森林の奥深くに生息しており、夜間しか活動しないため“深き森の悪魔”と呼ばれている。また、ヘラクルカブテリモンの最大のライバルであり、この両者の間にはいつ果てるともない戦いが続いている。必殺技は周囲の空間ごと切り裂いてしまう『ディメンションシザー』。
初登場は「D-3」。スティングモンとエクスブイモンがジョグレス進化したディノビーモンが進化した究極体のデジモン。
ディノビーモンにワンダースワンのアトラーカブテリモンを組み合わせることで進化させることができる。
名前や上記の設定の通りクワガーモンの最終形態でもあり、オオクワモンから進化することもある。
携帯機やワンダースワン作品ではディノビーモンからだったが旧デジカでは併記されているものの上の方に書かれているので一応オオクワモンルートがメインか。
デジモンストーリーシリーズでは混在しており「スーパークロスウォーズ」では2体のデジフュージョンにもなった。
3Dモデルの有無からか「デジモンストーリーサイバースルゥースハッカーズメモリー」以外の3Dモデルのゲームではディノビーモン自体が全く登場しないのでオオクワモンが主流となっている。
バイタルブレスではワームモン系列に入り、新デジカでは特に縛りはないのでどちらからも可能だがディノビーモンの名称を指定したカードも登場している。
このように当時から2022年現在に至るまでオオクワモンとディノビーモン両方の進化先として扱われている。
X抗体版のグランディスクワガーモンは最初からオオクワモンの進化に位置付けられディノビーモンと進化先が公式で繋がったことはなく、ワームモンに単体の究極体バンチョースティングモンが用意されたこともあり、ワームモンの究極体としての立場は譲りつつあるとする一部ファンの見方もある。
ワームモンの究極体であるため設定上は属性を持たないフリー種だが、オオクワモンなどから進化するゲームではウィルス種とされることがある。
ディノビーモンからの進化先としてみると羽や小さめの頭部、体格が共通している。
黒く染まり(エクス)ブイモンの要素である両腕、耳、尻尾は完全に甲殻に覆われてしまい、分類も再び昆虫型となっている。
一方でクワガーモン系列としては立派な大顎という特徴を引き継ぎ足の形状など共通点も多い。
なお、初登場した辺りではD-3を始めディノビーモンの進化先の扱いもあってかインペリアルドラモンの裏の存在とした媒体もあったらしく、体型やグランディスクワガーモンはインペリアルドラモンを意識したものという一部ファンの説も存在する。
ちなみに、DSソフトデジモンストーリーではストーリー中ではケインのアトラーカブテリモンがグランクワガーモンに進化して暴走し、パグモンに倒された。
主な進化元は以上の2種だが、人気のある古参デジモンであるが故に登場率は高く、他にも進化元に据えられたデジモンは多い。
中にはワームモンのパートナーである一乗寺賢のオリジナルデジモンであるキメラモンから進化するルートもある(どちらもクワガーモンの要素がある合体デジモンという繋がりがある)。
登場率の関係でなのかディノビーモンのジョグレス相手であるアトラーカブテリモンからの進化は旧デジカくらいだったのだが近年のゲームでは結構多め。樹木とクワガタの発想なのかリライズ、リ:デジタイズデコード、サイスルではジュレイモンからの進化パターンも用意されており進化元はほとんど一度きりのパターンが多い中で採用率は意外と高い方に入る(ワームモン系列に収まったジュエルビーモンが海外作品を含めることでようやく同数)。
何故か端役やかませ的な役割が非常に多い。
デジモンフロンティア
45話に登場。人間の子供たちにだけ任せておけないと立ち上がったデジモンの一体でザンバモン、グリフォモン、プテラノモン、5体のエアドラモンと共にロードナイトモン、デュナスモンと戦った。
ロードナイトモンをグリフォモンとプテラノモンと共に必殺技で攻撃するものの回転したロードナイトモンに逸らされ互いの必殺技を受けてしまい、ほかの二体と違って(受けた攻撃がアーマー体のプテラノモンのものだからか)一応生存していたもののスパイラルマスカレードでとどめを刺された。
デジモンワールドを舞台にして究極体数体がかりで敵幹部にも敵わないというフロンティア終盤かつ究極体が既に頂点でもないデジモン全体のインフレの例とも言える。
デジモンクロスウォーズ
19話に登場。タクティモン配下のコンゴウモンが率いる強力昆虫型デジモンのグランクワガーモン部隊として登場。
話のメインは対ダークナイトモンであり、一応クロスハートの戦力を分断することはできたものの特に戦闘描写もないまま耐えられ、再び合流して行われたベルゼブモンとスターモンズのデジクロスによるメテオキャノンで全滅した。
世代設定がない本作とはいえ部下の部下という下っ端、大量に出現する雑魚かつ戦闘描写なしというあんまりな扱いなためデジモンの扱いの悪い例としてファンからあげられることも。
漫画版ではバグラ軍の強力なデジモンの一体として登場したがフロンティアの因縁か再びロイヤルナイツのかませとなった。
DCD「超デジカ大戦」第三弾では通常よりも巨大なメガグランクワガーモンがボスとして登場している。
デジモンアドベンチャー:
第59話に登場。操られたナノモンにけしかけられ、人質のホエーモンを狙っていた。ナノモンの挑戦をクリアした光子郎とアトラーカブテリモンとの一騎打ちの末、進化したヘラクルカブテリモンに敗北した(ナノモン同様操られていた可能性があり、グランクワガーモンも倒されてはいない)。
インペリアルドラモン:D-3の存在から対として扱われることがある。
グランディスクワガーモン:X抗体。
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