歴代の担当声優
パートナーデジモンはテントモンで紫色の知識の紋章を手に入れる。
『tri』の第3部の主人公の1人。
人物
デジモンアドベンチャー
お台場小学校4年生。
学校の正課クラブでサッカーを選択しており、太一と空はクラブの先輩である。なお、光子郎が正課クラブでサッカーを選択した理由は「どうしても体育系の中からひとつを選ばなければいけなくなった時、個人競技よりチーム競技の方が一人一人の関わりが少なくてすむし、野球よりもサッカーの方がポジションが曖昧で無理に人と関わらなくてすむと考えた」ため(小説版1巻p87)。ちなみに、光子郎の部屋のクローゼットには野球道具が置いてある(アニメ第31話)。
リーダーである太一の信頼も厚く、共に行動する機会が多い。
かなり小柄な体形で、同級生でクラスメイトのミミと比べると背丈は頭一つ分近く差がある。
性格は知的で理論派。ノートパソコンを持ち歩いていて、ネットを通して各国のメール仲間と対話をしている。
好奇心も旺盛でデジタルワールドの謎を常に研究しており、デジタルワールドそのものの解明もした。解説役担当としての活躍は輝かしいが、1つのことに夢中になると周りが見えなくなるらしく、そのことでミミを怒らせてしまったことがある。
その知的な知識を活かして適切な行動指針を立てられるため、メンバーの中では参謀のような立ち位置にいる。
謎解きに長けているだけではなく、ノートパソコンでデジモンのことを調べることもできる。
デジモンの紹介は基本的にナレーションが担当しているが、後半では光子郎がパソコンで調べてからナレーションの紹介が入るパターンも出てくるようになる(ゲンナイにインストールされたデジモンアナライザーというソフトによるものでパソコンにデジヴァイスをセットすることも出来る)。
ちなみに知識の紋章は光る描写がほとんどない。
初めて完全体の進化ができるようになる際は必ず紋章が光ってから進化ムービーが流れるが、知識の紋章のみ例外でいきなり進化ムービーに移る。
デジモン以外には基本的に年下にも敬語で話すが、これは人付き合いが苦手な光子郎の心理の表れである。
実は両親とは血が繋がっておらず、光子郎は両親がそのことに関する内緒話をしていたのを偶然聞いてしまう。
そのショックからパソコンに逃避するようになり、他人と距離を取るようになってしまった。
また、養父母の前では気を遣って利口な態度を取っているが、自分に素直になれないことが却って母親を心配させてしまう。
互いが互いに気を遣ってしまう関係になっていたが、やがて養父母が真実を直接打ち明けた際に自分の素直な気持ちを告白し、養父母との間に空いた溝が埋まるようになる。
その時の話によると、実の両親は交通事故で亡くなっており、父親は大学教師を務める数学者であったとのこと。
育ての父親はその遠縁に当たり、反対に養父母の方は幼くして亡くなった子供がいて、親戚の勧めもあって光子郎を引き取ったらしい。
ただし、気を許した相手やパソコンを粗末にする相手にはいつもの敬語口調が砕ける事も。
劇場版ではお台場の子供達が軒並み用事で出払っていた為、太一と共にディアボロモンの陰謀に立ち向かう。これまで以上にPCを使うシーンが多く、軍師役として活躍するが、戦闘中に尿意を催してトイレに行っている最中に太一にパソコンをフリーズさせられたり、大量に送られたメールでレスポンスが下がってしまったりと災難な目に遭うが、最後に放った一手で勝利に貢献する事に…。
続編の『ディアボロモンの逆襲』でもPCからの支援を担当しており、長期戦を想定してか、大量のペットボトルが積み上がっていた。
デジモンアドベンチャー02
お台場中学校1年生。
3年のうちにかなり背丈が大きくなり、髪型も短く変えた模様。
小学校にパソコン部を作っていて、京とは小学校の時のパソコン部での先輩後輩関係であり、今も慕われている。
02では中学校のパソコン部に所属しており、3年間経っているが、前作と同じパイナップルマークのノートパソコンを使用している。
今作ではサポート役として登場し、サブレギュラーの中で一番出番が多い。デジモンカイザーではなくなった一乗寺賢と接する機会も何度かある。
対してパソコンのモニターを出口にデジタルワールドから現実世界へ帰ってきたメンバーに押しつぶされたりと何かと損な役回りに立つこともある。
3年間の間にデジタルゲートを感知するプログラムを開発しており、アメリカで偶発的に開いたゲートについてミミに伝えたり、世界中のゲートが開いたことを察知する場面などもあった。
後にデジタルワールドの研究家となった。
デジモンアドベンチャーtri.
月島総合高校に進学し、学業に励む傍、その卓越した知能を活かしてアメリカの知り合いの事業に協力する為、オフィスも構えている。
父親の都合で日本に帰国したミミに好意を寄せているようで、ファッションを勉強するべくタケルに助力を乞う。しかし、その努力の仕方というのが、ネットショッピングで試着が出来ない事に気づいて試着用ソフトを作ってシミュレートするという如何にも光子郎らしいものであった。まあ、結局のところ文化祭ではスーツを着ていく方向に落ち着いたようである。
しかしながら、デジモンたちへの風評を気にして無茶な行動をしがちなミミを厳しく叱責する事があるなど、中々上手くいかない。
LASTEVOLUTION絆
大学生兼青年実業家として活躍していて、獲得した資金で世界中の選ばれし子供たちのコミュニティを支援、デジモン関連の事件の窓口となっている(コミュニティの運営は京が担当)。
前作では太一用に新たに多機能ゴーグルを開発していたが、本作ではデジタルゲートの解放、通信、進化が1台で出来てしまうスマホ型のデジヴァイスを製作・量産するというレベルにまで技術力が向上しており、これからますます技術力がインフレすると思われる。ドラえもんポジションになるのは時間の問題だろう。
デジモンアドベンチャー(2020年版)
太一と同じマンションの上の階に住んでいる小学校4年生で、旧作と違い関係は深くなかったが、電車の暴走事件をきっかけに急速に意気投合する。また、パートナーであるテントモンとはタメ口で会話する。
オレンジのパーカーシャツを着用し今作でも豊富…を通り越し小学生4年生離れした知識と人脈を駆使して太一たちをサポートしている。
パソコンもタブレット型に変更されてたりと2020年に合った世相が反映された。
14話においてタブレットの調子が悪くなった為、正確なデータ分析による『自分が誰かの役に立つこと』が出来なくなっている事に焦りを感じ、遂にはオオクワモンに嬲られるカブテリモンの姿に「もう僕には何も出来ない」と絶望してしまった。
だがカブテリモンからの熱い激励によって奮起し、アトラーカブテリモンと自分の作戦で攻勢に転じた太一、ミミと共に勝利をもぎ取った。
この14話で光子郎は、タブレット(情報機器)で集めた知識の力以上の、『自身が知った知識を駆使したことで生まれた知恵の力』という強力な武器を得たといえる。
36話では、自身が提案したISS軌道変更データ狙撃作戦のとどめ役を任されるが、今の自分には「一人でいる方が楽だった」頃とは違う、アトラーカブテリモンや太一たちといった仲間がいるという事実を噛締め、一時的に究極体の力を引き出し、無事に作戦を遂行した。
テーマ曲
テーマ曲の名前は「Digital Scratch!」
パソコンを使いこなし、デジタルワールドの解明に挑む光子郎らしくメカメカしい曲調が特徴。
主に光子郎が謎解きをする際に使用されるので、比較的耳にする機会の多いテーマ曲でもある。02でも光子郎が活動するシーンが多いため、引き続き使われることもある。
関連イラスト
関連タグ
デジモンアドベンチャー02 デジモンアドベンチャー デジモン テントモン
八神太一 武之内空 石田ヤマト 城戸丈 太刀川ミミ 高石タケル 八神ヒカリ
一乗寺賢(デジモンアドベンチャー02)、トーマ・H・ノルシュタイン(デジモンセイバーズ)…デジモンシリーズにおける天才少年繋がり。ただし、前者は悪しき存在によって暗黒の種を植え付けられた作用によるものであった。