概要
タイプ | 幼虫型 |
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世代 | 成長期 |
属性 | フリー(旧デジカではワクチン種やウィルス種だったりとブレがある) |
必殺技 | ネバネバネット、シルクスレッド |
得意技 | ランダンロール |
所属 | ネイチャースピリッツ、ジャングルトルーパーズ(カードゲームα) |
幼虫のような古代種の成長期デジモンだが、まだまだ性格も力も非力で02でもパタモンに負けたり、序盤の賢にぞんざいに扱われており、成長期ではまともに戦えたためしがない。
アーマー進化も出来るのだが、アニメではデジメンタルを賢が入手する事はなかった上にワームモンメインのジョグレス進化も未登場という不遇な立ち位置にいるデジモン。
とはいえ、02メンバーでは珍しく、固有の単体進化ルートを貰えた出世頭でもある。
必殺技は粘着力のある糸を吐くネバネバネット、先端が鋭くなった硬い細糸を放つシルクスレッド、得意技は尻尾の棘で敵を切り裂くランダンロール。
活躍
デジモンアドベンチャー02
CV:高橋直純
第1話から登場する一乗寺賢のパートナーデジモン、成長期。
一人称は「僕」で、デジモンには性別の概念は一部の例外を除いて基本的にないが男子寄りの人格。
リーフモン(幼年期Ⅰ)→ミノモン(幼年期Ⅱ)→ワームモン(成長期)→スティングモン(成熟期)
パートナーの賢を溺愛し、賢ちゃんと呼んでおり、時折嫉妬することがある(スティングモンに進化すると呼び捨てになるが、『ちゃん』付けで呼ぶ回もいくつかあるほか、バトルエボリューションでは『ちゃん』付けのままである)。
賢の優しい性格を好んでいると同時に、その優しすぎる性格から自分を追い詰めてしまうことを危惧し、賢に強くあるよう、逃げずに立ち向かうよう説いていた。
再会した賢が黒幕の陰謀によりデジモンカイザーに変貌してしまってもつかず離れず彼に尽くし、選ばれし子供の1人が賢に直接危害を加える行為に及んだ際は戦う事もあった。その末に一度は賢を救うため命を落とした。
はじまりの街で復活してからは、彼とともにデジタルワールドの危機を救う為に尽力した。後期でのデーモン戦の後は、賢が数多くの事件に関わったことで両親を不安がらせてしまい、これ以上迷惑をかけたくなくて、両親にデジタルワールドのこと、彼の亡き兄の治やデジモンカイザーのこと、そして自分のことを話して見せてもらう。当然ワームモンもご丁寧にあいさつをする。両親は納得したのかワームモンを受け入れたのか判らないが、協力者になったらしく、及川に関する情報の1部を賢達に与えるのだった。
また、賢がデジモンカイザーの時の暴走を止められなかったことに責任を感じていた。
仲間関係に苦労していた賢とは違い、ワームモンとデジモンたちの仲は良好だった。
またアーマー進化がメインだった前編では敵側にいたため、作中の進化の種類が極端に少ない。
ワームモンと賢の出会いと初めての冒険はゲーム『デジモンアドベンチャー02タッグテイマーズ』などで語られているが、ゲームとアニメはあくまでパラレルであり矛盾する設定が見られる。
また当初は賢のことを賢と呼び捨てだった(アニメでは回想シーンも含めて賢ちゃんと呼んでいる、ただし進化した姿では賢と呼ぶ事もある)。
また賢のもとには優しさの紋章があるが、タグがなく、ワームモンが単独で完全体になれるかどうかは分からずじまいである。
能力に関しては成長期までは大して強くないが潜在能力が非常に高いデジモンで、アーマー進化や成熟期以降でその真価を完全体にも引けを取らない程発揮する大器晩成型のデジモンであり、スティングモンの段階でも大きく仲間を支え、本宮大輔のエクスブイモンとのジョグレス進化によってパイルドラモンに、更にインペリアルドラモンへと進化を果たした。
ドラマCDでは優しさのデジメンタルでプッチーモンに進化していたが、ワームモンの面影は殆ど残っていない。
それどころか声優さんの熱演により、声がもはや女の子のそれになっている。
見た目は可愛いと言えば可愛いのだが、芋虫という人を選ぶジャンルなので女子達は敬遠されているのでは…と思いきやそうでもなく、ドラマCD『未知へのアーマー進化』を見る限りだと健気かつ賢にすかさず合いの手を入れる所や賢のサイン会での誘導を担当する有能さなどの点が評価されていて人気があるようだ。
劇中でも他者への気遣いを見せるシーンがあり、メキシコへ急行した際には暗い遺跡を進むために丑の刻参りよろしく頭に2本の蝋燭を刺していた。
デジモンワールド デジタルカードアリーナ
こちらでもデジモンカイザー(一乗寺賢)のパートナー。性格等もほぼアニメ02と同じ。
いくつかのシティに現れ、度々対戦することになる。
また、暗黒属性レベルⅢのカードとしても登場している。独自システムである「パートナーカード」のうちの一枚。
ワームモン本人とその進化系、及びデジモンカイザーと改心後の賢がデックに投入している。
パートナーカードは最終的に2種類(ブイモンのみ3種)のアーマー進化が出来るようになるのだが、これはアニメでデジメンタルを持たないためにアーマー体が登場しなかったワームモンも例外ではない。
最終的に暗黒属性のシェイドラモンと氷水属性のクアトルモンに進化出来るようになる。
尚、賢の改心後に発生するパートナーカード取得イベントでワームモンを選択すれば、プレイヤーも使用可能になる。
デジモンネクスト
タンクドラモンによって撃ち抜かれたデジモンの一体として登場。
デジモンクロスウォーズ(漫画)
バグラ軍候補生の一体としてドルルモンに鍛えられていた。
デジモンストーリーサイバースルゥースハッカーズメモリー
CV:石原夏織
ヒロイン御島エリカのパートナーデジモンで女子寄りの人格。一人称はあたち。
デジタルワールドからEDENに迷い込み、ドジで他のデジモンを怒らせて追い回されていた所をケイスケとエリカに助けられる。
性格は臆病だが好奇心旺盛で、度を超えたドジで周囲をかき回すトラブルメーカー。
後にEDENサーバーにあるエリカの記憶を共有することで急速に精神が成長するが、根は変わらない為思いつきで行動してはエリカのお仕置きを受けている。これにより、ワームモンをルーターの代わりとして通信やハッキングが可能(加えてプロテクトにより、アバターを捉える檻の効力に干渉されることがない)。
エリカのパートナーである個体は自身に改造を施す事で『ネバネバネット改』というオリジナル技を習得し、粘着性の糸に加えて異臭(最初に放ったものは納豆の臭い)を相手に浴びせて悶絶させるという地味に嫌な技である。
余談
D3での究極体はグランクワガーモンであったが、グランクワガーモンの進化前にあたるのがエクスブイモンとスティングモンのジョグレス体であるディノビーモンであるので、ジョグレス進化で究極体に進化する固有の進化ルートは定められていなかった。
しかし近年、バンチョースティングモンが登場した事により、ワームモン単体の進化ルートはワームモン⇨スティングモン⇨ジュエルビーモン⇨バンチョースティングモンである事が判明した。
こうした背景にはディノビーモンの進化条件がパイルドラモンと被っていたり、その進化先であるインペリアルドラモンのフォームチェンジの多様さなどでディノビーモンと進化先であるグランクワガーモンが登場しにくくなった事などのいわゆる大人の事情が関係していると思われる。
これにより、02組のパートナーの中では、唯一確定した進化ルートを持っていることになる。(ホークモンはヒポグリフォモン説などもあるがイマイチ定まっていない。ブイモンはブイドラモンルートはある程度固まっているものの、エクスブイモンから先は未だ不明である。アルマジモンは言わずもがなお察し。)
また、『02』でワームモンを演じた高橋直純氏は、後年の『デジモンセイバーズ』でもカメモンを演じている。