データ
概要
ワームモンが「勇気のデジメンタル」のパワーによって進化したアーマー体の昆虫型デジモン。
正確には昆虫人間型の姿をしているが、その姿は凶々しく「勇気のデジメンタル」の力が逆作用してしまい、凶悪になってしまった。
フレイドラモンのように炎を操り、格闘能力もほぼ互角だが、光と闇のように正反対の邪悪な存在である。必殺技は両腕から放射する灼熱の火炎『フレアバスター』。得意技は念波を放つ『サイキックウェーブ』、回転しながら突き出した腕で攻撃する『インデントスクリュー』(『デジモンワールド デジタルカードアリーナ』初出)。
各作品での活躍
一乗寺賢の持つ優しさのデジメンタルでワームモンが進化したプッチーモンがワームモンの面影が全くないデザインな為、ワームモンの正統派(?)アーマー体としてゲーム作品によく登場する。
一応、暗黒進化枠と呼んで差し支えない設定なのだが…。
デジモンワールドデジタルカードアリーナ
ジャンクシティのアリーナAのボスとして登場。倒すとダークシティのアリーナにて、再び登場する。
デジモンストーリー
第2作「サンバースト・ムーンライト」で登場。ロストエボリューションでアウルモン、コンゴウモンがリストラされた中、続投する…が、超クロスウォーズではコンゴウモンやフレイドラモンが復帰した代わりにリストラを食らった。
デジモンゴーストゲーム
「こんな世界にまで来て、ちっぽけなケンカで死んじまうのかよ…?みんな忘れちまう……デジタマに戻るなんて…嫌だ…」
CV:檜山修之
第47話にて登場。デジモンアニメシリーズでは今作が初登場となる。
他のデジモンとケンカした結果、運悪く致命傷を受けて衰弱し、森の中で一人デジタマに戻ろうとしていた。
本来ならデジタマに還る事はデジモンにとっての自然の摂理なのだが、"自分という個が消える"恐怖から、消滅が始まっても尚もがき続けていた所、突如何者かの声が聞こえ、「その記憶、残してやるぎゃ」と問われる。
シェイドラモンはそれを了承して、記憶の種に変えられ、清司郎の研究仲間である人間"井原保"の身体に植え付けられる。
その日から、保の身体からシェイドラモンの身体がホログラムの状態で生えてくる異常が発生。さらには保の意識を乗っ取って行動するようになり、保は医者であるマミーモンに診てもらおうとしたが、シェイドラモンに脅されこれを拒否。
そして清司郎しか居なくなったタイミングを見計らって身体の大部分を引き出し、清司郎を縛って脱走。自分が一度死んだあの森へ向かい実体化し生まれ変わろうとした。
…が、その姿は保の身体からシェイドラモンの身体が生えたまま実体化、人間とデジモンが混ざり合った余りにも歪な姿に例の声に「話が違う」と抗議するが、声の主は「実験失敗として廃棄する」として意に返さず、保の悲鳴を聞いて駆けつけた宙達に助けを求めるが声の主に操られ『フレアバスター』を発射してしまう。
そして、エスピモンのサーチモードで、保の耳の中にいるナノモンが声の主にして一件の黒幕であり、2人を操っていることが判明。駆けつけたマミーモンとテスラジェリーモンの活躍によりナノモンを引き離すことに成功した。
そして機転を利かせ進化したテティスモンの『アドゥワールド』による空間操作で、保とシェイドラモンも綺麗に分離させる事が出来た。
そして「生まれ変わった」と喜んだのもつかの間。
結局は一度は死んだ身に過ぎず、直後にデータの崩壊が始まり、
「う…嘘だ……。せっかく、ここまで来たのに…。嫌だ…嫌だぁぁぁ……!」
今度こそ完全に消滅して、デジタマも久々にひょっこり現れたブラックテイルモンに回収された。
マミーモン「これで良い。やはり、デジタマに還ったのだ。デジモンにとって変えられぬ理の中にな…」
なお、消滅しかけたが人間に取りついて再生、「種」を植え付ける、シェイドラモンがナノモンの声を聞いた展開などを含めこの話は02の「ベリアルヴァンデモン」のオマージュともとれる。
進化系統
成長期:ワームモン→(勇気のデジメンタルによるアーマー進化)アーマー体:シェイドラモン
その他の進化元
進化後
- アスタモン/ダークナイトモン(デジモンペンデュラム Ver.20th)
- カラテンモン(Bo-885)
- コンゴウモン/ジュエルビーモン/ディノビーモン/パイルドラモン/プッチーモン(バイタルブレス)
- ボルケーモン(Bo-599)
- メギドラモン(デジモンストーリーロストエボリューション)
ジョグレス進化
- ディノビーモン(Bo-308)※サーチモンとジョグレス進化。
- パイルドラモン(Bo-369)※セトモンとジョグレス進化。
- ベリアルヴァンデモン(デジモンストーリーサンバースト・ムーンライト)※ヴァンデモンとジョグレス進化。
- ワーガルルモン(ウィルス種)(St-141)※アウルモンとジョグレス進化。