概要
公式設定
超小型のマシーンデジモンでもともとはクラッシュしたコンピュータを修復するための修復用マシーン的なデジモンだったが、強力なウィルス型デジモンに攻撃を受けたときに思考回路が破壊され暴走。
正常に作動しているコンピュータでも、勝手にデータを良くない方に再構築しては狂わしてしまうようになってしまった。
あらゆるデータの破壊を得意とし、どんなに強いデジモンでもナノモンの前では体を構成するデータをいとも簡単に破壊されてしまうと言われている。とはいえ、他メディアでは敵や味方様々な立ち位置で登場する。
必殺技は指先から発射される『プラグボム』
活躍
デジモンアドベンチャー
CV:宇垣秀成
第19、20話に登場。なお、同じマメモン系のデジモンで子供達が抱えられるサイズであったピッコロモンと異なり、子供達と同サイズに描かれている。
かつてエテモンに敗れ暴走したデジモンとして登場。思考回路が破損しており、一部が復帰したものの、以前の記憶は全く失われている。ピラミッド型のアジトにあるダークネットワークのホストコンピュータとして組み込まれていたが、選ばれし子供たちを利用する事を思い付き、彼らに希望の紋章の在処を教えて信用を得ると封印から解放させる。
エテモンに復讐すべく、予め入手しておいた愛情の紋章を運用する為の空のコピーを作ってピヨモンを進化させようとしたが失敗し、拡大し続けるダークネットワーク中枢を逆に収縮するよう書き換えるコンピュータウイルスを組み込んだ「プラグボム」で攻撃してエテモンごと心中した。
小説版では紋章の事は何も知らず、紋章の事を知っている振りをして太一達に自身を修理させている(対価を支払っただけ、まだアニメ版の方が誠実である)。
その目的は火の壁にアクセスしてアポカリモンをこの世界に呼び込んで秩序を乱す事で、最期はアポカリモンの触手にモニターの中に引き摺り込まれて死亡。スパイラルマウンテンの作成に携わるなどアニメ以上に本編に関わっている重要なデジモンとして扱われている。
デジモンフロンティア
17話に登場。秋葉マーケットのジャンク屋の老人という設定。ゲームの実力は友樹より少々劣る。
彼の店に置いてあるゲーム筐体の中に何故かブリザーモンのスピリットが入っていた。
トーカンモン達に盗まれたデジヴァイスを買い取った。来店した友樹からデジヴァイスを返して欲しいと懇願されるが「自分が買い取ったもの」と主張して突っぱね、「どうしても欲しいなら1時間以内に価値のあるものを持ってくる」ことを要求する。
友樹を追い払った後にデジヴァイスを分解・改造していたが、そこへスピリットを狙うアルボルモンが来店しデジヴァイスを要求する。しかしそこで偶然、友樹の誠実さを垣間見たことで「既に先客がいる」と言ってアルボルモンの要求を拒否。実力行使に出たアルボルモンにプラグボムで応戦したが力及ばず敗北。
戦闘現場に駆けつけた友樹に「価値があるものを手に入れられなかった」ことを謝られるが「その正直さこそが一番の宝」と言うと、ブリザーモンのビーストスピリットを組み込んだデジヴァイスを手渡した。
デジモンアドベンチャー:
CV:金元寿子
59話に登場。
どちらが真の知識の使い手かを決めるべく、ホエーモンを人質に光子郎達に謎解きゲームを仕掛けた。実はサウンドバードモンに操られており、本来はガーべモンの仲間で光子郎のファンで人懐っこい性格。
本来は善良だが外部の影響で悪玉化していたというのは、上記の公式設定によく似た展開でもあったりする(こっちは最後に善良なデジモンに戻っているが)。
ちなみに1999年版では敵(悪役)だったが本作では(一応)良いデジモンになったキャラとなった(ほかはエテモンやガーベモン)。
デジモンゴーストゲーム
「キキキ…忘れないぎゃ!その記憶、残してやるぎゃ」
「この実験が完成すれば、そのデータを元に私は記憶を持ったまま何度も生まれ変わる。神をも超える私の超頭脳を、存在を、永遠に残す事ができるぎゃ!」
CV:島田敏
第47話に登場。
今作では「超小型」という設定がリファインされ、人間の耳の穴に忍び込める程に小さい、歴代最小のナノモンとして描かれている。
人間の霊体に着目した「記憶を保持したままデジモンを生まれ変わらせる実験」を行っており、実験の一環として死にかけていたシェイドラモンを「記憶の種」なるデータの塊に変換、人間の青年・"井原保"の霊体を一時的にデジタル化させた上で身体に植え付けた。
ただ彼はこの2人を「単なる実験道具」としてしか見ておらず、2人が歪に混ざり合った姿を見て「失敗も有益なデータ」と意に返さずにそのまま廃棄しようとする残忍さを持つマッドサイエンティスト。実験が成功すれば自身がそれを活用し、永遠に生き続ける腹づもりでいた。
正体を見破られた後は保の耳からシェイドラモンの身体を操って攻撃・逃亡を図るが、金属のボディを持つために磁石にくっつくという特性を利用され、エスピモンの体にテスラジェリーモンが触手を巻きつけ『パニッシューネ』を流し込むことで擬似的なコイル磁石を作る奇策で捕らえられ、シャーレに入れられ拘束された。
しかし、テティスモンがシェイドラモンを保の身体から取り除くのを見て、その原理を教えてもらおうとしたりと全く反省の色は無く、解放してもまた非人道的な実験を行うかもしれないと宙達が処遇を考えていたところ、久々に現れたブラックテイルモンが回収、デジタルワールドへ強制送還となった。
デジモンネクスト
削除部隊の参謀。配下にハグルモンを従えており、こちらはテイルモンに化けた。
メカスーツを使ってパラダイス温泉の女将であるエンジェウーモンに化けてピチモンから「ミズ」のデジメモリを奪おうとしたが、突発的にピチモンがマリンエンジェモンに進化し、オーシャンラブで戦意を喪失した。なお、料理はバグ、温泉は機械油で偽装していたものの、アグモンはバグを美味そうに食べていた。
最終決戦ではツルギ達に力を貸すべく参戦した。
デジモンリアライズ
図書館でたびたび目撃されていた黒い影の正体。
リアルワールドのネットワークに関する知識を蓄えていた。知識の探求を旨とする紳士的な性格であり、敵意はない。また、勘も鋭く、エリスモンがスパイラルを感知する様子に早くから着目していた。
空間の異常によってリアルワールドやデジタルワールドとも繋がらない状態になってしまい、主人公に助けを求めた。スパイラルを隔離するために力を使っている状態であり、スパイラルの討伐は主人公らが行った。
スパイラルの討伐で拡散を誘発してしまった際には敵の解析を担当し、勝利に貢献した。
シーズン1終盤では家賃代わりと称して図書館にスパイラルと戦っている。
その他
「デジモンクロスウォーズ 超デジカ大戦」では上記のナノモンとは別に、兵隊として戦う軍団のデジモンの事を指す言葉とて登場している。この影響で「デジモンストーリー超クロスウォーズ」では初代ナノモンを「ナノモンL(レジェンド)」と呼称していた。
そのためクロスウォーズアニメ第一話のスタッフクレジットに載っていたナノモンはチビックモンの事だと思われる。(担当声優もチビックモンと同じ菊池こころであるため)
また、初登場のVer.5ではサイクロモンからも進化できるのだが、そのサイクロモンとは左目がカバーに覆われて隠されている(カバーから破れたところから右目が露出しているとも言う)という共通点がある。
進化ルート
ハグルモンベース
ガジモンベース(デジタルモンスターVer.5)
初登場作品での進化ルート。驚くべきことにここまで一切機械要素がない。これ以外にもデルタモンからも進化できた。これを反映して旧デジカ・Bo-67ではこれら三体の成熟期デジモンが進化元に据えられた。
ギザモンベース(デジモンストーリーサンバースト・ムーンライト)
パラサイモンを除き、「Ver.5」のデジモンで構成された進化ルート。実はこのギザモンこそ先述のデルタモンに進化するデジモンであった。
なお、この作品ではボンバーナニモンとサンダーボールモンとのジョグレスでも生成できた。
その他の進化元
その他の進化後
- ファラオモン(旧デジカ・Bo-372)
- ムゲンドラモン(旧デジカ・St-580)
- ブラックメタルガルルモン(デジモンリンクス)
- グランドロコモン(同上)
関連タグ
小型完全体デジモン仲間
超デジカ大戦のナノモン
ピックモン(チビックモン)、モニモン、ボムモン(クロスウォーズ版)、チクリモン