データ
概要
初登場は「デジタルモンスター Ver.4」
ピンク色で丸っこい可愛らしい外見をしているが、れっきとした完全体の妖精型デジモン。
別次元の高度なプログラム言語から唱える魔法を扱い、あらゆる場所や時間、空間に出現する能力を兼ね備えている。
いたずら好きな性格をしており、魔法を唱えてコンピューター機器を暴走させているが、本人に悪気はない。
手に持っている槍は「フェアリーテイル」と呼ばれ、魔法を唱える際に使用する。
必殺技はコンピュータウイルスの詰まった強力な爆弾『ビットボム』。
恐らくイタリア語で小さいを意味する「piccolo」、もしくは「キューピッド」+「ころっと丸い」からだろうか。
メディアでの活躍
デジモンアドベンチャー
外からは見えない結界の中にある福建土楼のような屋敷を構えているデジモン。
クワガーモンに襲われたアグモンと八神太一を助け、選ばれし子供たちに、欠けているものがあると助言し修行をさせた。
その後はダークマスターズから太一達を逃がすために1人で立ち向かい、死亡した。
小説版ではアポカリモンに飴玉のように溶かされて殺されるという原作を超えるショッキングな末路を迎えた。
『っぴ』という口癖を付けて話すのが特徴的で、『デジモンネクスト』でもこれを踏襲している。
デジモンワールド
敵デジモンとして登場。
一人称は『ボキ』で二人称は『チミ』であり、語尾に『ネー』が付く。
デジモンフロンティア
モブキャラクターとして登場。
デジモンセイバーズ
バロモン配下の衛兵として複数体が登場し、ギズモン:XTに立ち向かったが、力及ばずにデータを吸収されてしまった。
デジモンネクスト
『セイのデジメモリ』をもつ賢人の1人。
デジモンアドベンチャーでは師匠ポジションだった為か、本作でも主人公を導く案内人として登場。登場当初は黒いローブを着た姿だったが、正体を現して以降はおなじみの口調で話す。
一時はシールズドラモンに重傷を負わされたが、ツルギのデジモンミニをデジヴァイスicにアップグレードさせて見送った。最終盤でもツルギらとNEOの戦いに駆けつけている。
デジモンクロスウォーズ
ガーゴモンの部下のヘブンゾーンの警官隊として登場。
デジモンゴーストゲーム
「お前を楽しいところへ送り届けてやろう……。さぁ、楽しい時間の始まりだ!」
「うぴぴ〜!人間はみんな、知らない時間を楽しんでるっぴ。大きな声で叫んだり泣いたり、大喜びっぴ〜!」
CV:吉田小南美
第19話に登場。初代や『ネクスト』同様語尾に「~っぴ」とつけて喋る。悪意は無いが話は通じないタイプ。
今作にて初めて時空移動能力を披露している。
怪異や不可思議な現象に遭いやすい時間帯・「逢魔が時」に現れ、人々を過去の時間に飛ばして『楽しませる』ことを目的として行動している。
しかしその世界には"自分を模した影"が顕れ、捕まったら最後、その時間に溶け込んで影に存在を取って代わられる重大なデメリットが存在している。
しかし、当のピッコロモンはその本末転倒さを全く自覚していないどころか「色んな時間に飛べるのが楽しい」と面白半分で、行動の分別がついておらず少々厄介。
さらに、風の便りで聞いた宙たち3人に対しては『お礼』としてデジヴァイスVを貰おうとしていた。
はじめてのおつかいをしていたガンマモンと、その後をコッソリつけていた清司郎・ジェリーモンコンビ、そして瑠璃を転送され犯人に目星をつけたアンゴラモンと遭遇。
デジヴァイスVを要求するが、「困ったら俺を呼べ」と言われていたガンマモンが宙を呼んだことでデジヴァイスVが共鳴し、過去へのゲートが開いてしまう。
過去へ転送されたガンマモンは影に惑わされることなく宙と再会。お礼もなしに勝手に時間転移されたピッコロモンは臨戦体勢に入って『ビットボム』を乱発するが、一行の連結プレーの前に押され、続けてデジヴァイスVが共鳴した瑠璃との合流を許してしまう。
全員進化され後がなくなったうえ、デジヴァイスVを一向に貰えない事に腹を立てたピッコロモンは、過去に遡って一行の存在を抹消すると言う強硬手段を決行。
手始めにベテルガンマモンの"過去"に向かうが、何があったのかボロボロの姿で帰還し、逆にその"未来"も気になり転移すると、今までの態度が一変し感動、勝手にガンマモンの親友となり和解した。
その後、「大親友の頼みなら」と別の時間へ飛ばした他の人たちも戻し、ガンマモンのおつかいを最後まで見届けた。
なお、第1話で同じく『ガンマモンの未来』を覗いたクロックモンはビビり倒していたが、覗いた時間のタイミングの違いだろうか?
第33話ではその後もガンマモンの元に遊びに来ていることが明らかになり、清司郎の部屋でチョコを取り合っていた。(しかし、この喧嘩が原因で、ある事件が発生してしまい…)
進化ルート
妖精型デジモンという可愛らしい位置付けではあるが、以外にもモジャモンやクロックモンといったゴツいデジモンから進化する傾向が多い。
究極体にはジジモンやクオンタモンが据えられる事が多い。カードゲームではバッカスモンに進化するルートも。
ジジモンルート
クオンタモンルート
バッカスモンルート(カードゲームリターンズ)
プレミアムバンダイ限定復刻版でバッカスモンが追加された時の一例。
ただし、「コレクターズ」ではバッカスモンはデジタマモンから進化するルート(つまりゴブリモンの究極体)も存在する。ピッコロモンから進化するルートが用意されたのはゴブリモンがオリンポス十二神族の宿敵であるタイタモンに進化するからだと思われる。
その他
旧デジカでは属性がワクチン種になっているカードがある。(St-474、Bo-982、Dα-344)
関連タグ
ピコデビモン…ピッコロモンの悪魔版といった容姿のデジモン。