概要
データ
レベル | 完全体 |
---|---|
タイプ | 植物型 |
属性 | ウィルス |
得意技 | イリュージョンミスト |
必殺技 | チェリーボム |
ウッドモンが更に進化し、非常に高い知性とパワーを得た植物型デジモン。
樹海の主と呼ばれ、身体からは幻覚を見せる霧『イリュージョンミスト』を発生させる事ができ、深く暗い森に迷い込んでしまったデジモンを更に深みに誘い込ませては永遠にその森から抜け出せなくし、さらに枝のような触手やツタで敵を取りこんで自らの栄養としてしまう恐ろしいデジモンでもある。長生きしているウッドモンを見かけたら、ジュレイモンに進化する前に倒すことが得策と言われている。
必殺技は名前は可愛いが頭部の茂みに生え、甘い香りを放ち、口にすれば確実な死が待つ禁断の木の実『チェリーボム』。
またデザインは初登場作でもあるデジモンワールド及びデジタルカードバトルでの姿とそれ以外の作品での姿の2種類があり、前者は細い腕のような枝が生え、葉が少しある枯れ木に目と口が付き、ホラーチックだが丸っこい目と笑ってるような口から少しは可愛さがある姿に対し、後者は強靭な腕のような枝が生え、立派に生い茂った大木に目と口と葉でできた髭が付き、目が鋭くいかつい顔をしている姿をし、各メディアにおいては後者の方で登場するのがほとんどである。
アニメでの活躍
デジモンアドベンチャー
ダークマスターズの一人であるピノッキモンの従者として登場。
ピノッキモンに連れ去られた高石タケルが自力で脱出し、「仲間達が変わっているのに自分だけ変わってない」と痛感した石田ヤマトの目の前に出現し、ヤマトとメタルガルルモンを八神太一とウォーグレイモンと戦わせるために、心巧みに彼を唆した。
その後、同士討ちを観戦しに行こうとしたピノッキモンを呼び止め、彼に欠けているもの=「心」の事を伝えようとするが、それがピノッキモンを逆上させる結果となり、ブリットハンマーで処刑されてしまった。
デジモンアドベンチャー02
ニューヨークに迷い込んだデジモンとして登場。
デジモンテイマーズ
第29話に登場。クルモンを見かけた3体のウッドモンがクルモンの力で進化する。
デジモンフロンティア
チェリーボムを連射したが、躱されてミョルニルサンダーとトールハンマーの二連撃を浴びて倒された。当然純平は脱出する。
デジモンセイバーズ
CV:木村雅史
14話でニョキモンを守る森の守護者として登場。珍しく明確に善良だと分かる個体。
風から様々な情報を感じ取る能力を持ち、メルクリモンの死もこの能力で感じ取った。この他にも根を伸ばして他者を防衛する能力や霧を発生させる能力など様々な能力を有する。
デジタルワールドに調査にやって来た大たちがザガンダ大森林に入り込むと幻覚を見せて立ち去るよう警告したが、イクトとDATSメンバーが戦闘を始めてしまう。その混乱に乗じてDATSメンバーとイクトの殺害を目論むゴツモンがアングリーロックを降らせ、事態は混沌を極めたが、DATSメンバーがアングリーロックからニョキモンを庇った為、礼としてメルクリモンの宮殿への行き方を教えた。
第28話で再登場し、霧を発生させて傷付いたデジモンたちを匿っていた(確認できるのはエレキモン、サンダーボールモン、コンゴウモン、ヴィカラーラモン、キウイモン、オタマモン、チョロモン、クネモン、コンゴウモン、ギザモン、トーカンモン、ニョキモン)。
バイオデジモンの攻撃からニョキモンらを庇って大ダメージを負うが、大たちのデジソウルで顕現した究極体型のオーラの攻撃で危機を切り抜け、デジタルワールドの行く末を大らに託し、傷付いたデジモンたちと共に眠りについた。
デジモンアドベンチャー:
最終話で登場。選ばれし子供について語るロップモンを手に乗せていた。ロップモンと共に暮らしていたウッドモンの進化系だろうか。
デジモンゴーストゲーム
「グハハハハハ!人間、大人しく儂の年輪の一部になるがいい!!」
「年輪を鍛えあげた儂の腕捌き、たっぷりと味わえ!」
CV:青森伸
第16話に登場。デジタルワールドでも曰く付きの老獪なデジモンで、人間界にてモリシェルモンが縄張りにするキャンプ場近くの森に住み着いては、『イリュージョンミスト』で迷い込んだ人を幻で誘い込み、自身の年輪を育てるための養分として喰らおうと人間狩りを行っていた。
近くに「霞さま」という神様の祠があることから「霞さまの神隠し」という都市伝説として噂されていた。
レベルが完全体である事に加え、獲物を喰らい続けて更に力を付けている事から、自身の実力に余程自信があり、「年輪が足りない」と相手のことを見下す節がある。
右腕の一本にヒビがあるのが弱点だが、自信家な性格が災いしてその事に気付かなかった。
襲った人間の悲鳴を聞きつけた宙とガンマモンを幻で追い込み、宙を蔦で捕まえて取り込もうとするが、ガンマモンとモリシェルモンに妨害されて対峙。すぐさま『チェリーボム』でモリシェルモンの霧を吹き払って、彼を含めた全員を喰らおうと襲いかかる。
戦いの途中でモリシェルモンに「ジュレイモンを燃やせ」と命令された宙が、以前シールズドラモンに殺されたボコモン先生の記憶がフラッシュバックし、攻撃の手を緩めたのを見逃さずベテルガンマモンを拘束。そのまま取り込もうとするも、瑠璃と清司郎が救援に駆けつけ、ジンバーアンゴラモンとテスラジェリーモンの攻撃で再度妨害される。
「おぉ、思い出した!忘れられぬ、蕩けるようなデジモンの味。久々に我が年輪が、よだれを垂らしておるわ…!」
しかし、久々にデジモンを味わった事で完全にベテルガンマモンらも養分にしようと企て、モリシェルモンの霧を打ち破り襲いかかるも、右腕のヒビに目をつけられたベテルガンマモンたちの連続攻撃を受けヒビが肥大化。
気付くも既に遅く、最後はベテルガンマモンの『ソルブロー』で3本の右腕の内2本を破壊され大幅に弱体化。戦意も喪失して自慢の年輪を破壊された恨み言を吐きつつ退散した。
尚ジュレイモンが腕を再生させるには100年ほどの月日を要するらしく、ジンバーアンゴラモンはしばらく表には出てこないだろうと予想している。
余談
ピノッキモンの進化前として扱われることが多いが、これは元ネタのピノキオがサクランボの木から作られたため。ピノッキモンにも「呪われたジュレイモンのデータから作られた」という設定がある。
ウッドモンからの進化で老化したと思ったら、次の進化で子供に戻るという、デジモンの多様性を表す進化といえよう。
関連タグ
デジモン 完全体(デジモン) ウッドモン 植物 大木 枯れ木 食人植物 デビルツリー ジドラ 樹木子 サクランボ
シェンウーモン……樹木の身体・賢者ポジションなどの共通点を持つ。究極体のため一見進化しそうな感じがするが、温厚な性格やワクチン種など相反する設定もあるためか、このルートは公式では確認されていない。
エントモン……ウイルス種・樹木の身体・完全体などの共通点を持つ。植物系・ウイルス種の完全体デジモンがジュレイモンしかおらず、その枠を補強するという目的で開発された経緯を持つ。