ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

スカルグレイモン

すかるぐれいもん

バンダイの育成バトルゲーム『デジタルモンスター』に登場するデジモンの一種。
目次 [非表示]

データ編集

レベル完全体
タイプアンデッド
属 性ウイルス
必殺技グラウンド・ゼロ/グラウンド・ゼロ改/オブリビオンバード

公式設定編集


デジモンウェブ「デジモン図鑑」編集

全身が骨だけになってしまったスケルトンデジモン。

戦う事だけに執着してきた デジモンが、肉体が滅んだにもかかわらず闘争本能だけで生き続けた結果、スカルグレイモンになってしまった。

闘争本能しか持ち合わせていないスカルグレイモンには知性のかけらも無く、他のデジモンにとってはその存在は脅威となっている。

必殺技は脊髄から発射される有機体系ミサイル『グラウンド・ゼロ』。

近年の研究では、新たに追尾機能も加わり、威力・範囲も格段にグレードアップした『オブリビオンバード』として進化を遂げたとされている。



概要編集

初期携帯機・デジタルモンスターVer.2にて初登場。

戦うことに執着し続けたデジモンが、その闘争心のみで生き続け、アンデッドの姿へと進化したデジモン。

名前の通り、心臓以外はすべて骨であり、闘争本能のみで生きているため、知性はかけらもなく、眼前の目標をすべて壊しつくす破壊の権化と化している。

この設定から分かると思うが、実はグレイモンから進化するデジモンではなく、あくまでも「戦うことに執着したデジモンの行き着く進化先」でしかなかったりする。

これはウィルス種のメタルグレイモンも同様である。

そんな初代ではそもそもグレイモンからは進化できない。


武器は脊柱に据えられている生体弾頭弾『グラウンド・ゼロ』であり、その名の通り一発で目の前にあるものすべて焼きつくす恐るべき破壊力を誇る。

DIGIMONWORLD Re:Digitize Decode以降はグラウンド・ゼロに追尾性能と破壊力を跳ね上げさせた有機生体ミサイル攻撃・『オブリビオンバード』と呼ばれる必殺技が追加された。


登場当初は「メタルグレイモン」と相反するライバルとして扱われていることが多かった。


・更なる力を求め体の各部を機械化したメタルグレイモン。

・骨と核、戦うためのみ存在に成り果てても力を求めるスカルグレイモン。


同じ力を求めた者同士ではあるが機械とアンデッド、とても対照的である。

その凶悪で斬新なデザインと設定、圧倒的な強さから今でも根強いファンがいる古参デジモン。

また、アニメでの無敵とも言える描写から最強クラスの完全体デジモンに名前を挙げる人も多い(あくまで完全体自体が少なかった初代や02当時の演出面での意見なので完全体が増えた現状では評価は分かれるところ)。


知性がなく闘争本能で生きている設定、そのデザインやアニメでの扱われ方が影響したか、総じて暗黒進化の代表例のような扱いを受けることが多い。あくまで誤った目的で進化させようとした結果、この姿に進化したからそのように扱われるのであって、スカルグレイモンの存在そのものは誤った進化というわけではない(公式で明確に誤った進化と言われているのはウェンディモンだけである)。

この点はゲンナイにもフォローされている。凶悪な性質だが、テイマーの腕次第で正しい目的の為に戦うこともできる…筈である。

現にブラックアグモンダークティラノモン等ウィルス種の恐竜型からすれば正統的な進化の1つである。


また、強力なデジモンには違いないが、オーガモンはコイツを討伐して骨から骨棍棒を作ったという凄まじい逸話があり、オーガモンの究極体の武器もスカルグレイモンから作られているというのだから、彼らのポテンシャルの高さが窺える。

これに加えてスーパーダークナイトモンの槍にもなっており武器として利用されることの多いデジモンとも言える。




活躍編集


ゲーム作品への登場編集

PSデジモンワールド編集

デジモンワールド

町の新聞イベントをこなすことで、ウィルス種のデジモンのみが入ることのできる闇貴族の館に出現。

以前はデビモンの影響で入れなかった扉の先でプレイヤーを待ち受ける。

倒すことで町に参加し、自身を組み立てたヴァンデモンと共に闘技場に参加するようになる。

片言ではあるが一応喋れるようだ。


プレイヤーが育成することもできるが進化条件が厳しく、作中屈指の難易度を誇る。

戦闘に負けハートを失ったメタルグレイモンやメガドラモンが低確率で進化という暗黒進化を意識したかのような特殊進化条件を持つため、偶然進化して驚いた人もいるのではないだろうか。


使用できる技も非常に強力なため、進化できればその圧倒的な力で相手を蹂躙することも可能。

通常時は目が緑色だが、戦闘時には目を赤く輝かせながら爪を相手に向ける。


他にも地面に手足を固定させグラウンド・ゼロの発射体制をとるなど3Dモデルも力強いイメージで細かく作りこんであるため未見の方は動画などを調べてみてはいかがだろう。


なお、スカルグレイモンに限った話ではないが足音が非常にでかい


デジモンストーリー編集

クロンこうざんのボスとして登場。アンノウン-Dの命令でフィルを攫ったムゲンドラモンがフィルの機転で進化チップとすり替えた退化チップを組み込まれて退化した姿。レベルをある程度上げて広範囲技を使えば比較的簡単に倒せるが、スカルグレイモンの攻撃もかなり激しいため、どうしても厳しい場合は進化ディスクを使おう。

第2作以降は育成可能キャラに加えられた。


デジモンワールド-next0rder-編集

仲間キャラクターの広瀬コウタのパートナーであるユキムラ(グラウモン)が無茶な特訓を強いられ、その後異構築によって進化し暴走。

主人公によって討伐され、デジタマに戻ってしまった。

その後ちゃんと成長し、デュークモンに至っている。


また、プレイヤーも育成可能。


サイバースルゥース及びハッカーズメモリー編集

これと言ってシナリオに絡まない形で、プレイヤーが育成可能デジモンの1体として登場。

魔法関連の能力を完全に捨てた物理アタッカーで、攻撃面に関してのみ下手な究極体に迫る性能を誇る。

上記の必殺技『グラウンドゼロ』は50%の確率で、ヒットした相手デジモンの防御力を10%下げる効果に加え、SSの『竜の怒り』で自軍パーティの攻撃力を15%も上昇させる。

但し、前述の通り魔法関連を捨て切った為、基本的にワクチン種の魔法攻撃には耐えられないのが難点。


ハッカーズメモリーでは、サブクエストの『化石楽園』にて、シーラモンと共にイベントボスとして戦う事になる。



デジモンリアライズ編集

スパイラルの影響で暴走したティラノモンが進化中にスパイラルの干渉を受けて暗黒進化してしまった姿。

技名以外ではまともに話す事もままならず、ほぼティラノモンの意識は死んでいるといってもいい。

ティラノモン時点でも高かった戦闘力が更に高まっており、オブリビオンバードの一撃でグレイモンをアグモンに退化させた。最期は初進化したフィルモンと成熟期デジモンの総攻撃を受けて怯み、最期はメタルグレイモンのトライデントアーム、ギガデストロイヤーの二連撃を浴びて倒された。

かつてはアグモンの進化系とされ、主役として扱われたティラノモンが暗黒進化し、アニメでの出演以降、看板デジモンとして扱われるようになったグレイモン系譜に倒されるという皮肉な末路であった(実はアドベンチャーでは対の関係にされている以上、メタルグレイモンとスカルグレイモンの対決はXW版を除けば歴代アニメでもやっていない)。

その後は転生して元の善いティラノモンに戻ることができたようである。



アニメシリーズでの登場編集

デジモンアドベンチャー編集

CV:坂本千夏

デジモンアニメシリーズでは、今作が初登場となる。第16話に登場。

太一のパートナーデジモンであるアグモン暗黒進化型として登場。

強力になっていくたちを前に、焦る太一がグレイモン(アグモン)に強敵との戦闘を無理強いした結果、超進化した。

しかし、無理と焦りからくる歪んだ勇気(無謀)での超進化だったため、暴走して仲間たちにまで危害を加え、ひとしきり暴れまわったあと幼年期コロモンに戻る。

子供たちは知る由も無かったが、結果論ではスカルグレイモンの暴走がエテモン一味に一定の混乱・被害をもたらしたが、この出来事をきっかけに主人公の八神太一に力に固執する危うさを刻みつけた。


後に本当の"力"の意味を知った太一は、仲間の危機を救うべくグレイモンをメタルグレイモンへと進化させている。


デジモンアドベンチャー02編集

同じく太一のパートナーデジモンであるアグモンの暗黒進化型として登場。

こちらは第9話においてデジモンカイザーが、太一のアグモンの資質に目を付け、イービルリングによる強制進化を行った結果、暴走した姿。

あまりの暴れぶりにさすがのデジモンカイザーも手を焼いたほか、完全体クラスに進化できないとはいえ(様々な究極体デジモンデジモンを見てきた)タケルにも「逃げるんだ……まともに戦って、勝てる相手じゃない!!」と言われるほど。

デジモンカイザーはスカルグレイモンではなくメタルグレイモンを求めておりその後は何度か進化と退化を繰り返したようだがスカルグレイモンが暴れるだけで失敗。

イービルリングをイービルスパイラルへと改良することで制御に成功してメタルグレイモン(ウィルス種)に進化したことで出番は終了した。


デジモンクロスウォーズ編集

CV:草尾毅

第20~21話にてダークナイトモンの配下としてスカルサタモンと共に登場(スカルナイトモンとのスカル繋がりだと思われる)。

対とも言えるメタルグレイモン(クロスウォーズ)とぶつかるも弾き飛ばされた。

その後ダークナイトモンに強制デジクロスでとりこまれスーパーダークナイトモンの槍となった。

初のメタルvsスカルのグレイモン対決や02以降の出番で作画そのものが安定した恩恵を受けた(短い出番であまり動いた訳ではない)が、クロスウォーズは人気のあるデジモンの扱いが悪い傾向が他作品より強いとされあっさりと負けて武器化されたことでその一例に挙げられることもある。


デジモンゴーストゲーム編集


「朽…チ…果…テ…ロ」


CV:江川央生

第22話に登場。

ピロモンの見せる夢に出現し、夢を見た相手を襲い怪我を負わせていた。

スカルグレイモンに負わされた傷は現実にフィードバックされ、打ち所が悪ければ即死する可能性があり、しかも追われている際にある程度離れてしまうと最初に現れた地点に戻され、そこから再度追われてしまう(スタート地点が分かれているとそこで別々に出現するがスタート地点が同じなら複数人でも襲ってくるのは一体になる)。そのため完全に逃れるにはピロモンを起こすしか方法はない。


悪夢を見ていた瑠璃アンゴラモン、そして被害が立て続けに発生し、異常を感じ黒い泡に触れた清司郎ジェリーモンを追い回す。

しかし、逃げて海に落ちた清司郎が機転を利かせ、明晰夢を利用しジンバーアンゴラモンテスラジェリーモンを強化しスカルグレイモンを圧倒。最期は巨大化したテスラジェリーモンの『ボルスプライト』を受け、いくらレベルが格上でもサイズ差のある相手の攻撃には耐えられずに粉々になった。

ところが、夢であるためか完全に倒すことはできず徐々に再生し始め、最後の悪あがきと言わんばかりに再生間際に『グラウンド・ゼロ』を発射しようとする。しかし、これも間一髪で遂にピロモンが目覚め、夢から覚めたことで難を逃れた。


ピロモン曰く夢の過剰摂取で調子を崩し、悪夢を見てしまったそうだが、昔スカルグレイモンに追われていたことがトラウマになってしまったようで、以来悪夢を見る際は決まって現れるようになってしまっていたという。

そのため、夢の中のピロモンは自分の夢であるスカルグレイモンに怯えていた。


このため、厳密にはこの回に本物のスカルグレイモンは登場しておらず、今回の被害も全てピロモンの能力によるものである(アンゴラモンも初遭遇時「闘争本能だけで動く危険な奴だけど、こんな能力はない」と困惑していた)。


因みに前作では「アグモンの暗黒進化」が起き、「スカルグレイモンの腕を持つアイツ」も僅かながら登場しているにもかかわらず本人は出演せず終了しているため、ある意味リベンジ出演といえる。

ただし、これまでと違い原種を含むその他のグレイモン種との絡みは一切なかった。


また、デジモンのデータが表示された際、必殺技欄には「オブリビオンバード」のみ表記されていた。


余談だがアフレコ時、スカルグレイモンの両手を左右に大きく開いたポーズが「すしざ〇まい」と説明されたとのこと


推測し得る進化系統編集

グレイモンなどの恐竜型から進化する傾向が多い。

進化先として選ばれることの多いのは比較的万能なムゲンドラモンやウィルス種グレイモン系の進化先であるブラックウォーグレイモン。メタルグレイモン(ウィルス種)との被りが多く、スカルグレイモン特有となると武器化することからタイタモンやスカル繋がりのスカルマンモンが数例ある程度で進化先はばらけがち。


Ver.2編集

プニモンツノモンガブモンorエレキモンカブテリモンorエンジェモンorバードラモンスカルグレイモン


アグモン系ルート編集

ボタモンコロモンアグモンorブラックアグモングレイモンorグレイモン(青)スカルグレイモンムゲンドラモンorブラックウォーグレイモンorブリッツグレイモン


その他、進化前になったデジモン編集

サイクロモン

余談編集

骨格がグレイモンらしくないとよく言われている。

これについては概要でも説明した通り、必ずしもグレイモンから進化する訳ではなく、デジタルモンスターVer.2ではそもそもグレイモンから進化しないことが影響していると思われる。

Ver.2での進化元はカブテリモン、バードラモン、エンジェモンであり、このことから体格はカブテリモン、頭部(歯)や尻尾はバードラモン、背中の飛び出た骨はエンジェモンの翼ではないかという説がある。

また、角や体格が似ている点からサイクロモンが候補として上がることもある(なおサイクロモン→スカルグレイモンが明確に繋がる進化ルートは2022年まで一度も組まれたことが無かったがデジモンサヴァイブにてようやく進化ルートに組み込まれた)。


武器化に縁のあるデジモンであることは概要でも述べたが、そのオーガモンの棍棒は時を駆ける少年ハンターたちでは麺打ちに使われ、サイスルではグラウモンがラーメンの出汁に使うためオーガモンから借りており、何故かラーメンとも縁がある。

サイスルの一件ではオーガモンは正気を疑っていたが、ラーメンを食べたグラウモンのテイマー曰く美味しかったのでいい出汁が取れるようだ。


『グラウンド・ゼロ』に『オブリビオンバード』という上位互換が追加されたが基本的に同じ技…というよりオブリビオンバードにとって変わられている。

これが追加されたDIGIMONWORLD Re:Digitize Decodeではマグナモンのエクストリームジハードも設定としては残ったまま別の技が追加されており、このことからジハードのように「爆心地」という意味しか持たなかった『グラウンド・ゼロ』に別の意味が追加されてしまい海外展開もしているデジモンでは必殺技名としての採用が難しくなったからという推測がある。

技としては全く同じと思われる『スカルデストロイ』やクロスウォーズでの誤表記の可能性がある『グランドゼロ』などこれ以前にも『グラウンド・ゼロ』の名前が変わったかのようなことがあったことも根拠とされる(ただし、如何せんデジモンなのでどちらも誤植の可能性は否定できない)。

なお、エクストリームジハード同様前述のように設定としては残っておりなくなった訳ではない。



関連イラスト編集

スカルグレイモンスカルグレイモン


関連タグ編集

デジモン グレイモン みんなのトラウマ

メギドラモン ヴリトラモン シャイングレイモン:暗黒進化もしくは暴走つながり。特にメギドラモンは生きた厄災という点では酷似している

スカルマンモンスカルバルキモンスカルサタモン:同じく骨だけの姿となったアンデッド系デジモン。このうちスカルサタモンは同じく最強クラスの完全体デジモン。一説には必殺技の追加は2体の戦闘力の差を少なくするためと言われている

ムゲンドラモン:デジモンアドベンチャー:ではコイツがスカルグレイモン枠として登場。一応上記の様にスカルグレイモンから進化するルートもある為、そこまで違和感のある設定ではない。なお奇遇にもゴーストゲームで演じた江川氏は無印の方でムゲンドラモンだけでなく:共々オーガモンも担当していた。

ブラックウォーグレイモン ブリッツグレイモン ガイオウモン:進化先候補のウイルス種のグレイモン系デジモン。ただしブリッツグレイモンに関しては進化したことが一切ない。

関連記事

親記事

グレイモン ぐれいもん

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 588532

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました