概要
ハードはPSVITA、キャラクターデザインはタイキ。主題歌は藍井エイルが担当。
なお、タイトルの「O(オー)」が「0(ゼロ)」になっているのは仕様で、作中表記も全て置き換えられている。(例:LORD→L0RD)
デジモンデザインは『サイバースルゥース』のものを流用しているが、今作では2体のパートナーデジモンを同時に育成するといった新要素など、より育成要素に多くのリソースを割いている。そのため登場デジモンこそ200体ちょい(色違い含む)と少し少なめだが、システムボリュームとしては十分だとする声が多い。
初代作であるデジモンワールド主人公を髣髴とさせるマメオを登場など、時系列的に純粋なデジモンワールドの続編でもある。
前作である『リ:デジタイズ』と比べても、デジモンワールドシリーズとして高い完成度を評価される一方、前述のように育成要素にボリュームを割きすぎた結果、RPGの短さに不満を感じるプレイヤーや、頻繁なエラー落ち(アップデートで改善済み)が報告されるほか、不親切な操作面など低評価な部分もある。
プラス要素とマイナス要素がはっきり分かれているためある程度人を選ぶ作品ではあるが、育成システムに力を入れた結果、旧来のデジモンワールドファンからは高い評価を得ている。
その後、2017年2月17日にPS4移植版の『INTERNATIONAL EDITION』が発売された。グラフィックの向上はもちろん、デジモンやシナリオがいくつか追加され難易度も調整されている。
難易度はイージー、ノーマル、ハード(クリア後に追加)の3種類となっているが、イージーの時点でPSVITA版よりも高難度である。
進化に必要な数値の大幅増加、敵デジモンの圧倒的すぎるステータス上方もあって凄まじい高難易度になっており、そこらのモブ成熟期に超究極体2体が蹂躙される事もざらにある。
また、これに合わせてPSVITA版の方にも、追加デジモンが使用可能になるアップデートが行われた。
2023年2月22日には『INTERNATIONAL EDITION』のNintendo Switch版が発売した。
新たにPSVITAの難易度に相当するビギナーの追加、移動速度の上昇などの追加要素がある。
あらすじ
――忘れかけていた、思い出の贈り物。
久しぶりの感覚に胸を高鳴らせてデジヴァイスを起動する。
次の瞬間――真っ白な光が全身を包み込んだ。
目を覚ますとそこは、入り口も出口もない不思議な世界。
戸惑いを打ち砕くように襲い来る、未知なる脅威。
窮地に駆けつける、懐かしいパートナーたち。
途切れかけた絆がつながり、奇跡を起こす。
高校最後の夏休み。
奇跡が灯した光が、新たな冒険の扉を開く――!(公式サイトより引用)
登場人物
主人公。デジタルワールドに迷い混んだ高校3年生。小学校の頃にデジモンゲームの全国大会で準優勝した経験を持つ。
CV:KENN
主人公同様、デジタルワールドに迷い混んだ高校3年生。正義感の強いお人好し。
しかし状況が変化していく中で自分だけが取り残されたような気持ちになり、次第に焦りを露わにしてゆく…
CV:東山奈央
同じくデジタルワールドに迷い混んだ高校3年生。気が強く、行動力がある。
一刻も早くリアルワールドに帰還しないといけない理由が有るらしく、それが焦りへと繋がっていく。
CV:雨宮天
主人公達に保護された、記憶喪失の少女。「ハラヘリヘリ」「バチコーン」など擬音っぽい言葉を使う天真爛漫な性格。
CV:鈴村健一
各地で出没するムゲンドラモンと関係のあると思しき青年。
「マメオ」という名前は、ニット帽に付いたマメモンのワッペンから付けられた通称。
CV:沢城みゆき
前作のリ:デジタイズからのゲストキャラクター。
並行世界を行き来する力(管理者権限)を持つ少女。世界の危機が波及する事を防ぐために主人公たちに協力する。
CV:岡本信彦
過去の大会で主人公に勝って優勝した少年。デジタルワールドの危機の裏で暗躍しているようだが……?
デジモン
CV:島田敏
始まりの街・フローティアの長老。主人公達に世界の危機の原因を探り、街を復興させる事を頼む。
初代作のデジモンワールドのジジモンとは、同型の別デジモン。
CV:浪川大輔
デジタルワールド一の智恵者と呼ばれているジジモンの旧友。偏屈な性格で現在はジジモンと袂を分かち、ロンリ炎山に篭っている。
ユキムラ
CV:織田優成
コウタのパートナーで、初期状態はギルモン。礼儀正しい武士のような性格。
リッカ
CV:徳光由禾
ヒマリのパートナーで、初期状態はプロットモン。甘えん坊な性格で、いつもヒマリにくっついている。