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超究極体

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ちょうきゅうきょくたい

超究極体とは、デジタルモンスターの最終形態の二次的な通称で、公式的には世代を表す用語ではない。

概要

究極体の範疇を超えるほどまでの力を得て、更なる力を得たデジモンの最終形態である。ただし、公式での世代は究極体。

初出は漫画「デジモンアドベンチャーVテイマー01」のアルカディモン。他にはアルフォースブイドラモンデーモンの超究極体が登場している。Vテイマー01においては世界の生態系バランスを崩し、並の究極体デジモンでも、一対一では歯がたたない程の能力を持つ存在とされた。

Vテイマー01原作の井沢ひろしにより提案され究極体の中でもより強い存在として登場することとなった。

(SPインタビューやぶのてんや先生&渡辺けんじ先生後編)

公式設定には世代、レベル、成長段階としての「超究極体」は存在していない。しかし、「Vテイマー01」独自の設定に留まらず、後述のように公式設定にも反映されているように概念としては存在している。

『デジタルモンスター 25th Anniversary Book ―Digimon Device & Dot History―』でjは『究極体を越える力を持つ』という意味として使用されるとしている。

デジモンには究極体同士の融合、究極体のX抗体、究極体の改造など様々な形で究極体から一段階進化したようなデジモンが多く、特にアニメではデジモンが究極体からパワーアップすることはほぼ定番となっている。

また、ボスクラスや強い設定のデジモンはほかの究極体を従える、究極体相手でも容易く勝利する、ほかの究極体を引き合いに出して強さを強調するといった描写や設定も少なくない。

こういったデジモンを作品によっては独自に超究極体として分類している。

つまり、公式設定での世代は究極体だが作品によっては超究極体として分類するというアバウトな扱いを受けている。

主にゲームにおいて設定されるケースが多いが作品ごとに基準は異なっているので一貫したものではない。

超究極体という呼称を使わずにすべて究極体とする場合と究極体を究極体と超究極体に分ける場合だけでなく、「究極体2」(ロストエボリューション)と別の呼び方を使ったケースや世代は究極体だがゲームの都合上わけられてはいる(「デジモンカードゲーム」のLv.7枠や「デジモンワールド-next0rder-」では金色表記になっている)と扱いも様々。

各ゲームや海外産の[『DigimonMastersOnline』ではバーストモードやモードチェンジだが『デジモン新世紀』では超究極体を採用しているなどを見ると2010年代後半から超究極体を世代として採用することが増えた様子。

こうした公式の分類でも、例えば超究極体扱いされるのが多いオメガモンは所属するロイヤルナイツや互角に戦ったデジモンも多いが、公式ではそれらのデジモンはほとんどが究極体扱いのままである。

超究極体の世代がある『デジモンストーリーサイバースルゥースハッカーズメモリー』のカオスドラモンはムゲンドラモンから進化した設定とゲーム内でも同様の進化を行うのに究極体に分類されている。こうした単純に強さや進化だけで分類されていないパターンも見られ、詳細な定義が難しい存在と言える。

また、ファンからも強い設定、超究極体扱いされるデジモンと同じ勢力、作品で互角に戦うなどしたデジモンを非公式に呼ぶこともある。

「超究極体」または「超越体」と呼称される場合もあるが、デジモン以外の存在にあてはめられることもある

「超越形態」という言葉はカイゼルグレイモンマグナガルルモンの二者を指す言葉である。

以下は一部リストであるが、当然これらのX抗体も当てはまる。

公式に超究極体として分類されたデジモン

デジモン図鑑

アーマゲモン(公式サイトのデジモン図鑑で現在唯一超究極体であることが明言されている)

ゲーム等で分類されたデジモン

アグモン(勇気の絆)(リアライズ)

アポカリモン(ハカメモ、リアライズ)

アルファモン王竜剣(ハカメモ、リアライズ)

インペリアルドラモン(パラディンモード)(ハカメモ、リアライズ)

エグザモン((サイスル、リアライズ))

オメガモンと亜種(ズワルト、ズワルトディフィート、Alter-B、Alter-S、マーシフルモード)

ガブモン(友情の絆)(リアライズ)

カオスモンとカオスモンVA(ハカメモ、リアライズ)

クロノモン(ストーリー内で超究極体デジモンと呼ばれた珍しい例。なお後に育成可能となったクロノモンHMは究極体2には分類されなかった)

ミレニアモン

スサノオモン(ハカメモ、リアライズ)

デュークモンクリムゾンモード(ハカメモ、リアライズ)

ベルゼブモンブラストモード(ロスエボで究極体2、リアライズ)

ベルフェモンRM(サイスル、リアライズ)

ファンロンモン(リアライズ)

ルーチェモン(サタンモード)(サイスル、リアライズ)

実質的に超究極体とされているデジモン

前述の通りその作品での超究極体のような特殊な枠に設定されているケース。

後年のゲームでは究極体扱いされて超究極体の分類に入れられなかったり、逆に登場機会がないことでそれ以降そもそもの分類の機会がないままという場合もある。

究極体からのパワーアップや進化をまとめるゲームの都合とも言えるので断言はできない。

バーストモード(デジモンセイバーズ)(ロスエボで究極体2。ネクオダでは金色表記。新デジカではLv.7に分類)

四聖獣(ロスエボで究極体2)

アルティメットカオスモン(新デジカでLv.7。前述したカオスモンの系列にあたるが超究極体の分類があるゲーム作品への出演がない)

イージスドラモン(ロスエボで究極体2。新デジカでLv.7)

インペリアルドラモン(ファイターモード)(ロスエボで究極体2。ネクオダで金色表記)

ヴァロドゥルモン(ロスエボで究極体2)

オルディネモン(新デジカでLv.7)

オグドモン(新デジカでLv.7)

カオスデュークモン(ロスエボで究極体2)

グレイスノヴァモン(新デジカでLv.7)

クオーツモン(デジモンクロスウォーズ)

ジエスモンGX(新デジカでLv.7)

シャウトモンX7スペリオルモード(新デジカでLv.7)

シャカモン(新デジカでLv.7)

ズィードミレニアモン(ロスエボで究極体2。前述のミレニアモンからの派生先)

ダークネスバグラモン(新デジカでLv.7)

デクスモン(新デジカでLv.7)

トラロックモン(新デジカでLv.7)

フェンリルガモン:建御雷神(新デジカでLv.7)

プロキシマモン(新デジカでLv.7)

ベリアルヴァンデモン(ロスエボで究極体2)

ボルトバウタモン(ネクオダで金色表記)

ムーンミレニアモン(ロスエボで究極体2。前述のミレニアモンの精神体デジモン)

ラグナロードモン(新デジカでLv.7)

ファンらによって分類されるデジモン

前述の通り、公式では究極体として扱われているが超究極体としてファンに分類されるケースは多い。ロイヤルナイツを始めとした究極体デジモンの勢力などはその傾向がある。また、02のデーモンやケルビモンのようにデジモンと同じ姿だがデジモンと言えるのか謎のケース、特殊な事情で本来よりもパワーアップしているケースなどがあるので、デジモン自体は究極体でも個体として特殊という場合もある。また、作品オリジナルのデジモンはその場限りの傾向が強く、究極体より強そうだが世代自体が不明ということも。

究極体(または究極体クラス)の進化・融合などによって生まれたもの

グランドジェネラモン(デジモンクロスウォーズ)

デクスドルゴラモン

通常の究極体を遥かに超える力を持っているとされている究極体

デーモン(デジモンアドベンチャー02)

デーモンX抗体(『超究極体デジモンをも凌駕する力が吹き上がるとされる』という設定がある)

ガルフモン (映像作品では完全体に敗北した一方、本来の設定では世界を破滅させる力がある)

四大竜 (特にメギドラモンのX抗体はデジモンの力を超えたと公式で記述)

伝説の十闘士(デジモンフロンティア)

メタモルモン

ドルゴラモン

オウリュウモン

スレイプモン(チィリンモンの時点で既に究極体に匹敵する力を持つ)

ヴァロドゥルモン

リヴァイアモン (最強と公式で記述)

グランドラクモン

デュランダモン

その他究極体以上とされている存在

イグドラシル_7D6(デジモンセイバーズ)

アグモン・バーストモード(同上)

例外

クロックモン(「自在に時間を進めたり戻したりすることができる」という成熟期にあるまじき能力を持っていた。後に「1900~1999年の間でのみ」という制限が付け加えられた)

オニスモン

ネオ

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