概要
携帯機の『デジモンアクセル エビルゲノム』に初登場。
公式設定
吸血鬼デジモンの王とされる魔獣デジモン。古くからダークエリアに城を構え、かの七大魔王といえども手出しすることができないほどの強さを誇るといわれる。物腰は紳士的であり、グランドラクモンの発する声には「魅了」の効果もある為、討伐に出た天使デジモンを何体もフォールダウン(堕天)させたこともある逸話を持つ。死なない体を持っていると伝承されており、デジタルワールドにダークエリアが生まれる経緯に関係しているとか、謎の進化「Death-X(デクス)」の真相を知っていると言われているが、彼の城まで辿りつくこと自体困難であるため、この謎を彼に問いただすのは非常に困難であると言うしかない。必殺技はあらゆる敵を瞬時に氷の結晶体へと変える『クリスタルレボリューション』と、見据えた相手の心を闇のとりこにしてしまう邪眼『アイオブザゴーゴン』。
デジモンクロニクルX
全デジモンを死のX進化「デクスリューション」させようと企み、旧デジタルワールドで倒したデジモンをデクスリューションさせダークエリアに送っていた。ロイヤルナイツが開催したバトルロイヤルを利用し、強いデジモンを配下にする為に動いていたが、最後に勝ち残ったデジモン(プレイヤーが育てたデジモン)により、不死の身体を持つ自身への対抗策としてダークエリアに封印された。
ダークエリアを生み出したデジモンである事が明言され、彼が旧デジタルワールドに現れて動き回った事で、旧デジタルワールドとダークエリアの境界線に影響を与え、これを察知し、絶好の機会と見た一部の七大魔王は、それぞれの目的の為に動き出した。
公式設定にもダークエリアを生み出した存在である事が反映されているならば、Xデジモンという新種でありながら、ダークエリアを生み出した古き存在という奇妙な立ち位置にあると言える。
尤も、進化系譜にも組み込まれているXデジモンでありながら古代種たるサングルゥモン、Xデジモンでありながらデジモンの原型とされるプロトタイプデジモンなど似た立ち位置のデジモンは多かったりするが…。
デジモンストーリーサンバースト・ムーンライト
クーロン商会の会長として登場。10万bitを持っているとバトルを避けることができ、クーロンブレードという装備まで貰えるが、持っていない場合は戦闘に突入。
ドラクモン系は育成可能だが、本作ではグランドラクモンは育成不可能であり、次回作の「ロストエボリューション」から育成が可能となった…が、強さは七大魔王でさえ手が出せないとされる原作とは異なり、究極体の中でも普通に強い程度。
デジモンストーリー ハッカーズメモリー
ヴェノムヴァンデモンを従えEDEN最下層で力をためている隠しボスとして登場。如何にも尊大な王といった感じで、設定の様な紳士的な物腰ではない。無限の魔力を得るための儀式を邪魔した主人公を排除する為に襲い掛かってくる。
デジモンリアライズ
シーズン2から登場。
公式設定同様にダークエリアに潜む凶悪なデジモンという設定。そこかしこに『デジモンアドベンチャー』のヴァンデモンのオマージュが見受けられる。
ダークエリアでの生活に退屈していたのか、これまでのテイマー達の戦いを観客気分で監視しており、彼らの絆などを素晴らしいものと評しているが故、氷像にしてコレクションしようと企む。
進化前の時点でもガイオウモンと渡り合えるほど戦闘力は高く、パートナーデジモンの攻撃を一斉に受けても意に介する様子はなかった。
スカルサタモンやファントモン、ヴェノムヴァンデモン、デスメラモンといった暗黒系デジモンを配下にしている。
現実世界ではマタドゥルモンの姿で実体化。夜な夜な出現しては人間たちの生き血を啜っていた。
千尋を襲撃した所、ガイオウモンに乱入された為、一先ず撤退する。
今度は周囲の成長に取り残されて思い悩むミチとエンジェウーモンを洗脳し、暴走するよう仕向けただけでなく、配下の暗黒系デジモンを使ってテイマー達の戦力を分断させるが、そちらはデーヴァのマジラモン、クンビラモン、シンドゥーラモンが救援に現れた為、テイマー達の戦力差は覆された。
ダークエリアでの戦いではラセンモンとグリズモンを追い詰めるも、沙羅の説得でミチとエンジェウーモンが正気を取り戻し、ラブリーエンジェモンへの進化を習得。最期はラセンモン、ムゲンドラモン、ラブリーエンジェモンの総攻撃に敗れた。
プロットモン曰く、自分から攻撃で発生した光芒の中に飛び込んでいったらしく、その中に自らが求める『輝き』を見出したようである。