データ
レベル | 究極体 |
---|---|
タイプ | 暗黒騎士型 |
属性 | ウイルス |
得意技 | スパイラルウェイラー、カオスショット |
必殺技 | ジュデッカプリズン、デモンズディザスター |
概要
暗黒進化により、ウイルス種としての本能に目覚めたデュークモンの影とも言うべきデジモンで、ロイヤルナイツ初のダーク版(余談だがロイヤルナイツの設定自体の登場も、カオスデュークモンの初出作品と同タイミング、ロイヤルナイツのデジモンのダークバージョンはオメガモンズワルト、闇堕ちや暴走形態としてはオメガモンズワルトDEFEATなど後から出てきたため現在は唯一ではない)。なお、設定としてはロイヤルナイツのデュークモンとは完全に別の個体と言える。
白銀と赤色で構成される原種とは異なり、鎧が寒色に変化、その心は闇に閉ざされて冷酷な性格になっており、まさしく「デジタルハザード」そのものと言っても過言ではない。
一説ではメギドラモンの別側面ではないかという説もあり、メギドラモンがカオスデュークモンの姿に、カオスデュークモンの姿がメギドラモンに見える事があるらしい。『デジモンストーリーロストエボリューション』ではこの設定が反映されたのか、メギドラモンから進化できる究極体2デジモンとして扱われている。逆に『DigimonMastersOnline』ではメギドラモンの方がX進化するのもあってかメギドラモンへの進化の前にこちらに進化できるというメギドラモンより下位の扱いを受けていたようだ。
また、デジモンカードゲームではメギドラモンやオプションカードでメギドラモンと同一の設定を生かしたイラストが多い。メギドラモンも名称をカオスデュークモンとして扱う効果を持つ(もっともこれはデュークモン指定の効果を受けるための処置と言ったところが大きいか)。
必殺技は魔槍バルムンクで連続で貫く「デモンズディザスター」と左腕の盾ゴーゴンから放つ暗黒波動で対象を腐食させる「ジュデッカプリズン」。武装の名称はデュークモンの武器と関連のある名詞から引用されており、バルムンクはシグルドの持つ魔剣グラムのドイツ語圏での名称、ゴーゴンはイージスに首をはめ込まれた怪物の名前に由来する。
必殺技のジュデッカプリズンも同様で、デュークモンの『ファイナルエリシオン』がギリシャ神話の極楽浄土の名前に由来するのに対し、『ジュデッカプリズン』は神曲の最終地獄ジュデッカが由来であり、意味が逆転している。
また、名前こそカオスであるが、カオスモンよりも初出が先なので全く関連性はない。恐らくデジモンワールド2で登場した『カオスグレイモン』と似た法則なのかもしれない。
2022年現在、デュークモンのような強化形態は今のところ存在していない。
海外版の超進化シリーズでは、デュークモンからデュークモンクリムゾンモードになれる商品のカラバリとしてカオスデュークモンを意識したと思われるカラーリングのGALLANTMON CHAOS MODEが作られたが、商品としてのみで特に設定はなく、名前もGALLANTMONからGALLANTMON [CHAOS MODE]になる商品なのでカオスデュークモンと明確につながる存在ではない(同系列の商品は色違いのテリアモン→ブラックセントガルゴモン(BlackMegaGargomon)なので厳密に区別してなかっただけの可能性も高い)。
同一のデジモンとされるメギドラモンの設定に「力が封印されている」とあるため力を開放した姿が存在するというファンの意見もある。
また、デュークモンとメギドラモンにX抗体版がある為Xデジモンとしての形態も存在すると思われる(というよりもX抗体を持たないデジモンなら設定上はどのデジモンも可能ではある)。
なお、ウィルス種は悪役や闇落ちした個体が多く、概ね闇落ち前はデータ種やワクチン種というパターンが殆どなのだが、カオスデュークモンはオリジナルからしてウィルス種というイレギュラーな例である(ここら辺はウィルス種としての本能が高まったという点で説明されているが)。
登場作品
デュークモンはテレビアニメ『デジモンテイマーズ』の主人公・松田啓人のパートナーデジモンであるギルモンの究極体デジモンであるため、本種はブラックウォーグレイモン(『デジモンアドベンチャー02』に登場。無印の主人公・八神太一のパートナーであるアグモンの究極体ウォーグレイモンの色違い)と同じくテレビアニメで主人公を務めた究極体デジモンのダークサイド版と言えるが、ブラックウォーグレイモンとは異なりアニメ作品には登場していない。
一方、かなり素直な色違いであり流用がしやすいからかゲーム作品での出演はかなり多めでメギドラモンが出ていないような作品でも登場していることがある。
デジモンストーリーサンバースト / ムーンライト
ダークムーンCITYのテイマーチーム「ナイトクロウ」のジュリア隊長のパートナーデジモンとして登場。
元ネタでこそ災厄の化身という設定であったが、比較的常識人として描かれている。
ある意味、人を信じ仕えるという点ではデュークモンの反転としてこれ以上に無い要素と言える。
別バージョン
カオスデュークモンC(コア)
レベル | 究極体 |
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タイプ | 暗黒騎士型 |
属性 | ウイルス |
必殺技 | コールレオ、みだれアイスアロー、カオススラッシュ |
『デジモンストーリーサンバースト』で登場。カオスデュークモンが謎のウイルス「クロノコア」に取り憑かれて変異した姿。身体が大型化し、全体がより青みがかった外見になった。頭部には三日月の意匠があるのが特徴。立ち絵はカオスデュークモンの公式立ち絵を意識したものとなっている。
必殺技は『コールレオ』(演出からライオンのようなものを召喚して敵を切り裂く技だと思われる)、氷の矢を連射する『みだれアイスアロー』、闇のエネルギーを纏った斬撃を放つ『カオススラッシュ』。
進化ルート
ギギモン → ギルモン → グラウモン → メガログラウモン → メギドラモン / カオスデュークモン
または
ギルモン(黒) → ブラックグラウモン → ブラックメガログラウモン → メギドラモン / カオスデュークモン
『デジモンストーリー』第1作ではなぜかアンティラモンから進化した。
メインシナリオで活躍するアンティラモン(パグモン)がテイマーズのインプモンオマージュゆえのネタだろうか?
(インプモンはテイマーズの企画初期では主人公のパートナーになるはずだったが、諸々の事情でギルモンが主役パートナーとなった)
かつて人間不信だったデジモンが信頼できるテイマーを得て、彼or彼女を守る聖騎士(カオスverといえども)となった。と考えればなかなか感慨深いかも?
しかし、流石に荒唐無稽と見なされたのか、次作ではブラックメガログラウモンとディアボロモンのジョグレス体となっていた。