概要
レベル | 成長期 |
---|---|
タイプ | 小竜型 |
タイプ | データ |
必殺技 | ラウディロッカー、ロックダマシー、ソウルクラッシャー |
初登場 | 『デジモンクロスウォーズ』第1話「タイキ、異世界へ行く!」 |
所属勢力 | ネイチャースピリッツ、ウィルスバスターズ(デジモンペンデュラムZⅡ) |
アニメ『デジモンクロスウォーズ』における主役デジモンで、全てのデジモンの王「デジモンキング」を目指している。
故郷を守る戦いに敗れ傷ついた瀕死の状態で、人間界の少年「工藤タイキ」と運命的な出会いをし、彼らをデジタルワールドへと導く。
頭を使うのは苦手なガサツな性格だが、とても大きな器と熱いハートを持ったデジモン。
決め台詞は「聞きてぇか?聞きてぇよなぁ?」(ロケット団の名乗りとほぼ同じノリである)。
漫画版において、彼の望むデジモンキングとは、平和になったデジタルワールドの頂点から魂のロックを響かせて世界中をドハッピーに盛り上げることだと語られている。
また、オメガモンのデータの一部を受け継いでいることが語られた他、擬人化した姿も披露。髪型やヘッドフォンに名残が見られる。
名前の由来は「デジタルワールドを平和にしたい」と叫ぶ=『シャウト』から。
スタンドマイクを思わせる武器を持ち、それを棒術や必殺技に用いて戦う。
自身の情熱をエネルギーへと変換する喉を持ち、もともと大きい声をさらに拡張して殺人級の大声にして放ったりして攻撃する。
- ラウディロッカー
手にしたロッド状のマイクで相手をバッキベキにぶっ叩く。その時の形相は三白眼の凄まじいものとなっており、一時期軽い話題となった。シャウトモン(黒)の場合はブレイクロッカーと呼ばれる。
- ロックダマシー
掌から音符の形をした火炎弾を生みだしぶん投げる。威力を分散させる事で複数同時発射「ロックダマシーアロー」も可能。シャウトモン(黒)が出すものはロックダマシーG(グレート)と呼ばれる。
- ソウルクラッシャー
マイクで増幅させた殺人級の大声を、炎熱交じりの衝撃波として放出する。
シャウトモン(黒)が出す同様の技はソウルアーバレストと呼ばれる。公式設定ではマイクで歌うだけでも暴発してしまうという。
『デジモンウェブ』の公式設定によれば、凶暴な性質かつ仲間には寛容な一面を持つとされており、音楽を何より愛する性格であり、自然音をバックに歌うのを好む。なお、マイクはマクフィルド社製であり、これがないと衰弱してしまうという(イグニートモンの武器もマクフィルド社製である)。
世代はクロスウォーズとなっていながらもデジモンリンクスやカードゲームといった外部作品に出演する際にはほぼ決まって成長期という設定で登場する。
進化系統
シャウトモン(キングVer.)
『デジモンクロスウォーズ~時を駆ける少年ハンターたち~』で登場した、デジタルワールドで念願のデジモンキングに就任し、良き統治者として成長した姿。
詳細はリンクを参照
オメガシャウトモン/オメガシャウトモンX
該当項目参照。
各デジクロス形態
(全部ではないが網羅しているイラスト)
シャウトモンがメインであるためか、終始「シャウトモン~」のネーミングで通しているが、シャウトモンの原型は胸または頭のV字位である。いっそのこと「クロスハートモン」という名前がどこかの段階で出ても良かった気もしなくもない。なお、海外でのXのルビは「タイムズ」となっている。
X3以降の形態がオメガモンに酷似しているが、デザイン的には実際にオメガモンをイメージしたものであることが渡辺けんじのツイートで明らかになっている。
漫画版の設定やオメガシャウトモンの例からするとシャウトモンがオメガモンの因子の一部を受け継いだ(又は与えられた)存在であるからかもしれない。
アニメでのデジクロス後は、ロゴが表示される際に仮面ライダーの変身音のようにそれぞれ違うジングルが再生される。X2からX4までは同じだが、それ以降の派生種からは音が変わる。
なお、合体は既にデジクロス体に変化している場合でも可能。
詳しくは該当項目参照。
またオメガシャウトモンがベースになった個体はそちらの項目にて。
シャウトモンX2
シャウトモンX2プラス
戦う勇気に目覚めたチビカメモンがシャウトモンX2とデジクロスした姿。チビカメモンは背中に甲羅のように装着され、水中戦でその能力を発揮する。発生させた泡に仲間達を避難させることができ、泡の中では呼吸が可能となっている。
シャウトモンX3
シャウトモンX3GM
レベル | デジクロス体 |
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タイプ | 翼竜型(「デジモンジントリックス」(1-022)より) |
必殺技 | ブレスオブペルーン、ワイルドバーニング、ブリリアンスダガー |
初登場 | 『デジモンストーリー超クロスウォーズBLUE』(2011年3月3日発売) |
X3にメタルグレイモンがデジクロスした、ゲーム版限定の姿。
X3とは容姿がだいぶ異なり、赤と青のドラゴンのような姿である。炎のような翼が生み出す超スピードの戦闘を得意としている。その姿は数キロ先からも目立つという。
既存の形態では、「シャウトモンが純粋に進化したらこんな形になるのでは?」という想像に最も近い姿をしている。
必殺技は口から吐き出したプラズマ弾で敵を焼き尽くす「ブレスオブペルーン」、火球に飛び込み、そのまま敵に突進する「ワイルドバーニング」、炎のようなビーム翼で敵を切り裂く「ブリリアンスダガー」の3つ。
GMは「グレイモン」と「メイルバードラモン」の略称。
シャウトモンX3SD
レベル | デジクロス体 |
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タイプ | - |
必殺技 | ビリオンスタブ、アシッドタイフーン、ビクトリースピア |
初登場 | 『デジモンストーリー超クロスウォーズRED』(2011年3月3日発売) |
X3にダークナイトモンがまさかのデジクロスした、ゲーム版限定の姿で「ハルバードの鬼神」と呼ばれる。
X3とは容姿がだいぶ異なり、V字型の穂先が特徴的な槍を持ったダークナイトモンに近い姿となる。しかし、ダークナイトモンとは違って白ベースである他、左腕がドルルモンの顔になっており、X3よりもオメガモンに近い印象を受ける。
必殺技は敵を槍で連続で突き刺して穴だらけにしてしまう「ビリオンスタブ」、酸の嵐を巻き起こす「アシッドタイフーン」、手に持った槍で大きく薙払う「ビクトリースピア」の3つ。
SDは「スカルナイトモン」、「デッドリーアックスモン」の略称。
シャウトモンX4
シャウトモンX4K(ナイト)
シャウトモンX4B
シャウトモンX4S
シャウトモンX5
シャウトモンX5B
シャウトモンX5S
その他
- シャウトモン+スターソード
シャウトモンにスターモン&ピックモンズがデジクロスした『剣結合形態』で、彼らが変化した短い「スターソード」を装備している。必殺技は炎の衝撃波を放つ「スターブレイド」。柔軟性のあるピックモンが刃になっており、よくしなるという設定(公式設定ではフランベルジュのような扱われ方をされるらしい)。
なお、シャウトモンX4のスターソードDXはスターソードにシャウトモンのマイクが合体したものであり、こちらの形態での持ち手はスターモンの口の中にある。
- シャウトモン+ドルルキャノン
シャウトモンとドルルモンがデジクロスした『砲撃形態』。
ドルルモンが変形した二連固定砲台を装備した形となる。機動力はないが強力な炎の獣砲を発射でき、アニメ3期ではオメガシャウトモンも装備した。必殺技もそのまま「ドルルキャノン」。
- シャウトモン+ジェットスパロウ
シャウトモンとスパロウモンがデジクロスした姿。『音速巡航形態』と呼ばれる。
スパロウモンのウィングがライブステージ状に変形し、そこにそのままシャウトモンが乗った形となる。空中を飛び回りながら爆音攻撃を仕掛ける戦法が得意。機体下部に仲間たちを収容した檻をぶら下げても問題なく飛行できる。必殺技は空気弾を発射する「エアシューター」と全砲門からプラズマを発射する「プラズマブラスター」。
公式設定ではデジコンプレッサーという機関で空気をエネルギー源にしているという。
デジモンクロスローダーではスパロウモンのボディが手持ち武器にしたような扱いで登場。
ここまでの姿は通常形態と世代や属性が同じである。
- シャウトモンSH(スターホイール)
シャウトモンにスターモン&チビックモンズがデジクロスした漫画版限定の姿で、X2を超える高機動形態。ブルーフレアとの戦いで使用。
ホイールって頭文字「W」じゃ?とか多分突っ込んではいけない。
カラテンモンを笑わせるべく、タイキがシャウトモンに施したデジクロス。ジジシャウトモンはジジモン、シャウキュートモンはキュートモン、ドンシャウトモンはドンドコモン、シャニタモンはモニタモン、ポーンシャウトモンはポーンチェスモンとのデジクロス。
結局どれもウケなかった。
なぜかシャニタモンとドンシャウトモンには公式設定が存在する。
それによれば、ドンシャウトモンは喧嘩に首を突っ込む乱暴者の成熟期デジモンであり、漢魂乱れ太鼓、ラウディドラマーという技名が違うだけで内容が全く同じ乱打技を持っている。
一方で、シャニタモンは『強行偵察形態』と呼ばれ、霞隠や葉隠といった身を隠す術に長ける諜報活動のエキスパートなのだが、その能力は全て覗きに費やされるというどうしようもないやつになっている。
- メタルシャウトモン
アニメ第3期のミニコーナーにて登場。メタルティラノモンとデジクロスした姿でヘビーメタルの歌声で戦う。
- クロスアップシャウトモン(ピノッキモン)
ピノッキモンとデジクロスした姿。マイクとブリットハンマーが合体している。
必殺技は炎の大車輪となって敵にぶつかる「バーニングハンマー」。
- クロスアップシャウトモン(チビカメモン)
チビカメモンとデジクロスした姿。チビカメモンのメットや腹部アーマーで全身を覆っているのが特徴。
- シャウトモン(色違い)
中の人がアグモン故なのかアグモンのように色違いが数多く存在しており、デジモンクロスローダーでは青、黒、黄の三種が登場。黒はシャウトモンB(ブラック)の名でデジモンストーリー超クロスウォーズにも出演している。黒い個体は夜行性であり、眠れないデジモン達にロック調の子守唄を歌うとされる。
進化ルート
デジタルモンスターカードゲーム版ルート
成長期 | 成熟期 | 完全体 | 究極体 |
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シャウトモン | シャウトモン(キングVer.) | オメガシャウトモン | シャウトモンDX(ジークグレイモンと融合) |
デジモンストーリー超クロスウォーズ
『BLUE』ではアグモン、コロナモン、ブイモン、『RED』ではギルモン、プロットモン、インプモンの組み合わせでシャウトモンへのデジフュージョンが可能。
デジモンペンデュラムZ版
シャウトモンX3以外にもミミックモンやダルクモンに分岐進化するルートも存在する。
X3はパタモンやヴォルフモンから進化し、X3にワクチン種かフリー種がジョグレスする事でライズグレイモン、ウィルス種とのジョグレスでメガログラウモン、データ種とのジョグレスでX5に進化する。
X5の場合はジオグレイモンかダルクモンにデータ種かウィルス種、X3にデータ種、ミミックモンかグラウモンにワクチン種かデータ種のジョグレスからでも入手が可能。
(※)データ種とのジョグレス進化。このほかにもエンシェントガルルモン(通常進化)、デュークモン(ウィルス種とのジョグレス)、ゴッドドラモン(ワクチン種とのジョグレス)に進化する。
デジモンストーリーサイバースルゥースハッカーズメモリー
※アーマー体と同じく世代欄が空欄
デジモンワールド-next0rder-(インターナショナルエディション)
幼年期にはギギモン、コロモンが据えられており、グレイモン、グラウモン、ゲレモン、スカモン、ヌメモン、レッドブイドラモンに進化する。
デジモンミニ(シャウトモンレッド)
ピックモンまたはチビックモンとデジクロスでブイモン、スターモンとデジクロスでアグモン、キュートモンとデジクロスでブイモン、ドンドコモンとデジクロスでシャイングレイモン、そして各デジクロス体の構成に必要なデジモンを倒す事でX2からX5までのデジクロス体に変化する。
他作品での活躍
デジモンリアライズ
成長期として実装され、最終形態はオメガシャウトモン(完全体)。この為、超個性型も究極体ではなく、完全体の時点でEX技が使えるようになる。
フィーチャークエストでは喧嘩をしていたカメモンとオタマモンをラウディロッカーで成敗し、反省をさせると彼らにロックの素晴らしさを説き、その後もトラブルを解決しながら、ゲコモン(歌唱担当)、トノサマゲコモン(歌唱・低音パート担当)、スーパースターモン(ダンス担当)と順調にメンバーを増やし、最後に出会ったエテモンとリーダーの座を賭けて歌唱対決となる。途中でガジモンの妨害を受けるが、カメモンとオタマモンが歌唱に加わったことで勝利を掴む。エテモンが卑怯な手を使った事を知っても、魂をぶつけ合えた事に満足した為に快く許し、彼をメンバーに加えたロックバンドはデジタルワールドで人気を博した。
エテモンがいるのは『デジモンアドベンチャー』でシンガーだった設定から、スーパースターモンやカメモンがいるのはクロスハートを意識した人選だからだろう。
余談
2020年10月2日に公式図鑑に載っているクロスウォーズデジモンに世代(レベル)と属性が追加設定されたが、シャウトモン系列の場合、属性は全てデータ種で世代は
成長期 | シャウトモン、+ジェットスパロウ、+スターソード、+ドルルキャノン |
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成熟期 | ドンシャウトモン、シャニタモン、キングVer.、X2、X3、X4 |
完全体 | X4B、X4K、X5、オメガシャウトモン |
究極体 | X5B、DX、EX6、X7 |
となった。カードゲームの時と違い、キングVer.とDXの世代が一段階上げられている。