概要
レベル | 究極体 |
---|---|
タイプ | 古代獣型 |
属性 | データ |
必殺技 | シャープネスクレイモア、アブソリュート・ゼロ |
異名 | 超獣闘士(旧デジカ・St-696より) |
所属 | 十闘士、アンノウン、ナイトメアソルジャーズ |
古代の十闘士であり、かつてデジタルワールドをルーチェモンから救った伝説の究極体であるデジモン。「光」のスピリットを残す。
二刀流で戦う白い人狼の姿をしている。古代「獣」型ではあるが、獣人型ではない。眼が赤いので、一見悪役に見えてしまうことがあるとかないとか。
一見は獣人に見えるが、ベオウルフモンがヒューマン系であるヴォルフモンの要素が強く出ているのに対して、エンシェントガルルモンはビースト系であるガルムモンの要素が強く出ている。これならば、分類が「古代獣人」ではなく「古代獣型」となっているのも納得である。
彼から「光」の十闘士のスピリットが生まれただけでなく、全てのガルルモン系統の祖である。なので、ガルルモン系統が強くなる過程で、人型になることがあるのは先祖帰りと言っても過言ではないのかもしれない。
メタルガルルモンを意識したのか、凍気を放つ能力を有しているが、氷の闘士は別にいる。一応、この技はれっきとした光線兵器なのだが。
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
“光”の属性をもつ、古代デジタルワールドを救った伝説の十闘士デジモン。遥か古代に存在した初めての究極体で、「光り輝く至高の獣」と呼ばれていた。エンシェントガルルモンの能力は、その後“獣型デジモン”に引き継がれていった。
先の聖戦ではエンシェントグレイモンと共に最後まで生き残り、ルーチェモンを封印したと言われている。
必殺技は2本の大剣で眩い輝きと共に一閃し敵を切り裂く『シャープネスクレイモア』と、絶対零度の超凍気と超光で完全に電子の動きを停止させてしまう『アブソリュート・ゼロ』。
活躍
デジモンフロンティア
TV本編ではOPと回想シーンでシルエットのみ登場。
その後劇場版で現代に復活し、オニスモンの動きを封じた(止めはエンシェントグレイモンが刺した)。
進化ルート
ガブモンベース
ガルルモン最初の究極体だったということで恐らくこのような進化ルートになると思われる。
実際に旧デジカでもワーガルルモンから進化し、『ロストエボリューション』と『デジライズ』でも同様の進化ルートが採用されている。
(ロスエボだとそのまま究極体2のバイフーモンに進化できたりする。)
この他にもX抗体削除ツールを使ったワーガルルモンXや通常種のメタルガルルモンからも進化する(Bo-1106)。
ヴォルフモンベース
継承者から進化するルート(エンシェントガルルモン以外はハイブリッド体である)。このルートは『デジモンカードゲーム』でも構築でき、P-030のヴォルフモンは直接エンシェントガルルモンに進化する事もできる。
ただし、これは『デジモンカードゲーム』の世代分けに乗っ取った場合であり、(設定上は)ベオウルフモンとエンシェントガルルモンと同等の強さを持っている為、ガルムモンを完全体に置いても矛盾はない(というのも両者は世代が一定しない為である)。
実は『スピリットエボリューションシリーズ』でヴォルフモンとガルムモンを融合させる事でエンシェントガルルモンを組み上げる事も可能である為、この進化ルートも間違いではない。
『デジモンペンデュラムZ ウイルスバスターズ』ではまさかのシャウトモン→シャウトモンX3→シャウトモンX5からの系譜である(X3以降はドルルモンが合体している為、そこからの縁だろうか?)。が、最終的にルーチェモン:サタンモードになってしまう。X5とエンシェントガルルモンはルーチェモンに因縁のあるキャラクターだが、それでいいのか。
ちなみに、ジョグレス元はデュラモン×データorウィルス種、ライジルドモン×データorフリー種、メガログラウモン×データorウィルス種となっている。
属性について
天使型や聖騎士型との関連性
「光」属性のデジモンとして真っ先に思い浮かぶのは、ガルルモン系統よりもエンジェモンなどの天使デジモンや、オメガモンなどの聖騎士型デジモンであろう。
ただし、歴代獣型パートナーは、
など、何かと天使や聖騎士に縁のある人物が見受けられ、これは「光」の闘士の力を受け継いだ故かもしれない(ちなみに天使型に関しては敵対者のルーチェモンからも力を受け継いでいる)。
また、その天使型デジモンをはじめ、サクヤモンやチョ・ハッカイモンなど神に使える亜人系デジモンは哺乳類型や獣型から進化することが多いことも興味深い関連性である。実際デジモンストーリーではレナモン系列は光属性のセイ種族であった。ちなみに聖騎士に進化するクダモンもセイ種族。
一方で、ガルルモンやワーガルルモンの属する勢力がウイルス種や魔王型・堕天使型・アンデッド型デジモンの多い「ナイトメアソルジャーズ」だったり、2007年発売の「デジモンストーリーサンバースト/ムーンライト」では、ケモノ種族のホームステージがアンコク種族が多い「ムーンライト」だったりと、少なからず闇との縁もある。これは、光と闇が表裏一体であること、天使型デジモンにも堕天形態が多く存在することなどが由来していると思われる。闇の闘士を受け継ぐ闘士に光の闘士の兄弟が選ばれたのもそれ故か。
歴代獣型の光との関連性
なお、この通り光属性がガブモンポジションの元祖であるものの、主人公の竜型が大抵エンシェントグレイモンと同じ炎属性であるのに対し、歴代獣型デジモンの属性は、
- アグモンと同じく炎を吐いたり
- 氷属性だったり雷属性だったり風属性だったり
- かくとうタイプだったり
- 重火器を取り扱ったり
- 剣士だったり
- ドリル使いだったり
- DSソフト「デジモンストーリーサンバースト/ムーンライト」では得意とする属性は「地」だったり
と全く安定しない。
強いていうならば、全体的に白兵戦を得意とするデジモンが多いように見えることや、型にとらわれずオールラウンダーな戦術を展開できる点から、某別のモンスターで例えれば、主人公の竜型をほのおタイプやドラゴンタイプで統一するなら、獣型ポジションはかくとうタイプで統一しているといったところだろう。実際に、上述の通りDSソフトでは「地」属性が割り当てられているが、「地」属性のアイコンが拳のマークであり技の内容もパンチ技をはじめとする直接攻撃が多い。
ちなみにその作品のかくとうタイプも、闇属性にあたるタイプに強いため、「光属性」も少なからず意識しているかもしれない(ただし本格的に光属性にあたるタイプはこちら)。
また、「光」と言っても神聖な力というよりは、光線や電子などどちらかというと科学的な側面が強いことや、同時に剣を所持していること、上記に上げたデジモンの中にも、鋼鉄のような硬くて切れ味のある毛皮やアーマーを持つデジモンや、サイボーグ、騎士、銃火器使いが多いこと等から、鋼の闘士より鋼の闘士してる印象もある。