概要
レベル | 究極体 |
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タイプ | 古代竜型 |
属性 | ワクチン種 |
必殺技 | ガイアトルネード、オメガバースト |
異名 | 超竜闘士(旧デジカ・St-694より) |
所属 | 十闘士、アンノウン、ネイチャースピリッツ、ウィルスバスターズ |
古代の十闘士であり、かつてデジタルワールドをルーチェモンから救った伝説の究極体であるデジモン。不滅の炎を体に纏い天変地異を引き起こすとされる超竜闘士の異名を持つ。
「炎」のスピリットを残しており、劇中の時代では故人(龍)。スピリットですら、獄焔にも耐えるケルベロモンを焼く神秘の炎を宿している。
各媒体の強さを考慮すると、究極体どころか超究極体レベルに迫る実力を持っていることもある(おそらくコンディションによって強さが変動する)。
グレイモンの亜種の中でも4足歩行であったり鳥のような翼があったりとかなり独特な姿をしているが、実はエンシェントグレイモンこそがグレイモン系統の祖であり、グレイモン系統が究極体に近づくにつれて「恐竜」から「龍」になっていくのは先祖帰りとも言えるのだ(この事を踏まえると、彼こそが「グレイモン」と名付けられても不思議ではない)。
また、ウォーグレイモンやその派生種に見られる鬣の存在もグレイモン系譜らしさを引き立てる要素だと言える。
なお、グレイモン系譜との関連性ばかりが取り上げられるが、四足歩行の有翼竜という要素は(現状登場している)グレイモン系譜の究極体には全く当てはまらないものであり、背中に砲撃武器を有している点も含めてインペリアルドラモンに似通っている。
背中にヴリトラモンやアルダモンの武装でもある「ルードリー・タルパナ」が備わっているが、公式設定では特に解説は為されていない。一応、デジモンカードゲームのイラスト(BT17-017のパラレル版)にて砲撃シーンが描かれた事はある。
小ネタ
デザイン
外見はアグニモンの『ヒューマン』的な要素が強いアルダモンに比べ、ヴリトラモンの『ビースト』的な要素が強い(この点ではエンシェントガルルモンとベオウルフモンも同じである)。
これにはちゃんと理由があり、超進化シリーズに相当するフィギュアシリーズ『スピリットエボリューションシリーズ』では同じ属性の闘士を合体させられるギミックが存在するからである。
ヴリトラモンを中心にアグニモンを合体させれば、エンシェントグレイモンが完成し、「アグニモン」のパッケージにもしっかりと明記されている(ちなみに該当商品のパッケージではアルダモンも作成可能である事が示されているが、単なる別バージョン扱いで名前は記載されていない)。
なお、ヴリトラモンとは違って白目と黒目部分が存在しないので、イラストを描く際には注意。
必殺技関連
前者には「オメガ」の文字があり、オメガモンが名前の由来だろう。後にグレイモン系譜の究極体としてシャイングレイモンが登場しているが、彼の必殺技名は「グロリアス“バースト”」だったりする。
後者の元ネタは気を集めて放つ技という設定からウォーグレイモンのガイアフォースが元ネタなのは言うまでもない(とすると、「トルネード」の部分は同じくウォーグレイモンの必殺技「ブレイブトルネード」が由来か)。
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
“火”の属性をもつ、古代デジタルワールドを救った伝説の十闘士デジモン。遥か古代に存在した初めての究極体で、その強さは現在の究極体をも凌駕すると伝えられており、正に“究極”の存在である。エンシェントグレイモンの能力は、その後グレイモン種等の“竜型デジモン”に引き継がれていった。
先の聖戦ではエンシェントガルルモンと共に最後まで生き残り、ルーチェモンを封印したと言われている。
必殺技は大地の気を集め竜巻にして敵を巻き込み吹き飛ばす『ガイアトルネード』と、強烈な閃光とともに周囲数キロにわたって超爆発を引き起こす『オメガバースト』。
活躍
デジモンフロンティア
TV本編ではOPと回想シーンでシルエットのみ登場。
パートナーデジモンがいない今作では、厳密に言えばエンシェントグレイモンが神原拓也のパートナーである事になるが、既に他界しているためか、そのような関係性を強調する場面はなかった。
その後劇場版でエンシェントガルルモンと共に、アストラル体的な限定状態で現代に復活し、自身の必殺技・得意技には含まれていない強烈な火炎放射でオニスモンを倒した(『デジモンリアライズ』などのモーションを見るに火炎放射は「オメガバースト」で間違いないようである)。
エンシェントガルルモン同様、オニスモンには劣るが凄まじい巨体を誇る。
進化ルート
アグモンベース
グレイモン最初の究極体だったということで恐らくこのような進化ルートになると思われる。
実際に旧デジカでもメタルグレイモンから進化し、『ロストエボリューション』と『デジライズ』でも同様の進化ルートが採用されている。
旧デジカでは他にもX抗体削除ツールを使ったメタルグレイモンXや通常種のウォーグレイモンからも進化する(Bo-1107)。
アグニモンベース
継承者から進化するルート(エンシェントグレイモン以外はハイブリッド体である)。このルートは『デジモンカードゲーム』でも構築でき、P-029のアグニモンは直接エンシェントグレイモンに進化するルートもある。
ただし、これは『デジモンカードゲーム』の世代分けに乗っ取った場合であり、(設定上は)アルダモンとエンシェントグレイモンと同等の強さを持っている為、ヴリトラモンを完全体に置いても矛盾はない(アルダモンは究極体相当だったり完全体相当だったり、ヴリトラモンも成熟期相当だったり、完全体相当だったりと一定しない)。
また、「シークレットクライシス」で収録されたバージョンではアグニモンとヴリトラモンのデジクロス体としても扱われている。
『デジモンペンデュラムZ ウィルスバスターズ』ではまさかのマンティコアモンから進化するルートもある。ちなみにこちらでの進化先はよりにもよって敵対者のルーチェモン:サタンモードである。なんでやねん。
ライズグレイモンにワクチンorフリー種をジョグレスしても進化可能。
関連イラスト
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