データ
レベル | ハイブリッド体 |
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タイプ | 魔竜型 |
属性 | ヴァリアブル |
必殺技 | コロナブラスター、フレイムストーム |
所属 | ドラゴンズロア(※1)、ネイチャースピリッツ(※2)、ナイトメアソルジャーズ(※2)、ディープセイバーズ(※3) |
概要
炎のビーストスピリットによって進化したハイブリッド体デジモン。ヴァリアブル種またはワクチン種。ハイブリッド体なので強さが変動することが多々あり、厳密な実力の分類はできないが、各媒体における情報を基にすると、ヴリトラモンは完全体~究極体レベルのデータを持っていると思われる。
ちなみに、『デジモンカードゲーム』や『デジモンペンデュラムZ』では成熟期、旧デジカ(Bo-1209)や『ハッカーズメモリー』、『デジモンリアライズ』、『バイタルブレス』などの多くの媒体では完全体扱いである。
必殺技は、エンシェントグレイモンの技の系統を受け継いだものになっている。
エンシェントグレイモンのパーツが入れ替わった姿をしており、本来の十闘士の姿を人型に当てはめたという点では、ハイブリッド体全体にても最も自然な姿かもしれない。
モチーフはヴリトラだが、プロポーション的には俗に言うガルーダに近く、デジモンに詳しくない人に「こっちがガルダモン」だと言っても納得してしまうかのようなデザインである(どちらの「種族」もインド神話にてはライバルや天敵に近い間柄)。口縁や頭部、翼なども鳥ぽいのも余計にそうさせているのかもしれない。
武器「ルードリー・タルパナ」の元ネタは『ヴィマニカ・シャストラ』(20世紀に記されたヴィマーナの構造を解説した文献)に登場する光学兵器の事である。
顎は厳密には完全にロックされているわけではないので口を開く事もあるが、アーマーを装着しているためかエンシェントグレイモンとは異なる見た目をしている。
また、前作の『デジモンテイマーズ』に登場した「デーヴァ」とはモチーフ上の関連性がある。
ちなみに、ヴリトラモンの次の進化系は、名前がガルダモンにそっくりさんである。
- 「グレイモン系統&バードラモン系統の組み合わせ」は、メタルグレイモン(XW)同様に、古参のファンに訴えるものがある(かもしれない)。
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
伝説の十闘士の力を宿した、火の能力を持つデジモン。高熱に耐える表皮を持ち、溶岩の中でも行動可能で、炎を一瞬の爆発的な火炎で打ち消すファイアーファイター。
活火山研究用のデータから発生したと言われ、測定不可能な未知のエネルギーを内包していると思われる。インド神話における雷神インドラの仇敵とされる火龍の呼び名は、その猛々しい性格に表れている。戦法は豪快で相手が強大であればあるほど闘志を燃やす。不利な戦いでも引く事を知らない無謀な一面もある。
必殺技は両腕の超兵器"ルードリー・タルパナ"から、太陽の熱線に匹敵するレーザーを放つ『コロナブラスター』と、全身を燃焼させ、翼のはばたきで高熱の竜巻を放つ『フレイムストーム』。
その他の技
- クリムゾンファンガー
初出は「バトルスピリット デジモンフロンティア」。
ルードリー・タルパナを構えて突進。
- アトミックコロナブラスター
初出は「バトルスピリット デジモンフロンティア」。
ルードリー・タルパナからコロナブラスターを連射する。
- サラマンダーグライド
初出は「バトルスピリット デジモンフロンティア」。
滑空しながら敵に突撃。
- ドラグファンガー
初出は「バトルスピリット デジモンフロンティア」。
炎で纏い、火龍に化身して敵に突進。
- フレイムストーム(デジモンバトルクロニクル版)
アニメ版とは違い、どう見てもコロナブラスターである。
なお、コロナブラスターは炎を纏ったアッパーである…技名が逆じゃないか!は禁句。
- ファイアービロウ
初出は「デジモンバトルクロニクル」。
下部にいる敵にコロナブラスターを発射。
- インフェルノ
初出は「デジモンバトルクロニクル」。
炎を纏った突進技。
- ワイルドファイア
初出は「デジモンバトルクロニクル」。
炎の竜巻で敵を焼き尽くす。
- テイルウィップ
初出は「デジモンバトルクロニクル」。
尻尾で薙ぎ払う。
名前について
ヴリ「ドラ」モンではないが、これはこれで一貫性がある。何だかんだ龍だし。
だがしかし、聖なる龍と言っても過言ではないエンシェントグレイモンの破片が、神レベルで最強の存在とはいえ著名な悪竜の名を冠するというのはどういうことか。どちらもワクチン種でもあるが。ちなみに、ヴリトラモンの英語名は「バーニング・グレイモン」なので、あちらの方が一貫性がある。
一応、魔獣の名前に由来している点ではガルムモンも同じである。この2種は、本来の十闘士の姿をそのまま受け継いだ部分があるのも特徴。
活躍
デジモンフロンティア
神原拓也が進化した姿。
最初は、ギガスモン打倒のための策を練るべくデジタルワールド1の占術士であるシャーマモンの元を訪れた際に、「炎のスピリット」の適合者である拓也が接近したことで物置に仕舞われていた炎のビーストスピリットが活性化し、シャーマモンを取り込んだ姿として登場。
依り代となったシャーマモン自身の救いを求める声を聴いた拓也によって倒されるが、直後にスピリットが拓也を取り込んで強制的に進化させてしまう。
最初の進化の際になったのは厳密に言えば暴走であり、2代目以外は歴代主人公伝統の闇堕ちはしていないが、ビーストスピリットの野性の本能に振り回されて暴走してしまった。この時、氷見友樹の励ましによってスピリットの制御に成功した。一応(大人の事情もあるが)、この両者のつながりは後年の作品のオールスター合戦にて活かされている(気付いた視聴者などいたら逆にスゴいレベルの演出だが)。
そして初陣では何週にも渡り暴れ回ったギガスモンを一方的に叩きのめし腕力でも頭脳プレーでも完勝した。
この戦闘はかなりスカッとする流れなので必見である。
進化バンクでの「ガキンッ」が特徴的な半ロックされたアゴは、実はちゃんと開く(OPや暴走シーンなどで見られる)。また、進化バンク時の吠え声は、他作品でサメの声に使われることもある音声と同様のものである。
進化
進化元(スピリットエボリューション)
- シャーマモン(デジモンフロンティア)
- 『火のスピリットH』を使用した完全体デジモン(St-614/Bo-655)
- 『火のスピリットH』を使用した成熟期デジモン(St-701)
- アグニモン(Bo-97t)
- バードラモン/グラウモン/メラモン(ハッカーズメモリー)
- アグモン(デジモンペンデュラムZ)
進化元(通常進化・ジョグレス進化・デジクロス)
- アグニモン/フェアリモン(St-763)
- 成熟期デジモン+ハイブリッド体デジモン/アグニモン+成熟期デジモン(Bo-1209)
- ドラゴンズロア所属の成熟期デジモン(Dα-558)
- フレアリザモン(デジモンクルセイダー)
- エンシェントボルケーモン+メラモン+ブルーメラモン+プチメラモン(デジモンクロスローダー)
進化後
- アグニモン(デジモンフロンティア)
- カイゼルグレイモン(Bo-1210)(※4)
- マグナガルルモン(Bo-1211)(※5)
- アルダモン(Dα-559)(※6)
- カイゼルグレイモン(ハッカーズメモリー)
- メタルグレイモン(デジモンペンデュラムZ)(※7)
脚注
(※1)『デジタルモンスターカードゲームα』より。
(※2)『デジタルモンスターカードゲーム』より。
(※3)『デジモンペンデュラムZ』より。
(※4)完全体デジモンとジョグレス進化。
(※5)マグナモンとジョグレス進化。
(※6)通常進化版。
(※7)ワクチン種またはフリー種とジョグレス進化。
関連イラスト
関連項目
エンシェントグレイモン → アグニモン ⇔ ヴリトラモン