概要
レベル | ハイブリッド体 |
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タイプ | 鉱物型 |
属性 | ヴァリアブル |
必殺技 | アースクェイク、ハリケーンボンバー |
土のビーストスピリットによって進化した、ハイブリッド体デジモン。ヴァリアブル種。
ギリシャ神話の巨人ギガースがモデル。
長い鼻と上半身が大きいのが特徴で、特に巨大な腕を使った力任せの攻撃を得意とする。
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
伝説の十闘士の力を宿した、土の能力を持つデジモン。地面の土や、大気中の成分を凝固させて実体化する土の巨人。実体化の瞬間、高熱で焼きが入り、表皮はセラミックを越える超硬度に変化する。
性格・思考はグロットモンに順じて尊大。巨大になったことで、さらに自信過剰になり、戦法も乱暴極まりない。基本的に相手をなめているため、戦闘は退屈なものと思っていて、戦闘中よくあくびをする。
必殺技は大ジャンプ後に強烈な勢いで地面を叩きあげる『アースクェイク』と、両腕を広げ高速回転でダブルラリアットを繰り出す『ハリケーンボンバー』。
作品での活躍
デジモンフロンティア
CV:西村朋紘
土のビーストスピリットでグロットモンが進化した。劇中で初めて登場したビーストスピリットのデジモンである。
そのパワーで、まだビーストスピリットを入手していなかった拓也達を幾度となく苦戦させ、第10話で泉に大ダメージを与えるとフェアリモンのスピリットを奪い取ってしまった。
第12話で森にてヴリトラモンと戦い、自分の得意なフィールドで優位に立つも、ヴリトラモンにとっても相性のいい場所(火事になるため、森の中では技が使えなかった)であったためその火力の前に敗れ、スピリットを奪われた(ヒューマンスピリットまで奪われる前に元に戻ったため、グロットモンの姿で逃げ出した)上に、友樹から奪い取ったチャックモンのヒューマンスピリットを奪い返された。
今作ではデュナスモンとロードナイトモンの暴れっぷりが良く挙げられているが作品の風潮である
『あまりにも長過ぎる苦戦』の1番手でもある為、今なおギガスモンを『作品全体の負の象徴』として挙げて嫌っているファンも少なくない。
デジモンアドベンチャー:
第63話にて、デジタルワールドで起こった光と闇の戦いを描いた回想シーンに登場。
尚、ヒューマン形態のグロットモンは最終話で画面の端に一瞬映っていた。
フロンティアの悪の5闘士では彼だけ:で活躍しなかったが、下記の通り次回作では初のハイブリッド体の出演が彼となりリベンジ(?)を果たした。
デジモンゴーストゲーム
「ここは神聖な場所…静かにしろ!」
「お前達は悲しくないのか!?俺様は悲しくてやりきれねぇ…。デジタマにも還らねぇ人間を思うと…うっ……お前らも、こいつらと同じように供えてやろう!」
CV:魚建
第36話に登場。本作にて初めて登場したハイブリッド体のデジモンである。
今作では土のスピリットの力が由来か地面や岩に同化して自由に移動したり、岩を粘土状にして操るといった能力を駆使でき、戦闘でもその能力を活かして身を隠しながら相手の位置を音で判別して奇襲を仕掛けるトリッキーな戦い方が可能。
ビルを地下へと沈め、閉じ込められた人間を手から放つ光の粒子で土人形に変えて誘拐する『ビル消失』の怪現象を引き起こしていた。
普段は洞窟にある巨大迷宮を根城としており、ジェリーモン曰く「時々地上に出てきて偉ぶってるやつ」らしく、元の設定からかどことなく上から目線な言動をしている。一人称は「俺様」。
宙達が瑠璃の知り合いのオフ会のメンバーを加えて都市伝説の調査をしに洞窟に入り込んだのに乗じて活動を始め、退路を塞ぎながら洞窟内を移動して瑠璃や清司郎達を次々と連れ去った。
何とか逃げ延びた宙とベテルガンマモン、テスラジェリーモンはギガスモンが掘り進んだ跡を辿ると、そこには中国の「兵馬俑」のように土人形にされた人間達が並ぶ地下迷宮が広がり、清司郎を土人形にする真っ最中のギガスモンを見つけたが、なぜか彼は悲しそうに涙を流している。
しかも、そのまま泣きながら襲いかかってきたので宙達は対峙する。
土人形された人間に被害が及ばない場所に移動して戦闘を開始し、土に潜り込んで神出鬼没に攻撃を仕掛けて宙達を苦戦させるが、ギガスモンが「音」でこちらの位置を把握していることを知ったベテルガンマモンはカノーヴァイスモンへと進化し、大きく羽ばたいてギガスモンを誘き寄せて『ガリアフィッシャー』で迎撃。吹き飛ばされたギガスモンは『ハリケーンボンバー』で反撃に出るも『ドラゴニア』とのぶつかり合いになり、一歩及ばす敗北した。
戦闘後、宙達はギガスモンに事情を聞いてみることに。
「みんな滅ぶんだ…。だから、俺様はお前らの“墓”を……」
宙「“俺たちの墓”…?」
「お前達人間は、そう遠くない未来に…みんな滅ぶ…!」
ある日、ギガスモンは大災害で人類が危機に瀕するパニック映画の予告編を目にし、その公開日である「7月29日」を人間が滅亡するXデーだと勘違い。それ以来、いずれ世界が滅亡すると諦観するようになり、せめてもの良心として全人類を墓に入れ弔うために土人形にした人間を埴輪のように地下迷宮に供えていたのだ。
事情を知った宙達は彼を励まそうとすると、激闘の影響で一柱の岩の柱が崩壊し始める。諦観しきったギガスモンは自棄になるが、諦めずに懸命に生きようとする宙達に希望を見出し柱を補強して事態を収束。土人形にされた人々を解放した後は、洞窟を埋めた上で未来に繋がる希望を探す旅に出る事に決めた。
悪意はなかったことと、映像作品を現実と混同してしまった点は第2話のマミーモンと似た状況(あと描写から戦闘力は完全体相当)。
言動は上から目線でかなり有難迷惑な行動をしているが、本人としては完全に人類に対する善性で行動してる、後に人類に対する希望を見出した辺り、上述の前作と違って何だかんだで十闘士に連なるデジモンらしい精神を魅せたと言ってもいいのではないだろうか。
善にも悪にもなるデュナスモン
倒すべき絶対悪であるロードナイトモン
ギガスモンが行き着く道はどちらになるのだろうか。
進化ルート
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エンシェントボルケーモン → グロットモン(ヒューマン形態) ⇔ ギガスモン