概要
レベル | ハイブリッド体 |
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タイプ | 妖精型 |
属性 | ヴァリアブル |
必殺技 | トルナード・ガンバ、ロゼオ・テンポラーレ |
所属 | ネイチャースピリッツ、ウィンドガーディアンズ、ウィルスバスターズ |
風のヒューマンスピリットによって進化した、妖精型・ヴァリアブル種のハイブリッド体デジモン。
カードのフレーバーによれば『疾風の旋闘士』、『旋風の蹴撃手(ストライカー)』、『風のように楽天家、雲のように自由闊達な妖精姫』などの二つ名を持つ。
風の能力を持ち蜃気楼や真空状態(カマイタチ)など大気を自由に操る、蹴り技を主体とした戦い方が得意。
性格は明るい楽天主義者で、まさに妖精のような憎めない性格。
ちなみに海外名はそのまんまかと思いきや「カゼモン」。ストレートに日本語の「風」が由来となっている。
なお、日本版/香港版含め、子供達側のデジモンでスピリットエボリューションシリーズから玩具が販売されなかった。デザインがデザインなので子供達の性癖的にも、プロポーション的にも出すのは難しかったのだろう。
容姿
十闘士の人型形態の中でも特に人間に近い容姿を持ち、背中に蝶のような羽根を生やした紫のロングヘアーの女性の姿をしている。頭部にはバイザーのような仮面を装着し、常に目が隠されており素顔は分からない。
豊満なプロポーションを薄紫色のランジェリーのような衣装で身を包んだセクシーな見た目をしており、女性型デジモンの中でも露出度はエンジェウーモン並の、かなり高い部類に入る。
必殺技
ブレッザ・ペタロ
両手の指から小さな竜巻を起こし敵をなぎ払う。
接近戦を主体とするフェアリモンの中では貴重な遠距離攻撃であり、アニメでは味方との同時攻撃に使用し威力の嵩上げ、基地内の警報装置を破壊するなど要所要所で活躍した。
名前はイタリア語で「そよ風」+「花弁」から来ている。
カリーノ・アンカ
いわゆるヒップアタック。フェアリモンのヒップアタックを受けた相手を一定時間魅了する。アニメでは男性型(または♂と思われる)タイプのデジモンにしか使用しなかった。
初使用は第4話でウッドモンに使用し、魅了している間に後述のロゼオ・テンポラーレに攻撃を連携させた。
映画ではトルネード・ガンバに連携する形で、ムルムクスモンに使用した。その際フェアリモンのヒップが画面にでかでかと映し出されインパクト大、当時のちびっ子達の度肝を抜いた。
19話では、カメレモンに直撃させたものの、技を使った後の隙を狙われ別個体のカメレモンに舌で捕らえられ地面に叩き付けられた。
35話ではオファニモンが捕らえられている光の壁を壊すために使用するも、一人だけ攻撃が通じず壁に弾かれてしまった。
名前はイタリア語で「キュートなお尻」という意味。えらくド直球な名前である。
ロゼオ・テンポラーレ
空中で両足から交互に素早いキックを放ち最後に蹴り上げる。フェアリモンの攻撃の威力不足を補うかのようにとにかく手数で攻める技である。
アニメ4話で初使用するも硬い外皮を持っていたウッドモンに通じず、最後の蹴り上げもかすり傷しか負わせることが出来ず、あげくウッドモンに「痛くも痒くもない」とまで言われてしまった。
その後最後まで敵に一度たりともダメージを与えることはできなかった。
名前はイタリア後で「桃色の嵐」という意味。
トルナード・ガンバ
逆立ちした状態で手で体を高速回転させそのまま空中に浮かび上がりながら敵に繰り出す回転キック。主に相手デジモンの顔面を蹴りぬく。
フェアリモンの技の中で最大の威力を誇っており、ラーナモンの顔に直撃させ吹き飛ばしたり、マッシュモン3体を同時に攻撃したりした。
名前はイタリア語で「竜巻の脚」…つまり竜巻旋風脚。
『バトルスピリットデジモンフロンティア』初出技
フィオレンテ・フリアータ
回し蹴りを放つ。
アスタート・ヴェスパ
空中から踏みつけ攻撃を2回放つ。
ルーナ・アサルト
アスタート・ヴェスパからキックを放つ。
ヴェルジネ・ボンバ
相手を混乱させるヒップ攻撃を放つ。
ファータ・ダンツァ
二段蹴りからの宙返り蹴りを放つ。
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
伝説の十闘士の力を宿した、風の能力を持つデジモン。大気を自在に操って敵に蜃気楼を見せたり、真空状態を作り「カマイタチ」を発生させたりといった攻撃を得意とする。実際の戦闘能力よりも情報戦に長けたところがある。
無邪気で好奇心旺盛な性格で、おしゃべりで口が軽いトラブルメーカーだが、本人に悪気が全くないため、あまり憎まれることは無い。徹底した楽天主義で、少々の困難も笑って切り抜ける強い精神の持ち主。
必殺技は逆立ちをして旋風脚を繰り出す『トルナード・ガンバ』と、敵に向かって突進し、蹴りの連打のあとバク転蹴りを出す『ロゼオ・テンポラーレ』。
活躍
デジモンフロンティア
第4話から登場。紅一点で帰国子女の織本泉が、風のヒューマンスピリットで変身(進化)する伝説の闘士。泉が気が強く正義感あふれる少女であることもあり、悪のデジモンにも果敢に立ち向かうものの、苦戦し倒されてしまうことも、神原拓也がカイゼルグレイモンにハイパースピリットエボルーションする際に呼び応えられることも多かった。
成熟期のウッドモンにも攻撃が全く通用しなかったり、チャックモンらが難なく破壊した光の壁にひとりだけ技を弾かれるなどパワー不足は如何ともし難く、結局フェアリモン単体では最後まで一体たりとも敵を倒すことができなかった。
また、打たれ弱さも目立ち、ウッドモンに一撃で倒されたのを皮切りに幾度となく敗北して進化解除され、あげく土の闘士であるギガスモンにはラリアットを腹に叩き込まれてKOされたうえ、ダメージのあまり露出したスピリットを奪われ戦闘不能に追い込まれてしまった。
マッシュモンやゴブリモンなどの成長期やカメレモンなどの一部アーマー体に対しては、敵が少数であれば優勢に戦うことができたが、 多数のゴブリモンに取り囲まれていいように攻撃を受け続けたり、カメレモンに死角から伸ばされた舌に絡めとられ地面に激突するなど、敵が多数になると対応できず窮地に陥った。
最終話ではスサノオモンから分離したエネルギー体が登場。泉に影響されてか、イタリア語混じりで話していた。ドラマCD『希望という名の電車』ではその後も人格を持ち続けており、泉より落ち着いた口調で話すが、イタリア語で交じりで話すことはなく、女性専用車がない事を愚痴るシーンも見られた(デジモンに性別はない事はこの際気にしてはいけない)。
- 第1話
本編にはまだ未登場だが、CM入り前の提供絵で登場。ケルベロモンと戦っているが地面に倒れピンチの状態で、アグニモンに庇われている。
- 第4話
初登場。泉が風のヒューマンスピリットを手に入れ初めて進化した。
マッシュモン3体をトルネード・ガンバで蹴り飛ばし始めは優勢に立っていたが、マッシュモン達が合体してウッドモンになってからは形勢が逆転。空中からのカリーノ・アンカ → ロゼオ・テンポラーレの連携が全く通用せず、逆に反撃のブランチドレインを躱すことが出来ずモロに喰らってしまい地面に激突し、変身が解除されてしまった。基本的に初進化 → 敵を倒すのがパターン化しているデジモンアニメにおいて、初進化回での敗北は極めて異例である。
- 第5話
基地に潜入する他の子供達を助ける為、一人基地の外で戦う陽動役を買って出た泉がフェアリモンに進化する。
相手は成長期のゴブリモン。最初は果敢に戦っていたフェアリモンだが、徐々に多数のゴブリモンに囲まれ大苦戦。ゴブリモンの投じた棍棒を躱しきれず、顔面にクリーンヒットしてしまう。さらに距離を取ろうと空中へ飛ぶフェアリモンに、ゴブリモン達が数に任せゴブリストライクを大量に投げ放ち、それが腹部に直撃。吹き飛んだフェアリモンはなんとか体勢を立て直すも、完全に多勢に無勢の状況に撤退を余儀なくされた。
- 第10話
ビーストスピリットのギガスモン相手に5人掛かりでも歯が立たない子供達。
そんなピンチの中チャックモンを庇ったフェアリモンだったが、ギガスモンの強烈なラリアットが腹部に直撃してしまう。ダメージのあまりむき出しとなったフェアリモンのスピリットをギガスモンに奪われた泉は、進化して戦うことが出来なくなってしまった。
- 第15話
他の子供達が変身出来ない状況で、泉は取り返してもらったスピリットで久々にフェアリモンに進化する。
戦闘場所が海な為ラーナモンに非常な有利な状況である中、空を舞い互角に戦うフェアリモン。しかし、ラーナモンがビーストスピリットを海底から手に入れてカルマーラモンに進化すると、その圧倒的なパワーに歯が立たず、触手の一振りで砂浜に叩き付けられピンチに陥る。トドメをさされそうになるが、カルマーラモンが初進化で自分の力を制御出来ず、空中に飛び上がったまま明後日の方向へと消えていき、フェアリモンは九死に一生を得た。
- 第16話
ラーナモンと再戦するが、ロゼオ・テンポラーレもブレッザ・ペタロも鼻歌交じりで簡単に防がれてしまう。逆にレインストリームの直撃を受けたフェアリモンは海中に落下して渦潮に飲まれ、変身解除してしまった。
- 第19話
カメレモンにカリーノ・アンカを食らわせるフェアリモンだったが、別の個体のカメレモンが死角から舌を伸ばし、その舌に搦め捕られたフェアリモンは引っ張られ空中から地面に激突してしまった。
- 第26話
ラーナモンと対峙するフェアリモンだがレインストリームによって湖に落とされ、作り出された水の渦に翻弄されてしまう。苦しみの中湖から脚を水面に出し、トルナード・ガンバをラーナモンにヒットさせた。
その後、ラーナモンを撃破し、カルマーラモンのスピリットともどもスキャンした。
(フェアリモンの唯一のデジコードスキャンシーン。)
- 第34話
光の壁に幽閉されたオファニモンを救出する為に、他の子供達と共に攻撃をしかける。カリーノ・アンカで攻撃するが、光の壁にヒップアタックを弾かれてしまった。
- 第36話
捕らわれたチャックモンを救おうとアイスデビモンに飛び込むが、鷲掴みにされ締め上げられてしまった。
- 劇場版
ムルムクスモンの顔面にカリーノ・アンカをヒットさせる。その後、立て続けにトルナード・ガンバ、ロゼオ・テンポラーレを放つもムルムクスモンには通用せず、脚を掴まれて投げ飛ばされ壁に叩き付けられてしまった。
デジモンクロスウォーズ(漫画)
クロスハートの一員。同じクロスハートのアグニモンとは元から仲間だった模様。
織本泉同様、大食いである。
最終決戦ではシューツモンに進化する。
進化ルート
登場作品 | 幼年期1 | 幼年期2 | 成長期 | 成熟期 | 完全体 | 究極体 |
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バイタルブレス(フェアリモンDim) | ユラモン | タネモン | ティンカーモン | フェアリモン | シューツモン/ジェットシルフィーモン | エンシェントイリスモン |
進化元(スピリットエボリューション)
通常進化(進化元)
通常進化(進化先)
- エンシェントイリスモン(St-913)
- ジェットシルフィーモン(Bo-881)※シューツモンとジョグレス進化
- マグナガルルモン(Bo-1211)※マグナモンとジョグレス進化
- ヴリトラモン(St-763)※Bo-1209では成熟期デジモンとのジョグレスで進化。
- タオモン(Bo-818)
- ヒポグリフォモン(Bo-844)
アーマー進化
- シュリモン(Bo-711)
関連イラスト
関連タグ
エンシェントイリスモン → フェアリモン ⇔ シューツモン(ビースト形態)
ジェットシルフィーモン(融合形態) カイゼルグレイモン(超越形態) スサノオモン
ライダー(fate/staynight):バイザーのような仮面に紫の長髪、際どい衣装と共通点が多く、こんなイラストもある。