概要
レベル | ハイブリッド体(※1) |
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タイプ | サイボーグ型 |
属性 | ヴァリアブル(※2) |
必殺技 | マシンガンデストロイ、スターライトベロシティ |
所属 | ウィルスバスターズ、メタルエンパイア、ウィンドガーディアンズ(後述) |
(※1)カードゲームでは「究極体級」として扱われ、バトルに勝った場合の相手のロストポイントは究極体デジモンに準ずる。「デジモンストーリーサイバースルゥースハッカーズメモリー」や「デジモンリアライズ」では究極体扱いである。
(※2)カードゲームでは「データ種」になっているカードもある(Bo-1211)。
ルーチェモンの魔の手から古代デジタルワールドを救った伝説の十闘士(いずれも究極体)が残したスピリット5対10個を集結させて進化できる「超越形態」デジモン。スピリットの始祖たる「伝説の十闘士」たちはいずれも現代の究極体をも凌駕するほど強かったとされるため、彼ら5体分の力を有して進化した超越形態デジモン(カイゼルグレイモン・マグナガルルモン)もまた究極体デジモンを文字通り超越する存在とも言える。
メタルガルルモンなど歴代のガルルモン系統と比べると特徴的な姿をしており、特に頭部はエジプト神話のアヌビスを思わせ、他には見られない印象を与える。
多種多様な兵器で武装されており、右腕にはスナイパーファントム、左手にはストライクファントムという二つの火器を所持する。
通常の状態でかなりの機動力を誇っているが、武装を解除する事で接近戦にも対応が可能である。接近戦での武器はライトセーバー似のマグナブレードを使用する(ヴォルフモンからの要素)。『スターライトベロシティ』はこの状態で放つ。
『バトルスピリット デジモンフロンティア』ではスナイパーファントムからエネルギー弾を放つ「マグナキャノン」やマグナブレードで空中斬を浴びせる「エアロマグナブレード」が攻撃技に設定されている。
玩具の『スピリットエボリューション』シリーズでは装甲がスピリット形態になる他、カイゼルグレイモンと合体してスサノオモンに進化させる事ができる。
マグナガルルモンはスサノオモン脚と手甲のガルルモンの顔を構成し、アーマー部分は「ZERO-ARMS:オロチ」の本体を構成する。
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
伝説の十闘士の力をも超えると云われる、光の能力を持つ超越種デジモン。
光速移動を得意とし、飛行ユニット装着時は亜光速で飛空することができる。また、胸部アーマーと、右腕の遠距離射撃「スナイパーファントム」、左腕の中距離射撃「ストライクファントム」は分離が可能だが火力の部分が低下してしまう。
胸部の「レーザサイト」は上空での旋回によって、対空・対地全てのターゲットにロックオンが可能で、はるか上空を旋回してターゲットを確認次第、総攻撃を仕掛ける。もはやマグナガルルモンから逃げることは不可能であろう。
必殺技は、ロックオンした全てのターゲットに全弾一斉攻撃を行い、高速でメインターゲットを強襲破壊する『マシンガンデストロイ』と、胸部アーマーと分離後、亜光速を越える超光速の域にまで達する速度へ加速し、その光の帯に触れたもの全てを消し去る『スターライトベロシティ』。
所属について
『デジタルモンスターカードゲーム』ではメタルエンパイア(Bo-1211)、ウィルスバスターズ(Bo-132t)、『デジモンペンデュラムZⅡ』ではウィンドガーディアンズに所属している。
うち、いくつかの勢力はマグナガルルモンの基になったデジモンが属している。
ただし、どの媒体でもマグナガルルモンはディープセイバーズに属した事がないので、ディープセイバーズに属する水の闘士組が仲間外れとなっている。
活躍
デジモンフロンティア
第35話の終盤で初登場。源輝二がオファニモンの力を授かり、「ハイパースピリットエボリューション」により光(ヴォルフモン・ガルムモン)・雷(ブリッツモン・ボルグモン)・闇(レーベモン・カイザーレオモン)・鋼(メルキューレモン・セフィロトモン)・水(ラーナモン・カルマーラモン)のスピリットを用いて進化する。
輝二は手持ちの光のスピリットに加え、初進化前に泉から水のスピリットを、拓也から鋼のスピリットを譲り受けた(以降はともに自身の手持ちにしている)ほか、ハイパースピリットエボリューション時には純平から雷のスピリットを、輝一から闇のスピリットを一時的に拝借して進化していた。
(※デジモンカードゲームにおけるオプションカード『闇は光に雷牙は砲に』〈Bo-859〉はマグナガルルモン〈Bo-851〉へ進化するために使用できるカードだが、そのカード名・効果ともに劇中描写をオマージュしている。)
初陣ではカイゼルグレイモンとの連携によりケルビモンを退却に追い込み、第37話では捨て身でカイゼルグレイモンを援護し、パワーアップして再登場したケルビモンを倒すことに成功する。
しかし第38話では、ロイヤルナイツの一体デュナスモンの攻撃を受け敗北した。
その後、人間界侵略のためにルーチェモンの復活を目論むデュナスモンとロードナイトモンからデジタルワールドを守るための戦いが繰り広げられていくが、デジタルワールドの崩壊は続いていく。
マグナガルルモンは主にロードナイトモンと戦っている(第45話ではこれまでの組み合わせとは異なり、一時的にデュナスモンと交戦している)。
第47話では月にて遂にロードナイトモンを倒し、カイゼルグレイモンもまたデュナスモンに勝利する。しかしその直後、ルーチェモンは瀕死の重傷を負ったデュナスモンとロードナイトモンのデジコードを奪い取り、フォールダウンモードに進化してしまう。
ルーチェモンにはカイゼルグレイモン・マグナガルルモンの攻撃は全く通用せず、ルーチェモンの必殺技「パラダイスロスト」をまともに受け、輝二の姿に戻ってしまう。
総括
劇中で輝二がマグナガルルモンに進化する際に用いたスピリットたちの始祖である十闘士(光のエンシェントガルルモン・雷のエンシェントビートモン・闇のエンシェントスフィンクモン・水のエンシェントマーメイモン・鋼のエンシェントワイズモン)はいずれも現代の究極体をも凌駕するほどの強さを持つとされる。その5人分の力を用いて進化した(究極体を超越するはずの)デジモンであることに加え、進化バンクおよび超越形態進化時の専用挿入歌「The last element」のクオリティの高さ、そして後述の事情から設定面ではかなり優遇されている。
しかし、劇中でまともに勝利を収めることができたのはケルビモン(第37話)戦とロードナイトモン戦(第47話)のわずか2回のみと、かなり苦戦を強いられている。
詳細はカイゼルグレイモンの項目を参照。
デジモンワールド-next0rder-
育成可能キャラとしてRPGに登場するのはこれが初。
以降は『デジモンストーリーサイバースルゥースハッカーズメモリー』や『デジモンリアライズ』などのゲーム作品で出番が増えていく。
デジモンストーリーサイバースルゥース ハッカーズメモリー
「マシンガンデストロイ」使用時に装甲がパージされていく演出が再現されており、通常形態とは別にパージ形態もモードチェンジとして育成可能。そちらの必殺技は「スターライトベロシティ」となっている。
進化
進化元
- ヴォルフモン(バトルスピリット デジモンフロンティア)
- ガルムモン(デジモンストーリーサイバースルゥースハッカーズメモリー)
- ベオウルフモン/ガルムモン+完全体デジモン/ハイブリッド体+マグナモン(Bo-1211)(※1)
- マッハガオガモン/メタルマメモン/ラピッドモン/ワーガルルモン(デジモンワールド-next0rder-インターナショナルエディション)
- ベオウルフモンまたはワーガルルモン+ウィルス種またはデータ種(デジモンペンデュラムZⅡ)
進化先
脚注
(※1)ハイブリッド体である自身にも条件が適用され、やろうと思えば自分に進化できるというわけである…。
(※2)Bo-864では「破壊と再生を司るもの」の使用を前提に単体進化。
(※3)成熟期デジモンとジョグレス進化…これではジョグレス退化か…?
余談
実は『デジモンアドベンチャー』『デジモンアドベンチャー02』『デジモンテイマーズ』に登場した歴代主役級・究極体デジモンの要素を詰め合わせたデジモンとも言える。
- ガルルモン系統の準主人公(クールな二番手ボジション)・究極体(相当)デジモン:メタルガルルモン(デジモンアドベンチャー)
- 「マグナ」の名を冠するデジモン:マグナモン(デジモンアドベンチャー02)
- 全身に銃火器を搭載したサイボーグ型・マシーン型デジモン:メタルガルルモン(デジモンアドベンチャー)、セントガルゴモン(デジモンテイマーズ)
- 右腕が巨大な銃砲になっている:オメガモン(デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム)、ベルゼブモンブラストモード(デジモンテイマーズ)
カイゼルグレイモンと融合することにより誕生するスサノオモンもまた、オメガモンのオマージュと言える。
関連イラスト
関連タグ
エンシェントガルルモン(十闘士・光のスピリットの始祖)
ヴォルフモン(光のヒューマン形態)⇔(スライドエボリューション)⇔ガルムモン(光のビースト形態)
ベオウルフモン(光の融合形態 / ヒューマン・ビーストの2スピリットを融合) → マグナガルルモン → スサノオモン(カイゼルグレイモンとの融合)
関連キャラ
ガブモン(友情の絆)…『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』に登場。歴代主人公格デジモン要素の詰め合わせ繋がり。