解説
CV:鈴村健一
正義の十闘士のスピリットを受け継いだ少年。11歳の小学5年生。源輝二とは生き別れの双子で、兄にあたる。
家族構成は母・朋子と祖母の3人家族(祖母は亡くなったため、現在は母と2人暮らし)で、輝二の事は病床の祖母から聞かされて知っていた。
人物像
登場したのが物語後半だったのに加え、仲間になった直後を除き見せ場が殆ど無かったため、他の面々と異なり性格がイマイチ分かりにくくなっているが、劇中の断片的な場面から察するに優しく穏やかかつ物静かな性格である模様。
作中の動向
輝二の存在を知らされてからは彼の様子を度々見に行っていたが、1話でオファニモンのメールに導かれる輝二を追って行く内にデジタルワールドへ迷い込み、その時にケルビモンに心の闇に付け込まれて記憶を消され、『闇』のスピリットを与えられ闇の闘士ダスクモンとして輝二達と戦った。
戦いを通じて記憶を取り戻し輝二達の仲間になるが、最初はダスクモンと化し皆と敵対した罪悪感から、弟ともうまく接する事が出来なかった。しかし、ケルビモンの分身体が襲撃した際に皆を庇おうとした事で『闇』のスピリットが真の姿を取り戻し、黒&灰色のディースキャナを得てレーベモン、カイザーレオモンに進化できる様になる。
以降は仲間の助言でお互いの事を理解し合う様になり、輝二を気遣うようになった。
しかし、旅をして行く内に自身に違和感を覚えていく(皆が敵からの攻撃で大ダメージを受けた際にデジコードが剥き出しになっている中で、自分だけが出ていない事が何度かあった)が、敵であるロードナイトモンの言葉で、1話で輝二を追って行く途中で階段から転落した事を思い出し、意識だけの状態でデジタルワールドにいる『精神体』である事に気付くが、その事実に戸惑いながらも迷惑をかけない為か皆には伏せていた。
その事もあり、後にルーチェモンの戦いで苦戦する拓也達を助けるべく自ら犠牲となるが、その際輝二に自分の母親に会うように約束させ、闇のスピリットを託す。
決戦が終わり、拓也達が人間界へ帰還する際のレーベモンの発言によりまだ意識を失っているだけだと知らされ、急いで病院へ駆けつけた輝二の涙と拓也達のデジヴァイスの光により、意識を取り戻す。
本編終了後のドラマCDでは輝二と母親を再会させ、輝二と連絡を取り合うようになっていた。
ドラマCD『希望という名の電車』では高校生になっており、医学部への進学を決めている(A判定という事からかなり猛勉強したと思われる)。また、バックパッカーになって世界一周を目指そうとする輝二の姿に寂しさを覚え始めている。
余談
- 年齢について
『フロンティア』の詳細な時代設定は不明だが、仮に放送年(2002年)が本編の時代設定だと仮定した場合、彼ら兄弟や拓也・泉は1991年度生まれ(『02』の大輔・タケル・ヒカリ・賢と同い年)という事になる。
- 中の人のエピソード
担当声優の鈴村健一氏は収録中、「スピリットエヴォリューション!」と叫んだ際ぎっくり腰になったことがあるとか。デジフェス2022での証言によると、レーベモンに初めて進化した時だった模様。ちなみにぎっくり腰は、この時以外でもあったらしい。
また、鈴村氏はゲーム作品の初代『デジモンワールド』に出演した事がある他、同シリーズ6作目の『デジモンワールド-next0rder-』ではマメオ役として出演している。そして、彼の妻である坂本真綾女史も『デジモンストーリーサイバースルゥース』で暮海杏子などを演じている。ちなみにアルファモンの進化元である、ドルモンにも暗黒側面がある。
- キャラソンについて
キャラソン『折れた翼で-with Broken Wings〜輝一のテーマ〜』はシリアスな曲ではあるものの、輝一が笑う部分があまりにも中の人の要素が強すぎて、キャラ崩壊してしまっている事で有名である。
関連イラスト
双子設定の為か、輝二と共に描かれる事が多い