概要
『デジモンフロンティア』で見る事ができる進化バンク。パートナーデジモンが存在しない今作での主人公たちの強化(戦闘)手段である(実際は十闘士というパートナーとの一体化だった)。
かつてデジタルワールドを救ったという十闘士が残したアイテム・「スピリット」を利用した、人間またはデジモンから『ハイブリッド体』への変身。輝一以外は携帯電話がデジヴァイスへ変化し、それを通じて十闘士の力を受け継いだハイブリッド体デジモンへと進化する。
尚、進化の際は『美少女戦士セーラームーン』、『キューティーハニー』、『東京ミュウミュウ』などの変身シーンと同様全裸になる。ちなみに『超者ライディーン』の変身とは異なり、人間に戻れば進化時に破れた服も元に戻る。
ちなみに『デジモンストーリーロストエボリューション』ではスピリットは各属性1つとなっており、伝説の十闘士に進化するためのアイテムとなっていた。
スピリットエボリューションの種類
スピリットエボリューション
スピリットを使い、ヒューマン形態とビースト形態に進化することができる。なお、これらに進化する時はデジコードをディースキャナにスキャンさせる演出が見られるのだが、ヒューマン形態ではデジコード単体なのに対し、ビースト形態は幾重にも束ねたデジコードをスキャンさせている(上部右の画像参照)。
ついでにビーストスピリットで進化した場合や、ダブルスピリットによる融合進化、ハイパースピリットによる超越進化の場合、主人公達が雄叫びを上げる描写がある(輝一のみその場面がない)。
ちなみにヒューマン形態からビースト形態あるいはその逆に直接姿を変える事を『スライドエボリューション』と呼ぶが、劇場版ではスピリットを持たないダルクモン/ヒポグリフォモンが姿を入れ替える工程も単に進化・退化と表現せず、「スライドエボリューション」と呼んでおり、単にヒューマン型デジモンとビースト型デジモンに変化する事を通常種/ハイブリッド体を問わずそう呼ぶのかもしれない(単純に退化!と叫ぶのは見栄えが悪いからかもしれないが)。
ダブルスピリットエボリューション
ヒューマンとビーストのスピリットの両方を使い、融合形態に進化することができる。神原拓也と源輝二のみ使用できる(というか、拓也と輝二以外のメンバーは諸事情によって省かれただけで、カードゲームの方では上部の画像の通り他4人の融合形態もちゃんと存在する。更に突っ込むと、悪の五闘士のダブルスピリットエボリューションもない)。
この方法で進化したデジモン達はビーストの要素が強かったエンシェントに比べて、ヒューマン形態の要素が強いデジモンに進化する(ライノカブテリモンはビーストの要素が強く、分かりにくいがジェットシルフィーモンとダイペンモンは、ヒューマンの要素が強い)。
現時点では悪の五闘士の融合形態は登場していない。
ハイパースピリットエボリューション
10個のスピリットを使い超越形態に進化することができ、こちらも拓也と輝二のみ使用可能。
ただし上記の通り、仲間の持っているスピリットも使うため、拓也と輝二以外のメンバーは進化できなくなり、戦いに参加できなくなってしまった。
またこの進化ではBGMは「The last element」に変わる。
エンシェントスピリットエボリューション
20個のスピリットを使い、スサノオモンに進化することができる。
初めは拓也と輝二だけ合体進化したが、最後の戦いでは泉、純平、友樹も含めて合体進化した。
その他
『バトルスピリット デジモンフロンティア』ではハイブリッド体が古代十闘士に進化する。
『デジモンストーリーロストエボリューション』では属性ごとに1つスピリットが定められており、これを進化ツリーに収める事で古代十闘士に進化し、エンシェントグレイモンとエンシェントガルルモンがスサノオモンの進化元となる。よって、これもスピリットエボリューションの一種だと考えられる。
対応する進化ツリーと進化元になるデジモンは次の通りである。
スピリット | 進化ツリー | 進化元 | 対応する十闘士 |
---|---|---|---|
ひのSP | アグモンツリー | メタルグレイモン | エンシェントグレイモン |
ひかりのSP | ガブモンツリー | ワーガルルモン | エンシェントガルルモン |
かみなりのSP | テントモンツリー | アトラーカブテリモン | エンシェントビートモン |
はがねのSP | インプモンツリー | ワイズモン | エンシェントワイズモン |
やみのSP | ドラクモンツリー | スカルバルキモン | エンシェントスフィンクモン |
みずのSP | シャコモンツリー | マーメイモン | エンシェントマーメイモン |
つちのSP | トイアグモンツリー | ボルケーモン | エンシェントボルケーモン |
こおりのSP | ゴマモンツリー | ズドモン | エンシェントメガテリウモン |
きのSP | パルモンツリー | ジュレイモン | エンシェントトロイアモン |
かぜのSP | シルフィーモンツリー | シルフィーモン | エンシェントイリスモン |
スピリットの行方
十闘士の残したスピリットは三大天使によって管理されていたが(ケルビモンが闇/木/水/鋼/土、セラフィモンが光/風、オファニモンが火/氷/雷の担当)、その後は何らかの事情でデジタルワールド中に散らばっていた。
火のヒューマンスピリット
火の闘士アグニモンに進化するためのスピリット。アグニモンの鎧型。
第1話にて拓也が炎の町の地下で入手。
ケルベロモンが奪取しようとした際にはケルベロモンの身を焼くほどの炎の壁が発生していたので、スピリットエボリューションするにもなんらかの条件が必要だと思われていたが、劇中では言及なし。
他メディアでの扱い
『デジタルモンスターカードゲーム』では完全体デジモンがこれを使う事でアグニモンに進化(St-614)。
また、成熟期デジモンがスピリットエボリューションする場合もあり得る(St-701)。
こちらでの表記は『火のスピリットH』(St-676)で、『勇気のデジメンタルの融合条件を持つデジモンに融合させる』効果を持つ。
『デジタルモンスター ディープロジェクト』ではアグモン、グレイモンがアグニモンに進化するために必要なアイテムとして登場。
『デジモンストーリーサイバースルゥースハッカーズメモリー』ではアグモンまたはギルモンがアグニモンに進化するために必要なアイテムとして登場。
火のビーストスピリット
火の闘士ヴリトラモンに進化するためのスピリット。デフォルメされたヴリトラモンのような形状。
第11話にてシャーマモンの占いの館に保管されていたが、ギガスモンの襲撃に巻き込まれてシャーマモンと融合し、ヴリトラモンが顕現。一度は倒されるも、今度は拓也を飲み込んで暴走するが、制御に成功し、正式に拓也のものとなった。
悪の五闘士以外でデジモンがスピリットエボリューションした唯一の例である。
他メディアでの扱い
『デジタルモンスターカードゲーム』では完全体デジモンがこれを使う事でヴリトラモンに進化(Bo-703)。
また、アグニモンからの進化も再現(Bo-97t)。
こちらでの表記は『火のスピリットB』(St-739)。
『デジモンストーリーサイバースルゥースハッカーズメモリー』ではアグニモン、グラウモン、バードラモン、メラモンがヴリトラモンに進化するために必要なアイテムとして登場。
光のヒューマンスピリット
光の闘士ヴォルフモンへ進化するためのスピリット。ヴォルフモンの鎧型。
第2話でチョコ目当てに追ってきたパグモンから逃れるために入り込んだ炎の町の地下迷宮で発見され、輝二のものとなった。
他メディアでの扱い
『デジタルモンスターカードゲーム』では完全体デジモンがこれを使う事でヴォルフモンに進化(St-707、Bo-656、Bo-92t)。
また、成熟期デジモンがスピリットエボリューションする場合もあり得る(St-707)。
こちらでの表記は『光のスピリットH』(St-677)で、『光のデジメンタルの融合条件を持つデジモンに融合させる』効果を持つ。
『デジタルモンスター ディープロジェクト』ではガブモン、ガルルモンがヴォルフモンに進化するために必要なアイテムとして登場。
『デジモンストーリーサイバースルゥースハッカーズメモリー』ではガブモンまたはクダモン、ブイモンがヴォルフモンに進化するために必要なアイテムとして登場。
光のビーストスピリット
光の闘士ガルムモンへ進化するためのスピリット。吠えているガルムモンのような形状。
第10話で登場。ゴツモン村近くにあった『光』の刻印がなされた三体の石像の目に赤い石を装填した事で輝二のものとなった。初めて登場したビーストスピリットで、初使用の際には暴走していた。
他メディアでの扱い
『デジタルモンスターカードゲーム』では完全体デジモンがこれを使う事でガルムモンに進化(Bo-721)。
また、ヴォルフモンからの進化も再現(Bo-100t)。
こちらでの表記は『光のスピリットB』(St-746)。
『デジモンストーリーサイバースルゥースハッカーズメモリー』ではバオハックモン、サングルゥモン、ズバイガーモン、ヴォルフモンがガルムモンに進化するために必要なアイテムとして登場。
氷のヒューマンスピリット
氷の闘士チャックモンへ進化するためのスピリット。チャックモンのような雪だるまの形状。
第3話でキャンドモンたちが守る古代遺跡から友樹が入手し、チャックモンに進化。ウィザーモンを倒した。のちにこれはキャンドモンがスピリットを受け継ぐに値するかを見定めるためテストであった事が判明し、正式に友樹のものとなった。
第11話でギガスモンに奪われたが、第12話でヴリトラモンが奪還した。
他メディアでの扱い
『デジタルモンスターカードゲーム』では成熟期デジモンがこれを使う事でチャックモンに進化(St-623、Bo-93t)。
こちらでの表記は『氷のスピリットH』(St-678)。
『デジタルモンスター ディープロジェクト』ではパタモン、エンジェモンがチャックモンに進化するために必要なアイテムとして登場。
氷のビーストスピリット
氷の闘士ブリザーモンへ進化するためのスピリット。丸まったブリザーモン型。
なぜかナノモンの店にあるゲーム機の景品になっていた(アキバマーケットは寒冷地にあるのである程度筋は通っている)。やはり、初使用の際には暴走した。
氷のスピリット一式はカイゼルグレイモン進化の際には拓也に貸し与えられる。
他メディアでの扱い
『デジタルモンスターカードゲーム』では完全体デジモンがこれを使う事でブリザーモンに進化(Bo-717)。
また、成熟期デジモンがスピリットエボリューションする場合もあり得る(St-698)。
スライドエボリューションも再現(Bo-107t)。
こちらでの表記は『氷のスピリットB』(St-743)。
風のヒューマンスピリット
風の闘士フェアリモンへ進化するためのスピリット。体育座りをしているフェアリモンのような形状。
第4話で登場。フローラモン達が暮らすそよかぜ村の大木の中にあり、泉が入手した。
第10話にてギガスモンに奪われたが、第14話にてグロットモンがボルグモンに敗北し、泉の下に戻った。
他メディアでの扱い
『デジタルモンスターカードゲーム』では成熟期デジモンがこれを使う事でフェアリモンに進化(St-626)。
また、プロットモンがこれを使ってスピリットエボリューションする事もあり得る(Bo-106t)。
こちらでの表記は『風のスピリットH』(St-679)。
『デジタルモンスター ディープロジェクト』ではテイルモンがフェアリモンに進化するために必要なアイテムとして登場。
風のビーストスピリット
風の闘士シューツモンへ進化するためのスピリット。天を仰ぐシューツモンのような形状。
第16話で登場。ゴマモン達が住むゴマ島近海に沈んでおり、大渦潮を発生させていた。
ラーナモンとの戦いで海に沈んだ泉が獲得した。初期メンバーでは唯一、泉は暴走させずに使いこなしていた。
風のスピリット一式はカイゼルグレイモン進化の際には拓也に貸し与えられる。
他メディアでの扱い
『デジタルモンスターカードゲーム』では成熟期デジモンがこれを使う事でシューツモンに進化(St-702、Bo-712)。
スライドエボリューションも再現(Bo-110t)。
表記は『風のスピリットB』(St-740)。
雷のヒューマンスピリット
雷の闘士ブリッツモンへ進化するためのスピリット。ブリッツモンをカブトムシ型にデフォルメした形状。
第5話で登場。スナイモンが工場長を務める風のファクトリーの中枢部の分厚い金属(初め拓也達が訪れた時はデジヴァイスは無反応だった)から出現し、純平のものとなった。ちなみに、このエピソードでは昆虫型デジモンがフィーチャーされている。
他メディアでの扱い
『デジタルモンスターカードゲーム』では完全体デジモンがこれを使う事でブリッツモンに進化(St-620)。
成熟期デジモンやテントモンがこれを使ってスピリットエボリューションする事もあり得る(前者はSt-705、後者はBo-109t)。
表記は『雷のスピリットH』(St-680)。
『デジタルモンスター ディープロジェクト』ではワームモン、スティングモンがブリッツモンに進化するために必要なアイテムとして登場。
雷のビーストスピリット
雷の闘士ブリッツモンへ進化するためのスピリット。ボルグモンをより戦車らしくしたような形状。
第14話にてセラフィモンを敗った悪の五闘士から逃れるために拓也達が逃げ込んだ洞窟内で生き埋めになっていたホエーモンから入手した。曰く、海藻だと思って食べてしまったらしい。
純平が入手するが、暴走してしまう。
雷のスピリット一式はマグナガルルモン進化の際には輝二に貸し与えられる。
他メディアでの扱い
『デジタルモンスターカードゲーム』では完全体デジモンがこれを使う事でボルグモンに進化(Bo-707)。
スライドエボリューションも再現(Bo-759、Bo-104t)。
表記は『雷のスピリットB』となっている(St-744)。
土のヒューマンスピリット
土の闘士グロットモンへ進化するためのスピリット。グロットモンの鎧のような形状。
物語開始時点で既に自我を得てグロットモンとして活動していたが、第14話にて完全敗北し、純平に回収された。
他メディアでの扱い
『デジタルモンスターカードゲーム』では完全体デジモンがこれを使う事でグロットモンに進化(St-653)。
ゴブリモンが使って進化する場合もある(Bo-111t)。
表記は『土のスピリットH』(St-685)
海外版「ディースキャナ」(海外名:ディーテクター)では純平が使用する。これはビーストスピリットも同様である。
土のビーストスピリット
土の闘士ギガスモンへ進化するためのスピリット。ヤンキー座りしたギガスモンのような形状。
グロットモンが既に入手しており制御もできていたが、第12話でヴリトラモンに敗れた。
のちに土のスピリット一式はカイゼルグレイモン進化に際し、完全に拓也に渡った。
なお、これら悪の四闘士のスピリットを拓也らは通常のスピリットエボリューションに使用せず、ハイパースピリットエボリューションの際にのみ使用した。
他メディアでの扱い
『デジタルモンスターカードゲーム』では完全体デジモンがこれを使う事でギガスモンに進化(Bo-727)。
成熟期デジモンが使用して進化する場合もある(St-703)他、スライドエボリューションも再現(Bo-102t)。
表記は『土のスピリットB』(St-741)。
木のヒューマンスピリット
木の闘士アルボルモンへ進化するためのスピリット。アルボルモンをデフォルメしたような形状。
物語開始時点で既にアルボルモンとして活動していたが、第20話でビーストスピリットを奪われた為、用済みと見なしたダスクモンがアルボルモンを倒してスピリットを奪い取ったが、ベオウルフモンに敗れた際に奪還された。
他メディアでの扱い
『デジタルモンスターカードゲーム』では完全体デジモンがこれを使う事でアルボルモンに進化(St-657)。
マッシュモンが使って進化する場合もある(Bo-115t)。
海外版「ディースキャナ」(海外名:ディーテクター)では友樹が使用する。これはビーストスピリットも同様である。
表記は『木のスピリットH』(St-684)。
木のビーストスピリット
木の闘士ペタルドラモンへ進化するためのスピリット。扇風機のような植物型の形状。
第14話時点で既に入手済み。第20話でペタルドラモンが倒され、輝二に回収された。
のちにカイゼルグレイモンの進化に際し、木のスピリット一式は拓也に渡った。
他メディアでの扱い
『デジタルモンスターカードゲーム』では完全体デジモンがこれを使う事でペタルドラモンに進化(Bo-728)。
スライドエボリューションも再現された(Bo-113t)。
表記は『木のスピリットB』(St-748)。
水のヒューマンスピリット
水の闘士ラーナモンへ進化するためのスピリット。ラーナモンの頭のような形状。
物語開始時点で既にラーナモンとして活動していたが、第26話にてビースト→ヒューマンの順でスピリットを泉に回収された。
他メディアでの扱い
『デジタルモンスターカードゲーム』では完全体デジモンがこれを使う事でラーナモンに進化(St-655)。
成熟期デジモンが使って進化する場合(St-706)やシャコモンが使う例もある(Bo-117t)。
表記は『水のスピリットH』(St-683)。
海外版「ディースキャナ」(海外名:ディーテクター)では泉が使用する。これはビーストスピリットも同様である。
水のビーストスピリット
水の闘士カルマーラモンへ進化するためのスピリット。カルマーラモンの下半身のような形状。
第15話にて『海の家トーカン天国』近海に沈む沈没船からラーナモンが発見したが、初めはラーナモンはビーストスピリットの力に振り回されるわ、煽りに乗せられるわでこのスピリットの真価を発揮できていなかったが、第23話で闇の大陸で制御できるようになり一時期メルキューレモンと共にヴォルフモンを追いつめた。第26話にてセフィロトモンの水のエリアでは完全にスピリットの真価を発揮できるようになったが、最後は泉に回収された。
のちにマグナガルルモンの進化に際し、水のスピリット一式は輝二に渡った。
他メディアでの扱い
『デジタルモンスターカードゲーム』では完全体デジモンがこれを使う事でカルマーラモンに進化(Bo-735)。
スライドエボリューションも再現(Bo-775)。
表記は『水のスピリットB』(St-745)でフィールドアイコンをディープセイバーズに変化させる。
鋼のヒューマンスピリット
鋼の闘士メルキューレモンへ進化するためのスピリット。イロニーの盾を構えたメルキューレモンのような形状。
物語開始時点で既にメルキューレモンとして活動していたが、第28話にてアルダモンに敗北し、拓也に回収された。
他メディアでの扱い
『デジタルモンスターカードゲーム』では完全体デジモンがこれを使う事でメルキューレモンに進化(St-651)。
成熟期デジモンが使う例や(St-704)、ハグルモンが使う例(Bo-108t)も確認できる。
表記は『鋼のスピリットH』となっている(St-682)。
海外版「ディースキャナ」(海外名:ディーテクター)では輝一が使用する。これはビーストスピリットも同様である。
鋼のビーストスピリット
鋼の闘士セフィロトモンへ進化するためのスピリット。セフィロトモンが変形したような形状。
既に入手していたのか、第24話でメルキューレモンが使用してセフィロトモンに進化するが、第29話でアルダモン達四闘士に敗れて拓也に回収される。
のちにマグナガルルモンの進化に際し、鋼のスピリット一式は輝二に渡った。
他メディアでの扱い
『デジタルモンスターカードゲーム』では完全体デジモンがこれを使う事でセフィロトモンに進化(Bo-734)。
表記は『鋼のスピリットB』(St-742)。
闇のヒューマンスピリット
闇の闘士レーベモンへ進化するためのスピリット。三つ首の黒獅子のような形状。
物語開始時点ではケルビモンによって歪められ、輝一の魂と融合させてダスクモンに変化していた。ダスクモンのヒューマンスピリットは二首の黒竜のような形状。
第33話で輝二にスキャンされて元の形状に戻り、以後は輝一が使用した。
闇のスピリット一式はマグナガルルモン進化の際には輝二に貸し与えられる。
他メディアでの扱い
『デジタルモンスターカードゲーム』では完全体デジモンがこれを使う事でダスクモンに進化(St-665)。
成熟期デジモンが使う例(St-708)やケラモンが使う例もある(Bo-101t)。
レーベモン版の場合は成熟期デジモンがこれを使う事でレーベモンに進化する(St-771)。
なお、ダスクモン版の表記は『闇のスピリットH』(St-681)、レーベモン版の表記は『闇のスピリットL』(Bo-852)となっている。
闇のビーストスピリット
闇の闘士カイザーレオモンへ進化するためのスピリット。ライオン型なのだが、膝を折り曲げた獣人のようにも見えるなんとも名状しがたいデザイン。
これもまたケルビモンによって歪められ、ベルグモンに進化するためのスピリットとなっていた。こちらの形状は翼を畳んだベルグモン型。力が強すぎるためにダスクモンは最初はうまく制御できなかったらしい。
第33話にてスキャンされて元の形状に戻り、以後は輝一が使用。
なお、闇のスピリットは第48話にて消滅間際に輝一から拓也達に託され、スサノオモンを誕生させた。
これらのスピリットのうち、『スピリットエボリューションシリーズ』にて火のスピリット、光のスピリット、香港では闇のスピリットが玩具化しており、各種形態の他、融合形態や古代の十闘士の姿まで再現できる。ただし、これら三属性以外のスピリットは玩具化されていなかった為、各種十闘士や融合形態の姿がヒューマン/ビースト形態とかけ離れたデザインになったのである。
他メディアでの扱い
『デジタルモンスターカードゲーム』では完全体デジモンがこれを使う事でベルグモンに進化(Bo-741)。
ダスクモンからのスライドエボリューションも再現(Bo-778)。
カイザーレオモン版の場合はレーベモンか完全体デジモンがこれを使う事でカイザーレオモンに進化する(Bo-805)。
なお、ベルグモン版の表記は『闇のスピリットB』(St-747)、カイザーレオモン版の表記は『闇のスピリットK』(Bo-853)となっている。
カイザーレオモン版には1ターン限定でフィールドアイコンディープセイバーズ、ウィンドガーディアンズ、ウィルスバスターズを与える効果がある。
カイゼルグレイモン/マグナガルルモンのスピリット
作中では十闘士のスピリット一つ一つが合体して超越形態となる為、アニメには登場していないが、玩具『スピリットエボリューションシリーズ』では両者のスピリットが立体化されている。
形状は前者がカイゼルグレイモンのアーマーに龍魂剣が刺さったもの、後者はほぼゼロアームズ:オロチの砲身に近いものとなっている。これらを合体させてスサノオモンとゼロアームズ:オロチが作成できる。
余談
ビースト形態進化時の雄叫びは神原拓也の中の人(竹内順子氏)のアドリブ。
関連タグ
マトリックスエボリューション…前作における進化バンクで、主人公達が全裸になるのも共通。