概要
レベル | ハイブリッド体 |
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タイプ | 突然変異型 |
属性 | ヴァリアブル |
必殺技 | ジェネラスミラー、オフセットリフレクター |
全身に鏡を持つ、突然変異型ハイブリッド体デジモン。
知性派だが流儀にうるさい性格。
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
伝説の十闘士の力を宿した、鋼の能力を持つデジモン。悪の闘士の中では参謀格で知恵を授ける存在。貴族趣味で何かと自分の流儀にこだわる性質で、戦闘においてもこだわりは発揮され、自分の戦法や使用する武器の素晴らしさをいちいち説明したりする。同時に幾つもの作戦を思いつくほど頭の回転が速いため、いつも早口の独り言で議論をしたりもする。
両腕の鏡は強力な“イロニーの盾”と呼ばれ、相手の攻撃で受けたダメージをそのまま返す。自分自身を鏡の中に映し、そのまま鏡に入って姿を消してしまう奇怪な技も使う。
必殺技はイロニーの盾で相手の攻撃をそのまま跳ね返す『ジェネラスミラー』と、相手の攻撃の性質を反転させて相殺してしまう『オフセットリフレクター』。
活躍
デジモンフロンティア
CV:増谷康紀
鋼のヒューマンスピリットが実体化した悪の闘士。悪の闘士のリーダー格。
表向きはケルビモンに忠実に従うように見せかけていたが、その実態は野心家で世界の支配を目論んでいた。一人称は初めはセフィロトモンと同じく「オレ」だったが、後に「私」になる。
第13話で倒したセラフィモンのデータをケルビモンに献上せずそのまま隠し持ち、セフィロトモン内の「光のエリア」でアグニモンと対峙した際にそのデータを取り込み、ブラックセラフィモンと化す。
圧倒的な力でアグニモンを苦しめるが、彼がアルダモンへと融合進化を果たした事で敗れ、自分の有利な鋼のエリアに逃げ込んで体制を立て直そうとするが、アルダモンのブラフマシルによりフィールドを融解され、イロニーの盾を構えようとした所に腹パンを浴びせられて倒された。セラフィモンもデータを取り戻し、パタモンに転生する。次はセフィロトモンとして戦うもチームワークには敵わず、アルダモンにスキャンされた。
ルーチェモンとの戦いでは他の3体の闘士と共に実体化し、拓也達に味方した。
ヒューマンスピリットは基本的に成熟期から完全体相当の力しか持たないが、デビュー戦ではその防御力を活かして究極体の中でも上位の存在であるセラフィモンのセブンズヘブンズを跳ね返して勝利している。
この手の悪の組織の参謀には珍しく、言葉巧みに仲間を使嗾することはあっても、誰かを裏切ったり捨て駒にしたりすることはなく、悪の闘士達は最後まで大きな仲間割れをすることはなかった。しかし逆に選ばれし子供達のように、本気故にお互いにぶつかり合うことも自身の弱さを仲間に曝け出すこともなかったため、作中では精神的な成長を遂げることもなかった。
悪の闘士に対する仲間意識もケルビモンに対する忠誠心も表面的なものに留まっており、結局のところメルキューレモンは心の底では誰も信頼しておらず、その傲慢さと臆病さが選ばれし子供達との明暗を分けたのかもしれない。
デジモンクロスウォーズ
ディスクゾーンのリーダー。チーム・ブルーフレアに敗れ消滅する。
デジモンクロスローダーの玩具版では「ガワッパモン」×「ルカモン」の組み合わせでイロニーの盾が生成できる。
余談
名前の由来は、ローマ神話の商いと泥棒の神メルキューレから。ぶっちゃけこの人と元ネタが被っているが登場はメルキューレモンの方が先であるし、所属も異なる。
しかし、メルキューレモンが鋼の闘士である事を考えると、名前の由来は水銀を意味する方のMercuryかもしれない。
あまり「鋼」要素が見られないセフィロトモンやエンシェントワイズモンと比べると、こちらは全身に金属や鏡を纏っている分、鋼属性としての側面が強めになっている。
公式サイトのデジモン図鑑では、あくまでデジモンの能力や生態の解説でアニメ設定が反映されないはずなのに「悪の闘士」の存在が言及されている。ビースト形態のセフィロトモンがフロンティア以降も悪役ばっかりなことや、実際お世辞にも主人公側やヒーローサイドとは言い難いデザインを考えると、元々十闘士の中では本当に謀反を起こしたか、そうでなくとも他の闘士と意見が対立していたのかもしれない。それか、闇の闘士に悪堕ち形態があることを考えると、彼もまた「悪」の鋼の闘士であり、本来の鋼の闘士は別にいるのだろうか・・・・・・?
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エンシェントワイズモン → メルキューレモン ⇔ セフィロトモン(ビースト形態)