概要
『デジモンペンデュラム』シリーズの第6弾のタイトルで、ゲーム機としては2000年頃に登場(通し番号はZEROとなっている)。
アグモン系譜、ガブモン系譜、エンジェモン系譜を育成可能であり、育成ギアにオメガモンが初参戦した。
2018年発売の『デジモンペンデュラムVer.20th』ではオリジナルシルバーブルーにディープセイバーズ、ウィンドガーディアンズの三勢力と共に収録。
ZERO版の進化ルートにセラフィモン、オファニモン、マスティモンが追加された。また、特殊デジタマにより、ギルモン系譜なども育成可能となった。
2020年発売の『デジモンペンデュラムZ』でも第6弾として登場。新規成長期は存在しないが、シャウトモンが育成可能となった他、ミミックモンやバルキモンといった新デジモンが追加された。
勢力としてのウィルスバスターズ
その名の通り、高いウィルスバスティング能力を持つデジモン達の勢力。略称はVBでシンボルマークは銀の十字架。
初出時点から聖なるデジモンであることをプッシュしていたことやガードロモンの設定で『ワクチン属性の正義の集団』とされるように聖なる力を持つデジモンやワクチン種の所属先とファンからも思われやすい。実際その傾向は強いが、現状この勢力はあくまでウィルスバスティング能力に長けている、ウィルス種に対抗するという点から分類されている。
ワクチン種や神聖系デジモンの比率が高く、名前を聞くだけでは『ウィルス種絶対デリートするマン』の印象を持たれがちで、実際に所属者は三大天使やロイヤルナイツなどのアニメの主役クラスが所属する勢力が名を連ねており、よく闇側の勢力である「ナイトメアソルジャーズ」とは対比されがち。
ただし、デュークモンの例からもわかるようにウィルス種やデータ種も普通にいるし、「ナイトメアソルジャーズ」にも所属しているデジモンも多い。この点は「ナイトメアソルジャーズ」とは同じだと言える。
意外にもロイヤルナイツと同格のオリンポス十二神族はメンバーの大半がウィルスバスターズではない。
フォルダ大陸における分類(メタ的にはデジモンペンデュラム6弾までの分類)上は当初の6勢力の中では唯一生息地での分類ではなく、その明確な行動目的でのみ分類されている。
よって正確な生息地を持たない、生態系の枠組みから逸脱した分類というのが公式設定。一応、『デジモンペンデュラムZ』の世界観では生息地ではないがフォルダ大陸各地にある遺跡の警護や大陸の巡回を行っているようである(参照)。
また、所属傾向からデジタルワールドの要となる神の領域(カーネル)周辺やデジタルワールドのホストコンピュータであるイグドラシルの可能性もファンからは考えられている。『デジモンクロスローダー』ではウィルスバスターズの代わりに「ヘブンズヘル」という天界に拠点を置く勢力が登場。所属デジモンはウィルスバスターズとほぼ同様だが、ミネルヴァモンのようなウィルスバスターズに所属していないデジモンも所属している。
基本的には善良で正義感に満ちたデジモンが多いが、各作品のロイヤルナイツや三大天使の活躍を見てもらえばわかるように闇落ちする危うさを秘めたデジモンや独善的な思想を持った輩もちらほらいるし、秩序のためならば虐殺を行ったり、思想の違いからウィルスバスターズ同士で対立するというパターンも多いに有りうる(むしろ多様な思想を内包する勢力であるから、誰かが暴走しても他のデジモンが抑止力になる事ができるとも考えられるのだが)。
そのせいなのか秩序側のデジモンに反感を抱くデジモンもいるのだとか。
なお、ウィルス種絶対デリートするマンや神聖系だからといってウィルスバスターズに所属しているとは限らない(ドーベルモンやスカルマンモン、クラヴィスエンジェモンなど)。
スナイモンやマンティコアモンのようにウィルス種には容赦ないデジモンもいれば、ウェヌスモンのように対象を鎮静化させる穏健派、エンジェウーモンのように改心するまで鉄拳制裁するタイプも存在する。
また、『ナイトメアソルジャーズ』所属のデジモンがウィルスバスターズと手を組む例があり、マスティモンは天使型と堕天使型を指揮してデジタルワールドの危機に立ち上がるとされる他、ガーゴモンは拘束具を付けられて天使型デジモンの使い魔として使役される。
研究者の分類であるとする設定が確認できたり、所属デジモンの膨大さ、ばらつきから一つの組織とは考えにくい一方で、ウィルス種を狙うサイバードラモンが属していないという設定(後述のように媒体によっては普通にカウントされている)などデジモン図鑑のような設定等で比較的言及されることも多く、組織のような扱いもあるなど厳密な解釈はやや曖昧にされている。
所属デジモン
※本項ではウィルスバスターズとして初登場したメディアを述べる。
公式設定
究極体
デジモンペンデュラムZERO
幼年期
成長期
成熟期
完全体
究極体
デジタルモンスターカードゲーム
(※)プレミアムバンダイで展開されたシリーズを含みます。
成長期
成熟期
アーマー体
完全体
- アンティラモン
- アンドロモン
- エアロブイドラモン
- オメガシャウトモン
- ガルダモン
- サイバードラモン
- シャッコウモン
- ジュエルビーモン
- シルフィーモン
- タオモン(銀)
- ナイトモン
- パンジャモン
- ビッグマメモン
- ホーリーエンジェモン(神官モード)
- マメモン
- マンモン
- ミスティモン
- チィリンモン
究極体
- アグモン(勇気の絆)
- アルファモン(通常形態/王竜剣)
- アルフォースブイドラモン(通常種/X抗体)
- インペリアルドラモン(パラディンモード)
- ヴァルキリモン
- ウェヌスモン
- エグザモン
- エンシェントグレイモン
- オファニモン
- オメガモンズワルト
- オメガモンAlter-B
- オメガモンAlter-S
- オメガモンX
- カオスデュークモン
- ガンクゥモン
- クレニアムモン(通常種/X抗体)
- ケルビモン(善)
- ゴッドドラモン(通常種/X抗体)
- サーベルレオモン
- サクヤモン
- ジエスモン
- ジジモン
- シャウトモンX7(スペリオルモード)
- ジャスティモン
- スサノオモン
- スラッシュエンジェモン
- スレイプモン(通常種/X抗体)
- セラフィモン
- デュークモン(通常種/X抗体/クリムゾンモード)
- デュナスモン(通常種/X抗体)
- ドゥフトモン
- ババモン
- バンチョーレオモン
- プリンスマメモン
- ホウオウモン
- マリンエンジェモン
- マルスモン
- メディーバルデュークモン
- ラジエルモン
- ロードナイトモン
ハイブリッド体
デジタルモンスターカードゲームα
成長期
成熟期
完全体
- タオモン※Dα-229の効果でVBに可変する。
究極体
デジモンマスターズ
※海外で展開されたオンラインRPG
デジモンペンデュラムver.20th
幼年期
成長期
成熟期
アーマー体
完全体
究極体
デジモンペンデュラムZ
幼年期
成長期
成熟期
完全体
究極体
超究極体
ハイブリッド体
デジモンペンデュラムCOLOR ZERO Virus Bs
成長期
成熟期
完全体
究極体
超究極体
デジモンアドベンチャーでは
この勢力は登場しない。というのも主人公側が実質的にこの勢力と言っても過言ではなく、そもそもペンデュラムZEROの主要ルートはこの作品の主役デジモンで構成されている。
関連タグ
インペリアルドラモン:ウィルス種のファイターモードはウィルスバスターズの所属者を好んで狩ると言う設定がある。
LAW(女神転生):女神転生で言うところのこれに該当。