概要
デジタルワールドの伝承に語られる竜型の究極体デジモン。
設定の初出は2000年頃であり、この時点で存在していたチンロンモン・ホーリードラモン・ゴッドドラモン、そして2001年に登場したメギドラモンを加えた4体を指すが、属性も違う上に登場作品では特定のグループを形成していない場合もある。
中国神話の四大竜王に因んでいると思われるが、チンロンモンを除いてカラーリングが対応している訳ではない。この枠組みが構想された時点で存在していた(サイボーグ型ではない)強大なドラゴン系デジモンを総称したグループぐらいの繋がりといった所であろうか。
神獣型の究極系とされ、闇の勢力を跡形も無く消滅させるホーリードラモン、東方を守護する四聖獣たるチンロンモン、デジタルワールドに危機をもたらすデジタルハザードの権化にして暗黒騎士の別側面とされるメギドラモンと各メンバーの格も相応に高い。一方でゴッドドラモンは名前以外、イマイチどんなデジモンかわかりにくいが、『デジモンストーリーサンバースト&ムーンライト』では神に近しいとされるエアドラモンの統括者という設定が与えられたり(このおねがいクエストでは依頼主からエアドラモンのデータをもらってくるよう頼まれる)、「闘神龍」の異名が与えられたり(Bo-905)、登場作品でフォローがなされている。
一見するとワクチン種2体、データ種1体、ウィルス種1体とワクチン側の比率が多い気もするが、チンロンモンは中立派(それに相応しくデータ種)、ホーリードラモンは善、メギドラモンは悪の側(一体だけ邪竜型である)であり、ゴッドドラモンが「破壊」と「再生」の力を司る事でバランスが取れているものと思われる(それならばワクチン種よりもフリー種向けな気がするが、気にしたら負けである)。
さながら、ドラゴンの持つ荒々しい側面と他者を導く理知的な側面を表しているかのようである。
目的や結成経緯などがしばらく不明だったが、「メタルエンパイア」に竜型デジモンのデータを提供したと判明。しかし、メタルエンパイアの急速な発展に帰結し、ロイヤルナイツの監視対象になった。
それを裏付けるように、シリーズ黎明期のメタルエンパイアはサイボーグ型デジモンの制作に着手していたが、元祖メタルグレイモンはファイル島の技術では改造が不完全で肉が青く変色していたりと技術も発展途上であったが、シリーズが進んでいくとメタルティラノモン、メガドラモン、ギガドラモン、ムゲンドラモン、メタルシードラモン、メガログラウモンとシリーズを追うごとにサイボーグ型の竜デジモンが増加傾向にある。
シリーズ10周年を迎えた2007年頃になるとドラコモンの究極体としてスレイヤードラモンが登場。
このデジモンは「四大竜の試練」を修了した竜型デジモンだけが進化できる姿だとされた。このスレイヤードラモンがファンロン鉱の成分を取り込んでいるらしいグラウンドラモンから進化したブレイクドラモンとジョグレスする事で竜帝の異名を取るロイヤルナイツ・エグザモンに進化するとされる。
ここに来て活動内容の一端が判明したものの、依然として謎の多い勢力とされる。
メンバー
チンロンモン
ホーリードラモン
ゴッドドラモン
メギドラモン
余談
- チンロンモンのみ、必殺技に〇〇フレイムという技を持たない。
- アニメシリーズでは、チンロンモン以外は選ばれし子供達のパートナー達の進化系で登場しており、チンロンモンもパートナーデジモン達の進化に直接関与している。しかも、全員が主役または準主役またはその血縁者達のパートナーデジモン達の進化に関係している。とはいえ、チンロンモンも『デジモンアドベンチャー』関連作品にて、選ばれし子供のパートナーである事が示唆されているのだが。
外部リンク
- アニヲタwiki
- 公式デジモンプロファイル「四大竜」デジモンたち
関連タグ
三大天使:この勢力に属するセラフィモン、オファニモンはゴッドドラモンやホーリードラモンよろしく、完全体の天使系デジモンの進化先として扱われる事が多い。