概要
デジモンの勢力の一つ。
「バンチョー」とは、強者たちと闘いにおいて“心を折られることなく闘い続けた者”に与えられる称号で、全員「GAKU−RAN」(バンチョーリリモンの場合は特攻服)を羽織った究極体デジモンを指す。
古い映像作品を観て「番長」に憧れたデジモンが名乗り始めたらしく、自らが死ぬタイミングで次代のデジモンにその称号を引き継ぐのが通例のようだが例外もある(というか5体しか確認されていない設定で現状5体なので同デジモンに受け継がれていくのか確認されていないバンチョー〇〇モンのような先代や新入りがまだいて今後出てくるかもわかっていない)。
無論、番長を名乗る以上は単純な善悪には囚われない存在であり、各々が異なる信念の下に独自に活動を行っている。
あくまで称号であり組織ではないため、横の繋がりは薄く、『デジモンコレクターズ』では新入りの存在もありバンチョー同士でも知り合いですらないということもあった。
各々の信念も共通しているわけではなく、弱者のために戦うバンチョーリリモンや、「豆門連合」という勢力を率いて孤立したデジモンに手を差し伸べるバンチョーマメモンがいる一方で、バンチョーゴーレモンは友の窮地には駆けつけるが甘えを許さず助けを求める声に手を貸すことはほぼない。
『デジモンリアライズ』ではロイヤルナイツのデュナスモンがバンチョーについて「己のルール優先」として怒りを見せた(無視していたのは武闘大会のルールのため作中ではデュナスモン自身がバンチョーリリモンに挑む形で一応穏便に解決した)。
バンチョー同士で共闘したこともあり『デジモンコレクターズ』や『デジモンリアライズ』では彼らを慕い舎弟を自称するデジモンたちも多く登場している(バンチョーリリモンが多め)。
名前は既存デジモン+バンチョーで統一されており、この中で進化ルートが全て新規デジモンで構成されているのはバンチョーレオモンのみ。また、バンチョーゴーレモンやバンチョースティングモンはそれぞれ単体進化が存在していなかった原種の進化ルートを補完する存在となった。
2005年3月下旬発売の育成ギア『デジモンアクセル ジャスティスゲノム』にてバンチョーレオモンが登場し、バンチョーという勢力が登場しただけでなく、この勢力に属する「BAN-TYO」と呼ばれるデジモンと同時期に発表された勢力「D-ブリガード」の間には因縁がある事が判明している。
2006年には『デジモンセイバーズ』のキーパーソンとしてバンチョーレオモンが登場、日本一の喧嘩番長こと大門大アニキに修行をつける、強化形態であるバーストモードを披露するなどの大活躍を見せた…と2000年代中盤の代表格として扱われ、この時からバンチョーは5体いるという設定が存在していたものの、一向に全員が揃う機会は訪れていなかった。
『デジモンストーリーサイバースルゥース』では歴代5体のバンチョーの一体であることを自慢するバンチョーレオモンが登場し、自慢話に対して歴代5体は単なるバンチョーレオモンの数で進化すると称号をもらえただけではとコメントされている。
実際、本作では別個体のバンチョーレオモンもメインシナリオに登場している。なお、本作発売時点ではほかのバンチョーも登場しており本作でも進化はできないがメダルにはいた。
ソシャゲ『デジモンコレクターズ』では2014年から「BAN-TYO-黒百合のリリ-」、「BAN-TYO-孤高の反逆者-」、「BAN-TYO-漢癪魂-」、などのイベントが開かれ、バンチョーマメモン〜バンチョーゴーレモンまでの4体が判明した。バンチョーゴーレモンは7月9日見開始された「BAN-TYO-漢癪魂-」で登場した、実に9年の歳月をかけて全員集合した事になる。
オリンポス十二神族が全員揃うのに12年、ロイヤルナイツは13年とスパンとしてはもっと長い集団もいるが、前者は12体、後者は13体という大所帯であるため、ペースで考えると彼らを上回る長さと言える。
ようやく揃った彼らだが、その後のゲーム作品では集まりが悪く、専らゲームに登場するのはバンチョーレオモンぐらいで、『デジモンリアライズ』ではバンチョーリリモンとバンチョースティングモン、バンチョーゴーレモンが3Dモデルを与えられたものの、バンチョーマメモンだけが実装されないままサービス終了している。
バンチョーとして活躍した作品がサービスの終了した『デジモンコレクターズ』と『デジモンリアライズ』なので今からプレイできないという難点も抱えている。
メンバー
全員が究極体の人型デジモンである。
バンチョーレオモン
バンチョーマメモン
バンチョーリリモン
バンチョースティングモン
バンチョーゴーレモン
その他
本来なら「バンチョー(デジモン)」とすべきだが、タグとして多く使われているこちらを採用する。
関連タグ
外部リンク
- 公式デジモンプロファイル「バンチョー」の称号