概要
レベル | 究極体 |
---|---|
タイプ | 聖騎士型 |
属性 | データ |
必殺技 | アウススターベン、エルンストウェル |
戦士と策士、知性と野生、人と獣、相反する二面性は中庸の意味合いを込められ、世界を救うために、善にも悪にもなるロイヤルナイツのニュアンスそのものを表している。
進化元はワーガルルモン(黒)とされる一方で、カードゲームではワイズモンから進化するルートもある(共通点は背中の翼と「知性派」という要素である)。近年はレオモン系譜に位置付けられる事も多い(後述)。
因みに、レオパルドモードは通常形態よりもゲームシリーズへの参戦機会に乏しく、『デジモンストーリー』シリーズではハードがPSVitaに移ってからであった。
名前の由来は、『香り・芳香』を意味するドイツ語の『Duft』(ドゥフト)から。
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
他のロイヤルナイツでさえ一目置く屈指の戦略家である聖騎士型デジモン。各々信じる道を持つロイヤルナイツを統率する類まれなる能力を持っている。自ら戦闘にも赴き“レオパルドモード”となり戦場を駆ける。
必殺技は、頭上で弧を描き振り下ろすビームの刃、消滅の剣『アウススターベン』と、爆発的なエネルギーを放つ破壊の剣『エルンストウェル』。
ドゥフトモン:レオパルドモード
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
“レオパルドモード”においては、大地より超高層の岩盤を出現させて敵を突き上げる必殺技『ヴォルケンクラッツァー』と、地上を走り空へ飛翔し、あらゆる角度から敵を切り裂き攻撃する『ブロッカーデ』をもつ。また、ドゥフトモンの丸い尾の先端は、球状のエネルギー機雷を発生させ、戦略的に敵を包囲してしまう武器『エアオーベルング』となる。
ドゥフトモンX抗体(ドゥフトモンX)
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
体を覆うクロンデジゾイドの鎧は柔軟性の高い“ブラウンデジゾイド”化され、ドゥフトモンのしなやかな動きを爆発的に向上させている。たとえ全方位からの一斉攻撃を受けたとしても、その優れた体術『ブラオンネーベル』によってすべての回避するだろう。また、『ブラオンネーベル』から繰り出される超高速の打突『アイネ・ビリオン』は1秒間に1兆回もの突きを繰り出すため、これを受けた相手は一瞬で「消滅」してしまう。
活躍
ロードナイトモンに並び『ロイヤルナイツの負の象徴』として扱われる事が多い。
デジモンセイバーズ
「ならば、その『使命』某が果たして見せよう」
「イグドラシルよ、人間などデジモンの前には取るに足らぬ存在であることを知らしめてご覧にいれよう」
CV:室園丈裕
デュークモン、ロードナイトモンが続けて敗れたことにより人間側(DATS)の抵抗が手強いことを実感したクレニアムモンとイグドラシルの前に姿を現し自ら出撃を名乗り出る。
本作では武人としての一面が強調されており、『力こそ正義』と信じている冷徹な騎士として描かれている。
人間界へと降り立ち「アウススターベン」で横浜市を消滅させていく(大門家以外の住民は避難していたのが幸いである)中、立ち向かってきた藤枝淑乃&ロゼモン(ララモン)と野口郁人&レイヴモン(ファルコモン)を圧倒。
デジタルワールドと人間界の衝突によって起こった竜巻に飛ばされて大門家にやって来た幼年期デジモン達もいることをイクトが訴えるも「ならば、人間界と共に消えてもらうまでだ」「デジタルワールドを救う事こそ正義。その為には僅かなデジモンの命など取るに足らぬ!」とこれを一蹴。これを聞いて「大達が帰ってくる場所を必ず守ってみせる」「俺の役目はみんなを守ること」と奮起した淑乃&イクトが「デジソウルバースト」を初めて発動し、ロゼモンとレイヴモンがバースト進化したことで形勢が逆転。レイヴモンの「怒涛闇供喪之舞(どとうやみくものまい)」で怯んだところにロゼモンの「アギシャンレーヴル」を受けて敗北。
「人間界に…イグドラシルの裁きをーっ!」と無念の叫びを上げながらデジタマに戻りデジタルワールドに送還された。
デジモンクロスウォーズ(漫画)
メディアミックスでは初となる、主人公サイドの味方として登場。
アルカディモンと対峙した際に必殺技「ドットマトリックス」の弱点を見抜き、対抗するためのワクチンプログラムを完成させるなど策士っぷりを見せている。
デジモンストーリーサイバースルゥース
CV:若本規夫
策士としての一面がより強調された、敵側のロイヤルナイツのリーダー格として登場。
現実世界を滅ぼすため「パラダイス・ロスト計画」を執行しようとしており、計画の一環としてロードナイトモンを現実世界に送りこんだため間接的に神代悠子の父を殺害している。
秋葉原にてデュナスモンとともにオメガモンと決着をつけようとしたが、オメガモン側にもデュークモンがつき、一時撤退した。
その後、エグザモンという強大な力をもったロイヤルナイツを退けられたドゥフトモンは大量のデジタイルウェイブを取り込み、エグザモンをも超える力をもって一気に人間世界を滅ぼそうとしていることが判明。
東京新都庁の屋上にてデジタルウェイブをため込んでいたが、ノキアの作戦により失敗に終わる。それでもイグドラシルの意思のもと人間世界を滅ぼすため、主人公達に、オメガモン、アルファモンというロイヤルナイツの中でも一二を争う者が敵にいようとも臆することなく、戦いを仕掛ける。
戦いの末敗れるが、自分が敗北したことでイグドラシルの本当の意思は現実世界とデジタルワールド両方の滅びだと悟り、笑いながら消滅した(この時イグドラシルは既にイーターに浸食されており、バグが発生している)。
本編でレオパルドモードになることはないが、プレイヤーが育てた個体はレオパルドモードにモードチェンジできる。
「あまねく世界よ、いざ滅べ!我のように、塵も残さず消え去るのだ!」
デジモンリアライズ
ロイヤルナイツの一体としての登場。ジエスモン同様に物語の本筋に関わる重要なキャラクター。
今までやたらと悪役じみた扱いをされてきたが、本作においてはロイヤルナイツの頭脳派というだけあって非常に冷静な性格として描かれていて、会議ではロードナイトモンの推薦で彼が代表者として出席する他、戦いに無関係なものをできるだけ巻き込まないように心掛けたり、アルファモンがロイヤルナイツを集めて回っている事を知って、人間達へ協力する事を認めるなど良心的な性格となっている。
何気に文官/軍師ポジションがまともに拾われているという点もこれまでとは全く異なる。
ウィルスの作成技術も心得ているようで、ルーチェモンとの戦いでは再生阻害ウィルスを作成し、エグザモンのアンブロジウスに組み込んでいる他、レオパルドモードも登場し、ヴォルケンクラッツァーで壁を作って足止めするという応用法を見せた。
神の領域の防衛戦ではデジモンを分解するプログラムを放出するスパイラルを相手に苦戦させられるが(データ量が多かった為、苦しむ程度で済んでいる)、予め呼んでおいたスレイプモンを使ったアウトレンジ射撃で危機を脱する…が、それは黒幕の罠であり、デジタルポイント消失の際に発生した無数のデジタルゲートに呑み込まれて行方不明になるが、寸前にエルンストウェルでジエスモンともんを安全圏まで吹っ飛ばしている(こんな大胆な行動を即座に取れるのも、ジエスモンを信頼しているからこそなのだろう)。
進化ルート
ワイズモンベース(旧デジカ)
ワーガルルモン(黒)ベース(カードゲームα)
グラップレオモンベース(サイバースルゥース)
グラップレオモンを進化元に置いていたのはデジモンストーリーシリーズでは『サンバースト・ムーンライト』が最初であり、その頃はグラップレオモンとスラッシュエンジェモンの組み合わせで進化するジョグレス体という扱いであった。その後、『ロストエボリューション』にて通常進化ルートが確立され、こちらではガオモンを成長期に置いたレオモン系譜の究極体という扱いであった(余談だが、レオモンがガオモンの成長期とする設定は前作やカードゲームαでも導入されていたもの)。
この他にもナイトモンから進化するルートも見られる。
パンジャモンベース(デジライズ)
その他の進化元
アンティラモン(Re-122)、パンジャモン、メガログラウモン(X抗体。Dα-551)の三体。
なお、レオパルドモードはドゥフトモン、通常形態やX抗体はレオパルドモードが進化元とされる事があるが、これはモードチェンジを再現するためのギミックとなっている。