データ
レベル | 究極体(超究極体) |
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種族 | 聖騎士型 |
タイプ | ワクチン(Va) |
必殺技 | グレイソード、ガルルキャノン |
所属 | ロイヤルナイツ、ウィルスバスターズ(※1)、メタルエンパイア(※2)、ナイトメアソルジャーズ(※3)、ネイチャースピリッツ(※4)、ディープセイバーズ(※4)、ウィンドガーディアンズ(※5)、ヘブンズヘル(※6) |
英語表記 | Omnimon |
中国語表記 | 奥米加兽 |
(※1)『デジモンペンデュラムZERO』より。
(※2)Bo-211より。
(※3)Bo-13vより。
(※4)『デジモンペンデュラムZ』より。
(※5)『デジモンペンデュラムZⅡ』より。
(※6)『デジモンクロスローダー』より。
概要
ウイルスバスターであるウォーグレイモン・メタルガルルモンが、善を望む人々の強い意志によって融合し誕生した“ロイヤルナイツ”の一員である聖騎士型デジモン。ギリシャ語のΩが使われている通り、「最後の聖騎士」という異名を持つ。
2体の特性を併せもつデジモンで、どんな状況下でも、その能力をいかんなく発揮することのできるマルチタイプの戦士である。
ウォーグレイモンの形をした左腕には盾と剣が、そしてメタルガルルモンの形をした右腕には大砲やミサイルが装備されている。背中のマントは、敵の攻撃を避ける時や、飛行するときに背中から自動的に装着される。
必殺技は、メタルガルルモンの形をした大砲から打ち出される絶対零度の冷気弾で敵を凍結させる『ガルルキャノン』。ただ、ガルルキャノンはアニメ作品含めて冷凍弾として使われている場面の方が少なめ。光弾だったりビームだったりする。『デジモンアドベンチャー:(以下アドコロ)』ではコキュートスブレス状の攻撃も放った。
また、左腕には無敵の剣『グレイソード』が装備されており剣にはデジ文字でオールデリートと刻まれている(実は違う。後述)。アドコロではオールデリートの上にオールリカバーの文字が浮かぶ別の技も披露した。
前述の通り設定上はミサイルを放てるらしいのだが、一切その辺が拾われず長い間詳細は不明であったが、アドコロにてついに披露。肩と鼻上の二か所に内蔵されておりそれぞれミサイルを発射していた。
アドコロではさらに肩の盾(デジモンカードゲームαではブレイブシールドΩとされていた)から巨大なエネルギーシールドも展開している(なお、このギミックは『デジモンオールスターランブル』にて既に披露されている)。グレイソードに別のデジ文字を浮かべる技も見せた。
漫画版クロスウォーズではX抗体が持つ「オメガインフォース」を持つ個体も登場した。
マントは防御にも使用可能。
つぶらな瞳と細すぎるウエストという特異なデザインをしているが、これは初登場作品『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』を監督した細田守氏のセンスによるものである。瞳のイメージはパートナーデジモンらしく「忠犬」とのこと。ボルケーノ太田氏や渡辺けんじ氏の意見もデザインに影響された。
胸には勇気と友情の紋章を合わせた紋章が刻まれているが、その部分が宝玉になっていたり、両方が合わさったタイプだったりと作品によって多少異なっている。
これに限らず人気デジモンなだけあり何度かリデザインされて登場しているため様々なデザインが混在している(たまに普通にミスしてると思われるのもある)。
『ぼくらのウォーゲーム』という、非常に完成度の高いアニメーション作品の最高の盛り上がりを見せる場面で颯爽と登場し、一撃で敵をなぎ払う一騎当千の強さを見せつけ、当該作品をみた当時の子供たちに強烈なインパクトを与えた。映画公開前の段階では上述する特異的なデザインから賛否両論な面こそあったが、先述の活躍で皆を虜にしていった。
その後、次世代作品に移るにつれて後輩に道を譲るように(子供向けアニメの宿命である)その出番や強さは引き立たせ役などとして控えめになっていったが、いわゆる『無印ファン』の中では好きなデジモンとして多くあげられるキャラクターの一人である。後述する派生キャラの多さからもそれを窺える。
デザインが独特なものであることは変わりないため、現在でもデザインのみに限れば賛否両論な面は少なからずあるが派生キャラに限らず全体的な細さや極端な腰の細さやつぶらな瞳、マントなどが後のデジモンにも採用されているにはオメガモンの影響もあるだろう。
『ぼくらのウォーゲーム』での登場の際は少し大型化したが、その後のアーマゲモンとの戦闘時にはかなり巨大化していたし、テイマーズやセイバーズでも巨大だった。
ロイヤルナイツの筆頭格として扱われているが、デジモンの中では最強の存在という訳ではなく、作品によって強さがブレることがある。
開発秘話
かつてデジタルモンスターを開発・D-1グランプリの司会を担当していたボルケーノ太田氏の発言によると細田監督、櫻田博之Pからの要望で映画用に生み出されたデジモンであるとの事(つまり、アノードテイマー/カソードテイマーでの登場は先行登場だったというわけである)。
デザインにあたり、ウォーグレイモンのドラモンキラーを腕に装備したタイプ、ケンタウロスタイプなど様々な案が検討されたが、わかりやすさを優先して合体元の頭を両腕を付けてしまおうという案になった。(余談だがケンタウロスタイプの超究極体にはプロキシマモンがいるがオメガモンが元ネタかは不明)
命名はウィズの北川原真氏によるもの。
(参考:ボルケーノチャンネル ナウデジモン編 デジモンアドベンチャー tri. 第1章「再会」より)
なお、エヴァンゲリオン初号機がモチーフだという噂に対しては否定気味(参考)。
その他の技
- ダブルトレント(初出:『デジモンワールド デジタルカードアリーナ』)
右腕から冷気、左腕から火炎を放つ。オメガモンの持つ二属性を発揮する技ということからか、『デジモンテイマーズ バトルエボリューション』ではこちらが必殺技として扱われた(いつものキャノンとソードは通常技扱い)。
- アルティメットアッパーカット(初出:『デジモンバトルクロニクル』)
グレイソードで敵を打ち上げ、ガルルキャノンで撃ち落とす。
- ソード・オブ・ルイン(初出:『デジモンバトルクロニクル』)
グレイソードでX字に切り裂く。
- オメガソード(初出:『デジモンバトルクロニクル』)
グレイソードにエネルギーをチャージして敵を切り裂く。
- オメガハウリング(初出:『デジモンセイバーズアナザーミッション』)
ガルルキャノンから音波砲を発射。
- オメガブラスト(初出:『究極対戦!!デジモンバトルターミナル』)
『デジモンセイバーズアナザーミッション』ではグレイソードからの召雷、PSP版『アドベンチャー』ではグレイソードでの薙ぎ払いとして表現された。
- オールリカバー(初出:『デジモンアドベンチャー:』)
グレイソードにオールリカバーのデジ文字を表示させ、味方を回復する。
- ガルルソード、グレイキャノン(初出:『デジモンアドベンチャー:』)
腕を片方ずつAlter-Sのものへ変化させ、ソード同士・キャノン同士の状態となり攻撃を行う。
メディアミックスにおけるオメガモン
登場作品
- デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム!
- デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲
- デジモンテイマーズ 冒険者たちの戦い
- DIGITAL_MONSTER_X-evolution(テレビ初登場)
- デジモンセイバーズ
- デジモンクロスウォーズ
- デジモンアドベンチャーtri.
- デジモンアドベンチャーLAST EVOLUTION 絆
- デジモンアドベンチャー:
担当声優
- 坂本千夏&山口眞弓(劇場版全て、アドベンチャー:、ゲーム作品複数)
- 田中秀幸(DIGITALMONSTER X-evolution、デジモンバトルクロニクル)
- 高橋広樹(セイバーズ)
- 島田敏(クロスウォーズ)
歴代アニメ作品にはほぼ毎回出演しており出ていないのはデジモンフロンティアと例外的な作品であるアプモンくらいである。
『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』。
メインキャラクターの中でも主人公格である八神太一と石田ヤマトのパートナーデジモンであるウォーグレイモンとメタルガルルモンが瀕死の重傷を負う中、その戦闘を見ていた人々の思いを受け融合(当時はジョグレス進化というシステム的な表現もなく、単に合体)した姿として描かれた。
大量に増殖したディアボロモンを圧倒し素早さも大量のメールが転送されたことで上回りこれを倒す。
前述の通り本作の活躍で高い人気を確立した。
ソシャゲ『デジモンクルセイダー』のイベント「反撃のディアボロモン」は本作のオマージュとなっている。
デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲
ディアボロモンの復活に対して自らの意思で合体し戦闘。
今作のディアボロモンはクラモンを利用した戦術で翻弄するがエンジェモンやエンジェウーモンも駆けつけたために再び撃破に成功。
しかしディアボロモンは自身が倒されることも考えて策を立てていたため、現実世界にクラモンが移動。オメガモンもエンジェウーモンの力で後を追うが、アーマゲモンには攻撃がまるで通用せず両腕をもぎ落され無残な敗北を喫してしまう。
その後はインペリアルドラモンに皆の希望と共に力を託してオメガモンの中心部分がホーリーリングを経てオメガブレードへと変化。パラディンモードに覚醒させた。
言ってしまえば前述の通り早速引き立て役に使われた訳なのだが、VSディアボロモン、VSアーマゲモンで二度戦っているため戦闘シーンが多く、特にVSアーマゲモンでは前作の重厚感のあるものから一転縦横無尽に動き回るオメガモンが見られたため好印象という意見もある。
それでもオメガモンの敗北は衝撃的だった模様。
02本編27話にもジョグレス進化の説明にデジモン同士の合体例として登場しており一応これがテレビ初登場。
ただ、前述の通り最終回やディアボロモンの逆襲から本作のジョグレス進化自体の解釈が微妙に分かれている。
デジモンテイマーズ 冒険者たちの戦い
メフィスモンと戦うが取り逃がし自分はデジタル空間から出られず干渉できないため松田啓人たちに託した。
別次元のデジタルワールド出身であること、メフィスモンがアポカリモンに由来するデジモンであることからアドベンチャーや02に出た個体と同じだと思われる。
DIGITAL_MONSTER_X-evolution
02のイメージを除けばテレビ初出演にしてロイヤルナイツのオメガモンとしても初登場。
イグドラシルに忠実でPROJECT ARKを実行。戦闘力はウォーグレイモンXやメタルガルルモンXが束になっても敵わないほどに強力。
圧倒的な強さでXデジモンだけでなく、通常のデジモンのデリートを淡々と進めるがデュークモンやドルグレモンと対峙して心境にも変化が生じる。
声優変更もあって敵側の立場のオメガモンとして姿を見せた(敵のオメガモンとしては二例目)。
デジモンセイバーズ
「数字ではない!これは我々の思いだ!!」
イグドラシル配下のロイヤルナイツとして登場。OPでは存在感を見せるが出番は控えめ。
とはいえ、降下してくるデジタルワールドを支えようとする人間やデジモン達の姿を見て考えを改め、イグドラシルに神としてのあり方を問い、イグドラシルの攻撃から身を呈してイクトらを守るなどロイヤルナイツの中でも冷静で仲間思いな性格をしている。扱いとしては離反した残りのロイヤルナイツ(デュナスモン、マグナモン、アルフォースブイドラモン、デュークモン)のリーダー格のような位置づけ。
離反派と共にデジタルワールドを支え切ると、仲間達と共にデジタルワールドへ帰還した。
間違いなく、彼もまたセイバーズにおける『漢』の一人なのである。
デジモンクロスウォーズ
デジタルワールドの分裂を阻止しようとした正義の意思を守護する騎士団の一人(ロイヤルナイツのことではない)だったがそのデジモンたちと共にデジメモリとなって散らばってしまい、ただ一人現実世界に訪れ、そこでデジモン達のメロディを聞き取れる工藤タイキを見つけてクロスローダーを与えた。
現実世界に戻ったタイキが望んだため再びデジタルワールドに送り返すことになったが彼に残された力では送るのは一人が限界だったためタイキは陽ノ本アカリ、剣ゼンジロウと別れることになった。
また、アカリの勇気とゼンジロウの友情がもたらしたシャウトモンの進化を促しオメガシャウトモンに進化させた。
オメガシャウトモンの必殺技の一つ『オメガ・ザ・フュージョン』でもオーラとして登場している(3期『時を駆ける少年ハンターたち』のOPで撃ってるのである意味毎回登場している)。
『時を駆ける少年ハンターたち』ではアドベンチャーの個体も登場。
デジメモリで発する技は設定上ではグレイソードとなっている(『超クロスウォーズ』ではガルルキャノンとなっている)。
デジモンアドベンチャーtri.
アドベンチャーの続編である本作にも登場。
マーシフルモードも披露した。
デジモンアドベンチャーLAST EVOLUTION 絆
tri.の続編である本作にもまた登場。本作の一件でオメガモンの姿を安定して維持できなくなっている。
進化の際にセミクジラやザトウクジラやシロナガスクジラやナガスクジラ科等のヒゲクジラ類や小さいがマッコウクジラのシルエットに囲まれて進化している。これは、ホエーモンの供養か、細田守繋がりを意識した物だろうか。
- 時をかける少女以降の細田守監督作品には全てどこかでクジラが登場している他、細田が参加した作品にクジラの登場が目立つ(4期鬼太郎の大海獣、遠い海から来たCOOでは鯨類が重要なキャラクターやイメージとして登場する)。
- オメガモンの構成要素である「竜人」と「人狼/狼」も、細田守はそれぞれメインのテーマに扱った作品を作っている。
デジモンアドベンチャー:|
令和版デジモンアドベンチャーとなるリブート作品『デジモンアドベンチャー:』では、まさかの第2話という早期に登場(このとき太一たちのデジモンは成熟期までしか進化しておらず、メタルグレイモンやウォーグレイモンもOPでシルエット等になってるだけであった)。当時を知る視聴者の度肝を抜き、「オメガモン」がTwitterのトレンドに上がるほどの話題となった。
なお、本話では敵デジモンであるアルゴモンも究極体へと進化していたため、セイバーズもビックリの速さで究極体が登場したことになる(『アニメの早い話数の時点で登場した究極体』の先輩としてはクロスウォーズ1期の「ジジモン」「リリスモン」が存在する。ただしクロスウォーズではデジモンのレベルに関する設定は廃されている)。
また、18話でも再登場。ガルルキャノンが珍しく冷気弾として使用された。
63話では人間とデジモンの絆、そして多くの願いによって数多の時空を越えて顕現する大いなる力であると説明される。古の戦いでミレニアモンを倒したのもオメガモンだったようだ。
66話にてデジタルワールドと地球の希望の光が集い再度出現。67話にてアバドモン内部でアバドモンコアと前述の通り今まで披露していなかった能力も含めて使い激闘を繰り広げた。
善戦するがマント越しに放ったガルルキャノンで動きを止めてグレイソードを腹部に刺したが逆に捕らえられ破滅の影響を受ける。しかし、可能性を邪魔されないと高めた紋章の力で克服し、さらに両腕をソード同士キャノン同士に変化させて圧倒。オメガモンAlter-Sへと変化し撃破。その後、Alter-Sから黄色と青の光となって完全にアバドモンを倒し再びオメガモンに戻った。
消え行くアバドモンにはアバドモンもまたデジモンであることから次がどのようなデジモンになるか無限の可能性があるとして「また会おう」と別れを告げた。
アバドモン撃破後はグレイソードに「オールリカバー」のデジ文字が表示され、世界の修復をした様子。
様々な技を使うオメガモンが最終話で見られたがこのうち、設定上判明しているが今まで使われなかったミサイルとほぼ使われたことのない盾について公式Twitterでは『アニメチームより「オメガモンのデジモン図鑑に左腕に盾、右腕にミサイルが装備とあるが使っていい?どんな風に使えばいい?」と聞かれ「ぜひ!こちらで!」と資料を送り、初めて描かれました。』としている。
ゲームにおいて
「デジモンワールド2」以降、かなりの頻度で登場する。
基本的には通常の育成では使用可能とならず、ジョグレスやそれに準じたシステムを使用する必要があることが多い。ウォーグレイモンとメタルガルルモンを準備しよう。
「デジモンワールド デジタルカードアリーナ」ではグレイモン種とガルルモン種の属性が違うという都合からか、2種類のオメガモンが収録されている。
『デジモンストーリーサンバースト&ムーンライト』では意外にも究極体の中では割とジョグレスさせやすい部類に入る(理由はズバリ、ウォーグレイモンとメタルガルルモンの進化条件が他の究極体と比較しても緩いからである)。
『デジモンワールド-next0rder-』ではムゲンドラモンと戦う主人公の最初のパートナーデジモンのウォーグレイモンとメタルガルルモンからオメガモンになるがその後合体解除、解除後の戦闘で力を使い果たしデジタマへと転生した(ようするにチュートリアル要員)。バリエーションのズワルトDやAlter-Bはストーリーにも関わる。
デジモンストーリーサイバースルゥース
白峰ノキアのパートナーにしてロイヤルナイツ。
デジタルワールドを苦しめるイーターの発生源である人間を滅ぼすというロイヤルナイツの使命に逆らい人間世界に訪れる。しかし、人間世界に行くために容量を減らしてアグモンとガブモンに退化したことで記憶を失ってしまう。
アグモンとガブモンとして彼女のパートナーとなり、彼女との絆でウォーグレイモン、メタルガルルモンを経て、それでも敵わないフェイ相手にノキアが勢いでデジヴァイスを掲げて合体と言ったら本当にオメガモンに進化したことで記憶を取り戻した。
ノキアもジョグレス進化は知っていたようだがオメガモン誕生は完全に予想外。一応、ウォーグレイモンとメタルガルルモンがノキアの絆に応えることで生まれた、絆がもたらした奇跡の存在ではある。
記憶を取り戻してからはノキアたちとの交流もあってより人間世界を滅ぼすことに反対の立場となった。以降はロードナイトモンがつないだせいで迷い込んだデジモンたちの保護や自身と同じ考えのロイヤルナイツ集めなどに奔走する。
アグモンとガブモンはウォーグレイモンとメタルガルルモンに進化しても幼い面は継続してたがオメガモンになると大人びた性格になる。現実世界ではオメガモンの姿は目立つこととチカラの温存のためにアグモンとガブモンに退化した時には子供っぽい性格に戻っているので記憶の有無は関係なくアニメでも見られる進化で精神面も成長するタイプらしい。
彼女との絆で再びオメガモンに戻れたこともあって特に彼女の勢いで進むところに影響を受けている。彼女を励ましたりと互いの中は良好。ただ、ノキアへの信頼が高すぎるためか彼女のノリと勢いの発言には好意的に解釈しているところがあり、彼女のざっくりとした発言を的確な指示と解釈して褒めて周りからばかっぷると評される。
このような天然な面もあるらしく、ノキアが話していた「かふぇみーてぃんぐ」にオメガモンの姿で参加するなどオメガモンに進化してからもアグモンガブモンの頃を思わせる行動も。
彼女に名乗った後で(状況が状況だったとはいえ)名前を間違えられて戸惑ったり彼女に「オトナ」「シヴかっこE」と褒められて照れたような反応をしたりとネタ的な面も意外と多い。
実は詳細は不明ながら元々アグモンとガブモンであり過去に彼女と会っていた。
何気にロイヤルナイツのオメガモンがちゃんとウォーグレイモンとメタルガルルモンの合体と描写で判明しているのは初。
デジモンリアライズ
ロイヤルナイツの一体として登場。
アトラーカブテリモン、スティフィルモンとともにディアボロモンと対決。
分身を再構成する際にラグが生じるという弱点を突き止めて撃破した。
ルーチェモン:フォールダウンモード→ルーチェモン:サタンモードとの戦いではロイヤルナイツ13人を動員した総力戦となったが、それでもルーチェモンとの実力差を埋めるまでには至らなかった。
最終決戦ではケルベロモンのゲートを開く能力で結集したデジモンたちの一体として登場している。
漫画において
デジモンアドベンチャーVテイマー01
初めて敵キャラとしてのオメガモンが登場。彩羽兄妹の友人である藤本秀人のウォーグレイモン(オーグ)とメタルガルルモン(メルーガ)がジョグレス進化した姿という扱いであり、戦闘時は必ずオメガモンの姿で戦う。
ヒデトとは強い絆で結ばれており、悪事にすら手を貸していたがタイチ、ゼロとの戦いの中でオメガモン自身の行動もありヒデトの目を覚ますことに成功。物語の途中から味方キャラになった。
実は作中負けてばかりだがそもそも戦った相手が相手なのでむしろ活躍自体は多い。
また、敵のオメガモンはこの後も何例か出ているがパートナーのために敵になった特殊例でもある。
デジモンクロスウォーズ(漫画)
アニメと異なりロイヤルナイツの一人。
現代では既に倒されているが彼のデータの一部はシャウトモンに受け継がれている。
X抗体が持つ「オメガインフォース」を通常種ながら持っていた(X抗体は潜在能力を引き出すものなので自ら潜在能力を引き出したのだろう)。
尚このオメガモン、イグドラシルの残骸から作成した義手によりその能力をある程度使用可能であるバグラモンによる「オメガインフォース」へのクラッキングを行った上で、スサノオモンの武器であるゼロアームズ:オロチの模造武器・蛇鉄封神丸の使い手であるタクティモンと二人がかりで辛勝するレベルの実力者であり、歴代作品に登場するオメガモンの中でぶっちぎりの最強候補。
その他
デジモンクロニクル
イグドラシル配下のロイヤルナイツで不要と見なしたデジモンの削除(要は大虐殺)を行っている。
ベルサンディターミナルとの戦いでコータのパートナーであるドルゴラモンに敗れ、瀕死の重傷を負ったが、ドルゴラモンのX抗体を奪い、主の意向に反するとはいえ、オメガモンXにX進化。
オールデリートで撃破するが、これがデクスドルゴラモンひいてはデクスモンの「Death-X-Evolution」を誘発してしまい、オメガモンの攻撃が通じないために危機に立たされる。
合体かジョグレスか
永らくオメガモンはウォーグレイモンとメタルガルルモンのジョグレス体だと考えられており、実際多くのゲームでもシステム上ジョグレス体として扱われていた。
しかし、デジモンクロスウォーズでジョグレス進化ではなく「ただの合体」であるとテントモンが発言した事によりファンたちは混乱、オメガモンは「合体かジョグレス進化か」について解釈が分かれていた時期があった。
現在ではデジモンの公式webサイト「デジモンウェブ」のジョグレスの解説ページにて「デジモン同士の合体をジョグレスと呼ぶ」と記述された事により「そもそも合体=ジョグレスである」という方向に落ち着いている。
オールデリーソ
本来グレイソードにデジ文字で刻まれているのは「オールデリート」のはずだが、一部の作品では「オールデリーソ」になっている。これは「ウォーゲーム」の設定画の時点で「ソ」となっていたため、それが大きな要因である様子。デジモン誤植シリーズでも有名なものである。
再デザインされたいくつかの作品やオールリカバーが登場したアドコロでもグレイソードに刻まれていた方のデジ文字は相変わらずオールデリーソである。
このことから一部作品では誤植に気付きながら意図的に放置してる節がある。
もっとも、「オールデーソ」だったりそれ以外のミスがあるパターンもあり、X抗体などは「オールデリート」となっているようにいくつかの作品や商品ではちゃんと表記されている場合もある。
なお、バトスピ史上でもなかなかない膨大な誤植まみれなパックとなったコラボパック【デジモン超進化!】のオメガモンはなんとグレイソードのデジ文字がきちんと「オールデリート」になっており、一部で話題となった。
亜種デジモン
- オメガモン(黒)
- 玩具『デジモンクロスローダー』に登場する白い部分が黒色のオメガモン。
- 初めてカラー液晶を採用した玩具なためかクロスローダーには本作のみの色違いのデジモンがほかにもおり、これらのデジモンに設定等はない。
- 初の黒いオメガモンなのだが、初登場(2010/10)から約三か月後、『デジモンジントリックス』(2011/02)に後述するズワルトが登場してしまい玩具のみの存在なのもあってか2020年現在まで特に拾われていない。
見た目だけみると闇落ちや悪堕ちのようや印象を受けるが、実はただの合体事故で、「ブラックデジトロン」という姿を黒く変える分泌物が進化時に混入してしまった姿。一応その効果で若干強化されているが、一時的なモノである。
- オメガモンマーシフルモード
- オメガモン(BP)
- 『デジモンリアライズ』限定の白部分が金ピカになったオメガモン。単なる色違いなので、別にゴールドデジゾイドで体を覆ったとかいう設定はない。
- なお、グレイソードはワインレッドでツノの模様が緑、ガルルキャノンが暗めの紺色で鼻の色が緑色になっている。
- サービス終了近くになって登場した『CLIMAX Anniv.』と呼ばれる両者の色違いがこのオメガモンのカラーリングに対応していると考えられる。
- ただし、ウォーグレイモンの頭が黄色となっており、オメガモン(BP)のグレイソードのカラーリングとは異なるが、肩やブレイブシールドの色はグレイソードと同じワインレッドである。
関連のあるデジモン
- ディアボロモン
- オメガモンの因縁の相手。『デジモンクロニクルX』でも…。
- インペリアルドラモンパラディンモード
- オメガモンの力を宿したオメガブレードを持つ。
- インペリアルドラモンがオメガモンの力で変化した姿であると同時にオメガモンが所属するロイヤルナイツの始祖でもある。
- 少々ややこしいがオメガモンから力をもらったインペリアルドラモンがその後オメガモンをロイヤルナイツに勧誘したとすれば説明はつく。また、オメガモンが一体しかいないという訳でもないだろう。
- 例えば逆にパラディンモードから力を受け継いでウォーグレイモンとメタルガルルモンが合体したのがオメガモンという可能性や、インペリアルドラモンがロイヤルナイツを組織するにあたり、オメガモンをスカウトしたという可能性も考えられるが詳細は不明。というより設定だけでしか存在していないので一切不明である。
- ロイヤルナイツの始祖として物語に絡んだことがそもそも一度もない。
- アルファモン
- 外見や名前などオメガモンと一対になる存在。設定上の明確なつながりはないが基本的に作中での立場もそのように扱われる傾向がある。
- シャウトモン
- デジモンクロスウォーズ(漫画)においてはロイヤルナイツのオメガモンのデータの一部を引き継いでいる。
- オメガインフォースを授けられ、超進化したオメガシャウトモンなどに、オメガモンの影響がある。デジクロス形態も似ている(後述のように意図的に似せている)。
- オメガインフォースは通常のオメガモンではなくX抗体の方が持つものだが漫画版で登場したオメガモンはX抗体でないながらも使うことができた。
見た目や設定に共通点が見られる、あるいはオメガモンの影響があると思われるデジモン
- カオスモン
- バンチョーレオモンとダークドラモンのジョグレス進化で誕生したデジモン。両腕がそれぞれの頭部になっているのをはじめ体型や胸がオメガモンに近いものとなっている。
- なお、カオスモンは存在しえないデジモンのコードネームでありほかの組み合わせも考えられる(ダークドラモンがヴァロドゥルモンになったカオスモン ヴァロドゥルアームがある)。デジモンカードゲームではついに一緒に写ったカードが登場した。
- デュークモン
- オメガモンと共通した体型や目を持ち、ロイヤルナイツの設定が初めて登場したデジモン。
- As'まりあからロイヤルナイツの両翼と言われたように、ロイヤルナイツとして互いが出た作品では盟友として絡むことも多い。
- スサノオモン
- シャウトモンX4(クロス4)
- 肩に移動したものの顔がついた腕のデザインや顔つきがオメガモンに似ている。
- Twitterによるとオメガモンをイメージしながらデジクロスするデザインに悩んだとしている。
- アバドモンコア
- 体型や両腕の武器など全体のシルエットが似ておりオメガモンと戦った。
- オメカモン
- 自分が何者かを知らないため有名なオメガモンに姿をとりあえず似せている。ちなみにデジタルモンスターカードゲームデジモン20thメモリアルセットのオメガモンセットに、しれっと混じっている。
- デルタモン
- 腕の頭を含めて3つの頭を持ちオメガモンやアルファモンのようにギリシャ文字の名前を持つ…が無関係。
- オメダモン、オメガナイツ
- 詳しくは本記事参考。
進化
進化元
- ウォーグレイモン+メタルガルルモン※作品によってはどちらか一方から単体進化できる。
- アグモン/ガブモン(Bo-1151)
- エンジェウーモン/ホーリーエンジェモン(デジモンペンデュラムZERO)
- グレイモン+ガルルモン(LAST EVOLUTION-絆-)
- シャイングレイモン+ミラージュガオガモン(Dα-404+Dα-419)※両者はカードの効果でウォーグレイモン、メタルガルルモンとしても扱われる為。
- デュナスモン(St-820)
- ブラックウォーグレイモン+サーベルレオモン(デジタルモンスターディープロジェクト)
- メタルガルルモンまたはウォーグレイモン+究極体デジモン(Re-25)
- メタルグレイモン/ワーガルルモン(デジモンアドベンチャー02 タッグテイマーズ)
- メタルグレイモン+ワーガルルモン(デジモンワールド デジタルカードアリーナ)
進化後/フォームチェンジ
- インペリアルドラモン(パラディンモード)
- インペリアルドラモン(ドラゴンモード)(デジモンワールド デジタルカードアリーナ)※パイルドラモンとジョグレス進化。
- オメガモンX(DIGITAL_MONSTER_X-evolution)
- オメガモン(マーシフルモード)(デジモンアドベンチャーtri.)
- オメガモンAlter-S(デジモンアドベンチャー:)
- オメガシャウトモン(Re-38)※シャウトモンと融合。
デジクロス
余談
劇場版公開前に発売したゲーム「デジモンアドベンチャー アノードテイマー&カソードテイマー」で「ガルルグレイモン」という名前で初登場し劇場版公開後にオメガモンへと改名されたとよく勘違いされがちだが、元々ゲーム内でも「オメガモン」という名前で登場している。
「ガルルグレイモン」という名称はゲーム内NPCがそういうヴァルアブルがあるらしいと発言した台詞が元。
デジモンストーリーサイバースルゥースではパートナーの白峰ノキアにこの名前で呼ばれるシーンがあり、「メタルガルルモンとウォーグレイモンが合体したからガルルグレイモンでしょ!それともグレイガルルモンなの!?」と述べている。
海外名はOmnimon(オムニモン)であるが、熱心な海外のファンはちゃんとオメガモンと言ってくれる。
ちなみにOmni(オムニ)とは、「すべて」「全体の」「あらゆる」という意味がある。
ファン内の人気もあるが、オメガモン関連のデザインにも関わっている渡辺けんじ、As'まりあの両名から印象に残っているデジモンとして名前が挙げられている。
ちなみに、グレイモンやガルルモン系の全てがオメガモン系になれるとは限らない。
ビクトリーグレイモンにはズィードガルルモンという対の関係になるデジモンがいるが、オメガモン系の姿は与えられなかった。
『デジモンセイバーズ』にはシャイングレイモンが登場したが、そちらはバーストモードという強化形態を与えられただけでなく、対になっているデジモンがガルルモン系ではなくガオガモン系の究極体であるミラージュガオガモンとなっていた為、こちらも新規のオメガモン系は登場していない。
『デジモンクロスウォーズ超デジカ大戦』稼動前には『デジモンストーリーロストエボリューション』の特典としてカード化された。無論、同作にオメガモンが本格参戦しておらず、いち早くオメガモンでプレイするためには必須の一枚であった。
関連イラスト
関連タグ
デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム DIGITAL_MONSTER_X-evolution デジモンセイバーズ
オメガ・・・第二形態の右半身に剣、左半身に大砲を装備しており外見が酷似している。
轟焦凍・・・左半身が炎属性、右半身が氷属性
アルファモン・・・最後の聖騎士であるオメガモンと逆に、常に空席の始まりのロイヤルナイツ、立場だけでなく、名前(α=はじまり、Ω=終わり)、体型(オメガモンは角張っており細身で流麗、アルファモンはがっしりして丸みを帯びており重厚)カラーリング(白主体で、マントの裏地が赤、カラフルなオメガモン、黒主体で、マントの裏地が青、金が差し色にあるだけのアルファモン)、必殺技のオメガインフォース(Omega(結末を)Gain(得る=知る)Force(力)=未来視)とアルファインフォース(Alpha(はじまり=過ぎた時を)Gain(得る=取り戻す)Force(力)=時間を一瞬巻き戻し攻撃→被弾を死ぬまで繰り返す)と全てが対となっている