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カイゼルグレイモン

かいぜるぐれいもん

カイゼルグレイモンとは、デジタルモンスターに登場するハイブリッド体デジモンである(超越形態)。
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概要

レベルハイブリッド体(※1)
タイプ竜戦士型
属性ヴァリアブル(※2)
必殺技炎龍撃、九頭竜陣

(※1)カードゲームでは「究極体」として扱われ、バトルに勝った場合の相手のロストポイントは究極体デジモンに準ずる。
(※2)カードゲームでは「ワクチン種」になっているカードもある(Bo-1210)。

ハイブリッド体・竜戦士型・バリアブル種デジモン。「カイゼル」(Kaiser)は「カイザー」の発音違いで、ドイツ語で「皇帝」を意味する単語(由来はカエサル)である。デジモンカイザーとは特に関係ない
英語名は「エンペラー・グレイモン」であり、英和どちらも「龍帝」を意味する。

ルーチェモンの魔の手から古代デジタルワールドを救った「伝説の十闘士」(いずれも究極体)が残したスピリット5対10個を集結させて進化できる「超越形態」。スピリットの始祖たる「伝説の十闘士」たちはいずれも現代の究極体をも凌駕するほど強かったとされるため、彼ら5体分の力を有して進化したカイゼルグレイモン・マグナガルルモンもまた究極体デジモンを文字通り超越する存在とも言える。
頭部形状は従来のグレイモン系統の究極体(ウォーグレイモン)に近く、マッシブさはグレイモン系の究極体相当のデジモンでも際立ち、細身で滑らかなマグナガルルモンとは対象的。
後述のように「九龍(九頭龍)の力を操る」という設定を持つが、鎧の両手首・両肩・両膝・両つま先にはそれぞれ竜の頭を模した意匠(計8つ)があるため、カイゼルグレイモン自身の頭部を合わせて計9つの竜の頭を持つことになる。

公式設定

デジモンウェブ「デジモン図鑑」

伝説の十闘士の力をも超えるとも云われる、炎の能力を持つ超越種デジモン。
大地(ガイア)を流れる九本の龍脈のパワーを体内に宿していると言われ、九龍の力を制御することができれば、計り知れない能力を発揮し、大地(ガイア)をも支配できると予言されている。その力を制御する為に、龍の魂を封印しているといわれる「龍魂剣(りゅうごんけん)」を持つとされる。
必殺技は、「龍魂剣」から炎を白光にまで極めた矢を放つ『炎龍撃(えんりゅうげき)』と、大地に宿る八つの龍脈を放ち、自らが最後の龍となって敵を大剣で討ち砕く『九頭龍陣(くずりゅうじん)』。

活躍

デジモンフロンティア

カイゼルグレイモン
カイゼルグレイモン   マグナガルルモン



CV:竹内順子(進化前の神原拓也と同役)

第35話の終盤で初登場。神原拓也「ハイパースピリットエボリューションにより、「炎(アグニモンヴリトラモン)」・「風(フェアリモンシューツモン)」・「氷(チャックモンブリザーモン)」・「木(アルボルモンペタルドラモン)」・「土(グロットモンギガスモン)」のスピリットを用いて進化する。
拓也は手持ちの炎のスピリットに加え、初進化前に純平から土のスピリットを、輝二から木のスピリットを譲り受けた(以降はともに自身の手持ちにしている)ほか、ハイパースピリットエボリューション時にはから風のスピリットを、友樹から氷のスピリットを一時的に拝借して進化していた。
(※デジモンカードゲームにおけるオプションカード『風は炎に氷牙は剣に』〈Bo-858〉はカイゼルグレイモン〈Bo-802〉へ進化するために使用できるカードだが、そのカード名・効果ともに劇中描写をオマージュしている。)

初陣ではマグナガルルモンとの連携により、ケルビモンを退却に追い込んだ。そして第37話では、マグナガルルモンの捨て身の援護を受け、パワーアップして再登場したケルビモンを倒すことに成功する。
しかし第38話では、ロイヤルナイツの一体デュナスモンの攻撃を受け敗北した。

その後、人間界侵略のためにルーチェモンの復活を目論むデュナスモンとロードナイトモンからデジタルワールドを守るための戦いが繰り広げられていくが、デジタルワールドの崩壊は続いていく。
カイゼルグレイモンは主にデュナスモンと戦っている(第45話ではこれまでの組み合わせとは異なり、一時的にロードナイトモンと交戦している)。

第47話では月にてデュナスモンと対峙。相手の必殺技「ブレス・オブ・ワイバーン」をこちらの必殺技「九頭龍陣」で圧倒し、ようやく勝利を収めたが、ルーチェモンはそれぞれ敗れて瀕死の重傷を負ったデュナスモンとロードナイトモンのデジコードを奪い取り、フォールダウンモードに進化してしまう。
ルーチェモンにはカイゼルグレイモン・マグナガルルモンの攻撃は全く通用せず、ルーチェモンの必殺技「パラダイスロスト」をまともに受け、拓也の姿に戻ってしまった。

総括

拓也がカイゼルグレイモンへ進化するために用いたスピリットたちそれぞれの始祖である十闘士(炎のエンシェントグレイモン・風のエンシェントイリスモン・氷のエンシェントメガテリウモン・木のエンシェントトロイアモン・土のエンシェントボルケーモン)はいずれも現代の究極体をも凌駕するほどの強さを持つとされる。また、超越形態への進化時には通常時のスピリットエボリューション時の挿入歌(「With the Will」)とは異なり、専用挿入歌の「The last element」が使用されるが、同曲は進化バンクとともに完成度の高さからファンからの評価も高い。

十闘士5人分の力を内包したカイゼルグレイモンも当然強いはず…と思いきや、劇中では敗北・苦戦することが多かった。
初戦では確かに融合形態であるアルダモン(=エンシェントグレイモンと同等の力を持つ)までではとても歯の立たなかったケルビモンマグナガルルモンと2体がかりで勝利したがそれでも圧勝ではなく、その後のロイヤルナイツとの闘い(第38話~46話)では初戦で惨敗し、42話では正対したデュナスモン・ロードナイトモンから「誰が相手をしてやると言った」などと一笑に付されてしまった。
43話では完全体スカルサタモン相手に当然ながら圧勝した…と思いきや、直後に現れた2体のスカルサタモン(併せて3兄弟)相手にマグナガルルモンともども苦戦したり、その後も46話までことごとく連敗が続く(当然、戦場となったエリアのデータもことごとく奪われている)など、あまり良い描写をされていない。
ファンの調査によれば、カイゼルグレイモン・マグナガルルモンとも勝率が40%台以下という結果に終わっている。先述の挿入歌「The last element」の歌詞には「負けるはずがないのさ」というフレーズがあるが、皮肉にもまともに勝利を収めたのは37話のケルビモン戦と47話のデュナスモン・ロードナイトモン戦(直後にルーチェモンは敗れた2人のデータを吸収してフォールダウンモードに進化)のみだった。

これに加え、カイゼルグレイモンに進化するためには拓也が持っているスピリット(炎・木・土)に加え、から風のスピリットを、友樹から氷のスピリットを借り受けなければならない(輝二も同様にマグナガルルモンへ進化する際には手持ちの光・水・鋼のスピリットに加え、純平から雷、輝一から闇のスピリットを拝借する必要がある)。進化するために必要なスピリットを拓也と輝二に託した彼ら4人は当然デジモンに進化して戦闘することができなくなり、無防備な生身のままただ見ているだけ(※3)の状態になるわけだが、このように仲間たちの進化を犠牲にしてまでたどり着いたはずの形態が大して強そうに描写されていなかったのである。この点も前述のようにカタルシスのない退屈な展開と併せて(特に本放送当時は)批判的・否定的な見方が多かった。
(※3 選ばれし子供達に対する「デジモンが進化している間、子供たちはただ見ているだけ」という批判は初代『無印』およびその続編である2作目『02』から根強かった。そのためか、3作目(『フロンティア』の前作)『テイマーズ』ではテイマーたちがパートナーデジモンにデジヴァイス(ディーアーク)を用いてカードスラッシュを行うことでデジモンたちに指示を出したり特殊能力を付加したりしたほか、完全体に進化した際にはパートナーデジモンとダメージを共有し、究極進化の際にはデジモンと融合して共に戦うようになっている。『フロンティア』のスピリットエボリューション(拓也たちが伝説の十闘士たちの遺産であるスピリットを身に纏い、デジモンとして進化する)も『テイマーズ』で取られた策と同様に「見ているだけ」問題を解消する一策として行われたはずだが、超越形態登場は皮肉にも「見ているだけ」問題を再発させてしまうことになった。)

とはいうものの、これは本作のラスボスであるルーチェモンが復活するための条件としてデジタルワールドすべてのデータを吸収することが必要とされていたためであり、拓也たちがルーチェモンと決戦を迎えるためにはその手下であるロイヤルナイツに敗北し続けることを強いられていたことが背景にある。
その間は負けが続いていたとはいえ、44話では(42話で上述の通りナメられた)デュナスモン相手に善戦し「前より強くなっている」と言わしめたり、45話・46話でも(本人曰く「よほどのことでなければ褒めない」性格の)ロードナイトモンから「なかなかやるな」「お前たちは戦うたびに強くなっている」と評価されたりしている(もっとも、ロイヤルナイツがエリアのデータを奪うことを最優先にしたためにいずれもデータは奪われているが)。
そのため、彼ら超越形態(および進化・戦闘機会を失うことになった仲間たち)に関しては「脚本の被害者ではないか?」と見る向きも強い。

余談

実は『デジモンアドベンチャー』(無印)『デジモンアドベンチャー02』『デジモンテイマーズ』に登場した歴代主人公究極体デジモンの要素を詰め合わせたデジモンとも言える。『フロンティア』はフジテレビ日曜朝9時台で4年連続にわたり放送されたデジモン四部作の最終作であるため、(前述のような劇中描写はともかく)デザイン面に関しては「四部作の集大成」にふさわしいデジモンかもしれない。

  • グレイモン系統デジモンの主人公・究極体(相当)デジモン:ウォーグレイモン(デジモンアドベンチャー)
  • 「皇帝」の名を冠する系・究極体(相当)デジモン:インペリアルドラモン(デジモンアドベンチャー02)
    • ちなみに「インペリアル」は英語で「帝国の」「皇帝の」を意味する単語であり、「インペリアルドラモン」は直訳して「皇帝竜」or「皇帝龍」とも呼ばれる。
    • そのインペリアルドラモンもまた、『02』第43話(ファイターモード初登場回)でカイゼルグレイモンと同じく(格下であるはずの)スカルサタモン相手に圧倒されピンチに陥っている。何の因果か。
    • また『ディアボロモンの逆襲』(2001年春の映画)でインペリアルドラモン:パラディンモードがアーマゲモンを撃破した際には相手の額に大剣(オメガブレード)を突き立てているが、このトドメ技は奇しくも後のカイゼルグレイモン(ケルビモンを倒した際)と一致している。
  • 赤い鎧を身に纏い、巨大な刃を手にして戦う人型の究極体デジモン:デュークモンデュークモンクリムゾンモード(デジモンテイマーズ)
    • 大剣を手に戦う戦闘スタイルは、後にビクトリーグレイモン及びシャイングレイモン(テレビアニメ『デジモンセイバーズ』の主人公・アグモンの究極体)にそれぞれ継承された。またシャイングレイモンは、「赤い鎧(装甲)を身に纏う」点も受け継いでいると言える。
    • ちなみにデュークモンは設定上、(劇中で拓也たちの敵として登場したデュナスモン・ロードナイトモンと同じ)ロイヤルナイツ所属だが、本作では16話にてモブとして登場しただけである(当然、本作におけるルーチェモン配下の2体とは無関係)。その後登場する作品でも(テレビアニメの主人公としてデビューし、オメガモンとともにロイヤルナイツの中で最も人気の高い部類に入るため)主人公たちと敵対することはあれど、最終的には味方になることが多い。そもそもロイヤルナイツ自体が(主人公側と敵対する媒体も多いとはいえ)「デジタルワールドの守護騎士」という位置づけであり、むしろデジタルワールドそのものを破滅させようとする完全な悪役として描写された『フロンティア』がイレギュラーであるともいえる。

マグナガルルモンと融合することにより誕生するスサノオモンもまた、オメガモン(デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!)のオマージュと言える。

関連イラスト

カイゼルグレイモン
カイゼルグレイモン


KaiserGreymon
九つの龍の頭を持つデジモン的な



関連タグ

デジモン デジモンフロンティア 神原拓也 
エンシェントグレイモン(十闘士・炎のスピリットの始祖)
アグニモン(炎のヒューマン形態)⇔(スライドエボリューション)⇔ヴリトラモン(炎のビースト形態)
アルダモン(炎の融合形態 / ヒューマン・ビーストの2スピリットを融合) → カイゼルグレイモンスサノオモンマグナガルルモンとの融合)
竜王(竜帝) カイザードラゴン

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