概要
レベル | 究極体 |
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タイプ | 古代鳥人型 |
属性 | ワクチン |
必殺技 | ストームゲイザー、レインボーシンフォニー |
異名 | 超嵐闘士(旧デジカ・Bo-784より) |
所属 | 十闘士、アンノウン、ウインドガーディアンズ |
かつてデジタルワールドをルーチェモンから救った最初の究極体デジモンたち伝説の十闘士(古代十闘士)の一体。
「風」のスピリットを残し、その能力と容姿は鳥人型デジモンや妖精型デジモンに受け継がれた。
サーベルを武器とする鳥人の姿を持つ。
旧デジカ(St-913)によると『レインボーシンフォニー』はこのレイピアから放つようだ。
一応、アニメに登場しているが動いているシーンはなく、3DCCのあるゲーム作品がないので全体像がわかりにくい。これ自体は同じ十闘士のほとんどのように珍しいことではないのだが、公式イラストから判断しにくい部分があるためか公式作品でもいくつかデザインが異なるものが存在する。
比較的わかりやすいのは腰の部分。レオタードあるいは水着のようになっており、X(Twitter)で公開されているものでは当時の香港ポスターのイラストやデフォルメイラスト、旧デジカ(St-913)で確認できる。ロスエボやバイタルブレスのドット絵もこの解釈のようだ。
しかし、太ももで歪んだ布のようにも見えるためか、前垂と解釈したイラストが『デジモンコレクターズ』で見られる。新デジカではBT7-042でもこのデザインが採用された。後にBT18-054でも採用されている。
また、公式イラストをよく見ると髪と同色の七色の翼のようなパーツがある(髪と解釈できなくもないが向きや尖り方が髪と異なる)。
前述の香港ポスターのイラストでも見られ、フロンティア作中のイラストの羽も位置的にこちらと思われる。
元イラスト時点で肩付近の大きなパーツに隠れてほとんど見えないので、これらの当時のイラスト以外だとほぼ見えるものがない。というよりコレクターズやロスエボのようなイラストやドット絵では翼自体がないという解釈と思われる。
恐らく当時以外で確認できるのは前述の新デジカのBT7-042とBT18-054であり、このイラストの解釈からすると背中から生えているようである。
これはそもそも公式で背面のデザインが不明なことの影響だろう。
このように、腰の布の解釈と背中の翼の有無の二点が公式媒体でも曖昧な点があると言える。
コレクターズの頃のデジモンの新規イラストはジントリックスなど外注によるものに加え監修もしっかりしていなかったのか、デザインのミスが目立つ時期ではあった。そのため腰の布についてはミスの可能性も高い。
しかし、新デジカが2枚とも腰布を採用している。新デジカもデザインのミスがない訳ではないが、エンシェントイリスモンの場合はこの2枚とも担当イラストレーターが異なるうえで背中の翼という当時のイラスト以外でほとんど目立たないパーツを使用している。そのため現在の解釈は不明。
デジモンではいくつかデザインにパターンがあることもあるのでこれらの解釈が公式に存在するのか、単に出番が少ないエンシェントイリスモンの監修があまりしっかりしていないだけなのかは謎なところである。
なお、これ以外にもコレクターズでは露出が増やされたイラストが確認でき、胸がどの程度隠れているかは新デジカでも解釈が分かれている様子。
公式設定
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
“風”の属性をもつ、古代デジタルワールドを救った伝説の十闘士デジモン。遥か古代に存在した初めての究極体であり、黄金の翼と虹色の美しい容姿もつ。黄金の翼で広大な空を神速で駈け巡り、虹の橋を掛けることで、大地や水中までをも自由に動き回ることができたといわれる。
エンシェントイリスモンの美しさや能力は、その後“鳥人型デジモン”や“妖精型デジモン”等へ引き継がれていった。
必殺技は超巨大な暴風雨を絶え間なく発生させる『ストームゲイザー』と、七色に輝く超融解レーザーを放つ『レインボーシンフォニー』。
活躍
デジモンフロンティア
OPと回想シーンでシルエットのみ登場。
進化
登場作品 | 幼年期1 | 幼年期2 | 成長期 | 成熟期 | 完全体 | 究極体 |
---|---|---|---|---|---|---|
バイタルブレス(フェアリモンDim) | ユラモン | タネモン | ティンカーモン | フェアリモン | シューツモン/ジェットシルフィーモン | エンシェントイリスモン |
デジモンカードゲーム | ティンカーモン | フェアリモン/シューツモン | ジェットシルフィーモン | エンシェントイリスモン | ||
ロスエボ | - | トコモン | ホークモン | アクィラモン | シルフィーモン | エンシェントイリスモン |
2段目が令和版デジモンカードゲームでの進化例(フェアリモン、シューツモン、ジェットシルフィーモンは本来はハイブリッド体であり、今回は令和版デジカでの世代表記に倣った)。旧デジカ(St-913)では継承者のフェアリモンとシューツモンが進化元として扱われ、完全体デジモンからの進化元が一人もいなかった。
3段目『デジモンストーリーロストエボリューション』ではジェットシルフィーモンとの関連性からか、ホークモンの直系として扱われ、シルフィーモンから進化した。十闘士には珍しいジョグレス体からの進化だが、ホークモンが元は古代種であった事を考えれば、シルフィーモンから進化するのは理に適っている。
『デジモンペンデュラムZ ウインドガーディアンズ』ではライラモンとトロピアモンの直系として登場。ライラモンが進化元に据えられているのは妖精型の祖先という設定を鑑みたと思われる。一方で鳥人系で音楽系の技を持つセイレーンモンからは収録弾違いで進化しない。
ジョグレス元はヤタガラモン×ワクチンorフリー種、パロットモン×ワクチンorフリー種、シルフィーモン×ワクチン種となっており、進化すると因縁の相手であるルーチェモン:サタンモードになる。十闘士ではよくあること。
余談
現在のところ「イリスモン」というデジモンはいない(これは他の数名の十闘士にも言えることだが)。
あと、この頃から変わらずセクシー要素が強い。
ジェットシルフィーモンは(顔こそシューツモンに似るが)比較的ヒューマン系であるフェアリモンの要素を強く受け継いでおり(名前も精霊から取られている)、エンシェントイリスモンはシューツモンの鳥人としての要素が強い為、ヒューマン系に見えてビースト寄りのデジモンだと推測される。