データ
概要
鳥と魚が融合したような少女の顔をしたデジモン。
モチーフはセイレーンで歌を使った技が得意。
彼女自身は陽気な性格でいつも空や海で楽しそうに歌を歌い、その声は超低音から超高音まで実に8オクターブを歌いこなす奇跡の美声を持ち、荒んだ戦場でもその歌声で安らぎをもたらす。聞く者を癒す善行を積むことで、その先に輝かしい進化があると言われている。
セイレーンモンのはどの技も彼女と一緒に唄う者がいるとその数だけ威力が高まる特質を持つ。弱き者でもセイレーンモンと合唱することで大きな力となる。
アイギオモンやケレスモンとの関わりが多く、前者は同じ同じ奏楽団、後者は彼女の進化系の一つであり作品によっては上司でもある。
登場作品
デジモンゴーストゲーム
「私の歌を聴いて…」
「歌姫とファンを引き裂くなんて許さないわよ!」
「私の歌は決して終わらない。終わればそれは世界の損失。貴方達にはこんな素晴らしい歌、歌えないでしょう? 絶対に歌えないのよ!」
CV:水樹奈々
第6話にて登場。デジモンアニメシリーズでは、今作が初登場となる。
カラオケで特定の歌(前作『デジモンアドベンチャー:』の第1期ED「悔しさは種」)を歌うと低音の歌が鳴り響き、黒い腕が現れるという怪現象を起こしていた。
これに巻き込まれた人間は、その怪現象が起こった部屋に閉じ込められてしまい、衰弱した状態でカラオケ店を後にすることになる。
「自分の歌を聞けないのは世界の損失」と言うほどに自分の歌に絶対の自信を持っている。
その実力はアンゴラモンにも「デジモン界の歌姫」と評される程で、決して独りよがりではないことが分かる。
ただしデジモンである以上歌に攻撃力が伴うため、それを聴いた人間には激しい頭痛に苦しめられたり、彼女が生成した音符の塊である黒い腕が纏わり付いて拘束されたりと大きなダメージとなってしまう。
人間の歌に感動し、自分の歌を人間達に聴かせたいという思いから「ホログラム・ゴースト」として上記の事件を引き起こしていた。本人は自分が歌うと周りの人間が怖がることは自覚していたものも、聴かせたい気持ちが先行して見つめ直す事ができなかった様だ。
デジタルゴースト巡礼をしていた瑠璃と宙、同じく事件に興味を持ったジェリーモンに無理やり連れてこられた清司郎とカラオケ店にて遭遇。
エレベーター内で瑠璃に歌を聞かせようと拘束するも、異変を察知したアンゴラモン達に制止されてしまい逃走するが、カラオケ店のネットワークを清司郎にハッキングされて移動経路を次々と遮断され、6階のVIPルームへと誘き出される。
ここでも「私の歌を聴く栄誉を捨てるなんて愚か」などと言って宙達の話を聞かず、ついには「ここはリサイタルホールにしては狭過ぎる」と外へ飛び出し、市街地の大型モニターを介して数多あるモニターをジャックし、大勢の観衆に歌を聴かせてやろうと画策する。
しかし、瑠璃のデジヴァイスVで擬似デジタルワールドへと転移されてしまい、また宙達に邪魔をされた為に交戦。空中戦を挑んだベテルガンマモンとアンゴラモンに対し互角以上に渡り合うも、心を込めた宙の(音痴な)歌に胸を打たれ、戦いを中断。
宙と対話して「きっと歌い方がよくなかった」とようやく自分を見つめ直すことができ、一から修行し直すべく誇らしげに飛び去っていった。
彼女のサイズについては、丁度宙ぐらいの大きさで、小中学生と同サイズで描かれている。
尚、彼女の声を演じた水樹奈々氏はデジモンアニメシリーズへの出演は、意外にも本作が初。
進化ルートの一例
余談
近年ではデジモンカードゲームでは神聖系のデジモンが多い黄属性のデジモンの一体だったり(そのせいで進化の一つであるケレスモン(彼女のカードにはセイレーンモンらしきデジモンもいたが……)が緑属性であるせいでと現時点ではすれ違いになったが)、デジモンペンデュラムZではディープセイバース(ドットはお世辞にも可愛いとは言えないが)に所属してた事が判明。
ケレスモン以外に(ジョグレス体だが)マスティモンやエンシェントマーメイモンに進化可能だったりと、美しくも実力が高い女性型デジモンに進化する事が多いため、善行を積む事で輝かしい進化をする設定は合ってるらしい。