データ
概要
冷気属性を持つデビモンの亜種。
デビモンの中でも、特に残忍な心を持つデビモンが進化した姿といわれている。
話術で敵を騙すのが得意で、氷の羽で包み込み氷付けにする。
アニメでの活躍
基本的にゲストの敵デジモンだが、デビモンの色違いということもあってかキャラ付けが濃い目な傾向にある。
デジモンテイマーズ
CV:小杉十郎太
10話に登場。
強さを求め、牧野留姫をパートナーにするため地下に出現した。
ルキの冷たさ、非情さを肯定し生温い友情やパートナーシップを否定。
彼女を理解したかのような言動に怒りを見せられても、自分の甘言になびかなかったことすら喜んでいる。
今まで倒したデジモンを氷漬けの標本にしておりルキにはそれを見せつけた。
自分を拒否する彼女を自分のパートナーとするためにレナモンを倒そうとする。
キュウビモンの狐炎龍を凍結させるほどの高い戦闘力を誇る(過去にはベジーモン、パンプモン、フローラモン、ギザモン、ゴツモン、ガジモン、マッシュモン、キウイモン、ガニモン、ゲコモン、エレキモンを氷漬けにしていることから相当な手練れなようである)。
眼から冷気を放つ能力でテリアモンとギルモンたちをメラモンをスラッシュしても溶けない氷の中に凍結させ、アイスシャワーでキュウビモンを追い詰めるが、健良が「膨張する宇宙」をスラッシュ、テリアモンを膨張させて凍結を解除されてしまう。
キュウビモンの放った鬼火玉が不発し、天井に命中した様子を見てタカトはギルモンにファイヤーボールで天井に穴を開けさせ、そこにアイスデビモンをぶち込んで身動きを封じる戦法を思いつく。目論見は見事に成功。白い羽をスラッシュしたギルモンのファイヤーボールで倒される。
最後は雑魚と侮った成長期のギルモンに敗北することになった。
この一件はルキが自分の行動やレナモンへの思いを見つめなおすきっかけとなるが、この時点では既に生じていた溝を埋めることはなかった。
『バイタルブレスデジタルモンスター DimカードセットEX2 デジモンテイマーズ』の商品仕様変更前ではこの件の影響かレナモンからの進化先に組み込まれている。(デビモンの色替えなのもあるか)
最後はギルモンに呆気なく倒されたとはいえ、成熟期でありながらキュウビモンを圧倒しパンプモンを倒していることから完全体に近い実力を持つと思われる強さを見せている。
……が、ルキに対してストーキングと拉致、言動も怪しく彼女を翼や両手で抱き止めるなど全体的に行動が変態的で視聴者からはそちらの方が話題になりやすい。
デジモンフロンティア
CV:若本規夫
36話に登場。
バラの明星の地下に牢閉されていたが、ケルビモンとの戦いの影響で崩壊したため、脱出した。
性格は冷酷非情。
強い者が弱い者をいたぶるのは当たり前という危険思想の持ち主で、デジタルワールドの村々を破壊し、村に住んでいたデジモンのデータを全て喰らい尽くしたため、デジモン裁判で無期懲役となって地下牢に閉じ込められていた。
作中でもその危なさは見られ、チャップモンやフェアリモンをとらえて「可愛い顔が潰れちゃう」と楽しげに言いながらも珍しい相手だからとあっさり解放、特に苦戦もしてないのにデジモンになれない神原拓也と源輝二を人質に取りながらまた解放して自身の冷気にどこまで耐えられるか試すという相手を痛めつけることを重視した行動を見せた。
このような有様から変態扱いされたばかりか、まだ決着がついていないにもかかわらずケルビモンより厄介(強さ的には下なのでほぼ確実にこの性格のこと)という評価すら受けている。
地下牢から解放されるとケルビモンの手で闇のスピリットを与えられ適合できずにデータが破損したデジモンたちのデータを食らい、次の獲物として拓也と輝二のデジヴァイスを凍らせて使用不能にした後、他の4人の子供に狙いを向ける。
成熟期ながらも、ビースト形態を圧倒するほどの強さを誇っていたが、ビースト形態の連続攻撃を食らい最終的にレーベモンに倒されスキャンされた。
なお、前述の通り本人も言っているがケルビモンとは無関係である。
実際に変態と言われた異常な思想、言動もありながらそれを実行できる圧倒的な強さを見せており、レーベモンの時点で融合形態に匹敵する闇を含めた四闘士を追い詰めていることから明らかに強さが成熟期のものではないかなり特殊な個体だったと言える。
デジモンクロスウォーズ
CV:高戸靖広
10~11話(放送時は一時間スペシャルとして同日に放送)に登場。
バグラ軍の一員でレイクゾーンの部隊の指揮官。
作中でクロスハートによって撤退を二度も繰り返す失態もあり上司のリリスモンに怯えていて全体的にコミカルな反応が目立つ。
リリスモンが陽ノ本アカリの腕を切り落とそうとした際には彼女の冷酷さに恐怖しておりバグラ軍の指揮管かつ『氷の悪魔』と呼ばれる割には常識があるらしい。
陽動作戦を工藤タイキに見抜かれ対抗するためにアイスモンを吸収し、強化体となる。バリスタモンを凍らせたことでX4を封じ、バアルモンの加勢で優位に立つが蒼沼キリハが妨害したことでドルルキャノンで解放されたナイトモンとポーンチェスモンたちのチェックメイトブレイクを受けて敗走した。
その後、リリスモンの指示でダイペンモンを解凍。
それまでの失態から解凍したダイペンモンのアイスに閉じ込められ、舐められて食べられそうになったり武器に使われた挙句、最後はダイペンモンと一体化した。
これまでの個体と異なり組織に所属、上司に怯えており、強さとしても飛びぬけているものでもない。クロスウォーズはレベルを無視した作品だが成熟期的には意外と妥当なポジションに落ち着いたかもしれない。
アイスデビモン ダイペンモン 強化吸収体
リリスモンが怒り爆発したことでアイスデビモンとダイペンモンが一体化した。
見た目はダイペンモンにアイスデビモンの意匠を組み込んだような姿だが、名前が先に来ていたりリリスモンが「アイスデビモンなんかじゃ勝てないわけね」と(解釈によって違う意味ともとれるが)発言していることから一応はアイスデビモンが主体なのではないかと思われる。
最後はシャウトモンX4Kの前に敗れる。
ゲームでの活躍
デジモンストーリー超クロスウォーズ
ドクロひょうざんのボス(オブジェクト的にスカルグレイモンじゃないのかとかは突っ込まないように)。
ROGのフリーズリーダー『アイスデビモン・ザ・ブリザード』を名乗る。タイキたちはレイクゾーンの個体に言及していたが、勿論別物である。配下に「デビ」が口癖のデビモンやレディーデビモンを引き連れている。
スパーダモンを奪うために交換条件としてスパロウモンの引き渡しを提案してきたが、当然、彼がスパロウモンの行方など知るはずもなく、デタラメだとすぐ見抜かれた為に即座に戦闘に突入し、敗れた。
クリスタルかざんでの決戦ではスパロウモンの身柄をROGが拘束している事を確認したので、今度こそ人質作戦を展開しようとしたが、スパロウモンは既に身柄を救出されており、ここでも間の悪さを見せた。タイキ達に敗れ、ズィード=ミレニアモンから「狡猾」のデータを抜き取られて消滅した。
進化傾向について
デーモンやダンデビモン、ヴァンデモン系といった強大な暗黒系デジモンに進化するデビモンとは異なり、採用されやすい進化ルートがあるというわけではない。
主に悪魔っぽい外見の水/氷属性のデジモンに進化する事ができ、ダゴモンとマリンデビモンにも進化するが、実はこのデジモン達はオクタモンやゲソモンの進化系でもあり、アイスデビモンの進化系として扱われるのは稀である。