公式での別名→メタルグレイモン(青)
ピクシブ百科事典の元記事→元祖メタルグレイモン
ワクチン種→メタルグレイモン
データ
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
体の半分以上が機械化されてしまったサイボーグ型の最強デジモン。数々の戦いをくぐり抜け、その体を機械化することによって生き長らえている。メタルグレイモンに進化するためには、襲い来る強敵を倒し勝ち抜かなければならない。また、メタルグレイモンの攻撃力は核弾頭1発分に匹敵するといわれている。胸の部分にあるハッチからミサイルを発射する。
X抗体
デジモンウェブ「デジモン図鑑」
各種機械部分がアップデートされ、特に左腕の強化改造されたトライデントアーム『アルタラウス』は、ブリッツモードとブラストモードを切り替えることが出来る。また、最大出力で音速を超えるエナジーブースターも装備した。必殺技は限界速度で飛行し、ブリッツモードで敵を貫く『エネルギアブリッツ』と、ブラストモードでウィルス性のエネルギーを撃ち放つ『パンデミックデストロイヤー』。この技のウィルスは災害指定される程の感染力と毒性を持っており、かすっただけでもデジコアの構造データを腐らせてしまうという。
概要
アンドロモンに次ぎ、ファイル島で2番目に製作された完全体のサイボーグ型デジモン。ウィルス種。
グレイモンが更なる強さを求めて体を機械化したが、ファイル島の技術では改造が不完全だったため皮膚が青く変色してしまった(ワクチン種の方でそのように設定されたがグレイモン(青)が2000年時点でいた辺り実際に改造技術の差なのか疑問は残る)。
先に登場したメタルグレイモンはこちらの方である。しかし、後に登場したワクチン種がアニメのパートナーデジモンとして活躍、グレイモンの完全体ウィルス種デジモンとしてもアニメで活躍したスカルグレイモンの印象が強いという意見も見られる(続編である02で登場は果たしている)。
アニメで活躍したという点は大きく、こちらが後発のメタルグレイモン(ワクチン種)の色違いという扱いになっていることが多く、初代携帯機『デジタルモンスター』に登場したという古参中の古参にも拘わらず扱いが悪いとしてファンからは不遇さが叫ばれるデジモンの一体と言える。
ただし、公式でも全く配慮されていないかというとそういうわけでも無く、同名デジモンの色違いとしてはグレイモン(青)のような扱いを受ける中で公式での表記が(ワクチン種)と(ウィルス種)とそれぞれ表記されることが多いという特別扱いを受けていたり、ワクチン種の色違いではないX抗体版が出ている。
…もっとも普通にメタルグレイモン(青)と公式で表記されることもあるし、X抗体はワクチン種の方と16年から経ってのことであり、さらに武装は『デジモンアドベンチャー:』でアルタラウスモードに使われた。(X抗体に関しては公式がウィルス種を拾おうとした待遇改善とも言えるが)。
現時点では扱い自体は悪くはないがアニメパートナーであるワクチン種の方に及ばないといったところに落ち着ている(初代『デジモンワールド』と『デジモンワールド デジタルカードバトル』のパッケージにも採用されており、黎明期のゲーム作品ではそこまで不遇というわけでもなかった)。
同じウイルス種のアグモン系列という縁もあってか、初出のアニメ版だと初めからこの形で産まれたブラックウォーグレイモンのゲーム仕様上の進化前扱いとされる場合も多い。
ブラックウォーグレイモンが登場した02時点でウイルス種アグモンシリーズの系譜としてアグモン(黒)→グレイモン(青)→メタルグレイモン(ウィルス種)→ブラックウォーグレイモンという固有の進化ルートとして扱われる。
さらにはオメガモンのブラックバージョンであるオメガモンズワルトが登場したことでオメガモンまで含めた対として扱われることも多くなった。
ゲームでは流用がしやすい、進化先はブラックウォーグレイモンというアニメで人気のデジモンであることはもちろんあるだろうがこちらのメタルグレイモンの人気も十分この扱いに貢献しているのではないだろうか。
元祖メタルグレイモンが登場しない「デジモンストーリー」ではスカルグレイモンが代わりに据えられる。
なお、グレイモン系究極体ウィルス種としてはブリッツグレイモンとガイオウモンがいるがあまり意識されていない。
ブリッツグレイモンは初出の『デジタルモンスター Ver.20th』と海外オンラインゲーム『デジモンマスターズ』以外ウィルス種からの進化はなく、ワクチン種の方にすっかり取られており、それを意識したのかアニメでもアルタラウスモードから進化することになった。
ガイオウモンにウィルス種だけが進化するのは『デジモンワールド-next0rder-』のみで基本的にワクチン種ウィルス種どちらからも進化可能な傾向にある。
メタルグレイモン(ワクチン種)はアニメや玩具の都合かメットの形状、脚の機械部分、縞模様の有無といった点が異なる。
02に登場したメタルグレイモン(ウィルス種)はその色違いとなった。
その後、ゲーム作品やイラスト等ではアニメ版基準のデザインに縞模様がなくなったものが使用される傾向にある。
そのため、
・メットが角の下まで覆われており、腿も機械化。縞模様がなく羽も2枚の元祖メタルグレイモン(ウィルス種)
・メットの角の下が空いており、腿は機械化されていない。羽は6枚で縞模様が残っているメタルグレイモン(ワクチン種)の色違いである02版
・前述のメタルグレイモン(ワクチン種)の特徴を持つが縞模様がない現在主流のメタルグレイモン(ウィルス種)
に大別される。もっとも、これらの要素の組み合わせや02のイラストでも縞模様なしが見られるなどこの辺は一貫しているという訳でもない(細かいことを言うならそもそも02版は作中ではイービルスパイラルをつけられ目も赤く発光している)。
なお、メタルグレイモン(クロスウォーズ)も色が青いウィルス種であるが、こちらは姿が大幅に異なる上に(2010アニメ版)と明記される事が多いため、間違われることはほぼない。
作品での活躍
デジモンアドベンチャー02
CV:坂本千夏
デジモンアニメシリーズでは、今作が初登場となる。第10~11話に登場。
太一のアグモンがイービルリングでは操ることができずスカルグレイモンへと進化してしまったため、デジモンカイザーが新たに生み出したイービルスパイラルに操られ、ウィルス種に暗黒進化したが、大輔のブイモンがアーマー進化したライドラモンとヤマトのガルルモンの活躍によりイービルスパイラルを破壊され元のアグモンに戻った。
『デジモンアドベンチャー02』の一枚絵の一つとしてフレイドラモンと対峙する姿が描かれており、意外と認知度は高い方だと思われる。
進化ルート
ボタモン→コロモン→ブラックアグモン→グレイモン(青)→メタルグレイモン(ウィルス種)→ブラックウォーグレイモン→オメガモンズワルト
関連イラスト
関連タグ
エアドラモン/デビモン:初代携帯機に置けるグレイモン以外の進化前。エアドラモンからは髪を、デビモンからは爪を、双方から翼の要素を受け継いでいる。青の体色も元はこの二体を意識したものだと考えられる。
アトラーカブテリモン:アニメで色違いの方が活躍した似た者同士なデジモン。こっちは公式どころかファンからもほとんどフォローされていない。のちにコカブテリモンが登場するが…。