概要
メタルグレイモンの必殺技。胸のハッチを解放し、そこから2発の有機体系ミサイルを発射して敵を爆撃する。その威力は核弾頭1発分に匹敵するとされ、並大抵のデジモンは一撃で跡形も無く消し飛ばされるという。
「有機体系ミサイル」とは、簡単に言えば一部のデジモンが用いる生物的な外見や質感を持つミサイル兵器である。マシーン型もしくはサイボーグ型のデジモンに搭載されている場合が多く、いずれも強力な破壊力を持つのが特徴。そしてギガデストロイヤーは、そんな有機体系ミサイルの第一号と言える存在である。
ちなみに最初期のデジタルモンスターシリーズ(いわゆる「初代」と呼ばれる世代)では、完全体に属するデジモンの中に必ず1体、有機体系ミサイルを武器として搭載したデジモンが存在していた。その影響もあってか、現在でも強力なデジモンの必殺技と言えばこの手のミサイル攻撃を思い浮かべるテイマーが多い。
別バージョン
クロスウォーズで見られたものは、青い追尾レーザーを翼や尻尾(メイルバードラモンの口)、背中の大砲、背中に折りたたまれている連装クローアーム砲から一斉発射する(胸のパーツからも発射している場合もある)。この世界では、アグモンから進化するメタルグレイモンは伝説の存在であり、こちらのメタルグレイモンはガオスモンから進化したグレイモンとメイルバードラモンのデジクロスである。
- ライズグレイモンの「ライジングデストロイヤー」と様相と名前が類似しているため、クロスウォーズの「ギガデストロイヤー」はこれをオマージュしたものだろうと考えられる( シャイングレイモンも同系列の技である「コロナスプラッシュ」を持つ)。
2020年の新作アニメでは、新必殺技の「ジガ・ストーム」を最初に使用した際に、ミサイルたちも口を開けていた。このことから、「ジガ・ストーム」とは「ギガデストロイヤー」の爆発に使っていたエネルギーを直接発射したものとも考えられる。
派生技
テラデストロイヤー
メタルグレイモン(ワクチン種)の一部の個体だけが使えるらしいギガデストロイヤーの強化版。知名度や技としての採用率はギガデストロイヤーに大きく劣っているが、威力はギガデストロイヤーを上回るらしい。
また、デッカーグレイモンの持ち技に同名の必殺技がある。
デスデストロイヤー
グレイナイツモンの必殺技。2本のキャノン砲から暗黒弾を発射する。
その他有機体系ミサイル
グラウンド・ゼロ
スカルグレイモンの脊柱部分に搭載されている生体弾頭弾。着弾すればその名の通り、あらゆるものを一瞬にして消滅させるほどの恐るべき威力を誇る。近年ではこれを改良した『グラウンド・ゼロ改』、さらに改良を重ねて追尾性能と破壊力を増大させた『オブリビオンバード』を取得し、危険性に磨きをかけている。
ガトリングミサイル
アンドロモンの胸のハッチから飛び出す2発の有機体系ミサイル。「ガトリング」という名が付けられているが、実はガトリング的な要素はほとんど見受けられない。しかし威力は相当なものであり、完全体にもなりきれていないレベルのデジモンであれば一撃で仕留められるという。
一応アニメ等では違いを出す為に『口腔内部にガトリング砲を搭載した追尾兵器』という特性が付けられている(普通にミサイルの役割も果たしている)
ジェノサイドアタック
メガドラモンの必殺技。機械化された両腕から無数の小型有機体系ミサイルを撃ち出し、ターゲットを周囲もろとも爆撃する。一発一発は小さいものの、その威力を手数で補っているタイプ。
なお、メガドラモンと同時期に作成され、より攻撃面に特化したとされるギガドラモンは、ジェノサイドアタックよりも威力を増した「ジェノサイドギア」という技を持つ。また、カオスドラモンのX抗体は敵の外装をこじ開け、その内部に直接無数の有機体系ミサイルを叩き込む「スーパージェノサイドアタック」という技を持っている。
ギガデストロイヤーⅡ
メタルティラノモンの右腕に格納されているギガデストロイヤーの強化版ミサイル。ミサイル本体もサイボーグ化されており、生物感が薄れているがそれでも有機体系ミサイルである。なお、どちらかと言えば左腕から放たれる「ヌークリアレーザー」の方が必殺技としての採用率は高い模様。
サッカーフィッシュダーツ
(分類は生体ミサイルだが近いのでこちらにも掲載)
成熟期デジモンのトビウモンの腹部に搭載されている生体ミサイル。
ただし他のデジモンのが破壊力重視のメイン必殺技に対し、このミサイルはもう一つの必殺技を確実に決める為に相手を弱らせる目的で使用する補助技としての役割が強い。