データ
概要
ウイルス種・成熟期の獣人型デジモン。
心の奥底に優しい心があるのだが、怒りによってそれを押さえつけ、破壊の限りを尽くす。
ロップモンからの通常進化候補であるトゥルイエモンの対となる存在である。また、進化前は異なるものの、同系統のガルゴモンと合わせれば三対となる存在としても描かれている(ガルゴ:ワクチン、トゥルイエ:データ、ウェンディ:ウイルス)。
ロップモンからの進化で種族的に完全に分かれるのはこの形態のみ。後のアンティラモンやケルビモンは姿や属性、そして設定こそ異なるものの、同じ種族のデジモンへと進化する。
名前の由来は女の子の名前であるウェンディ…ではなく、アメリカの伝承における精霊ウェンディゴから。
映像作品での活躍
劇場版 デジモンアドベンチャー02
CV:西村知道
『劇場版 デジモンアドベンチャー02 前編・デジモンハリケーン上陸!! / 後編・超絶進化!!黄金のデジメンタル』に登場。ウォレスとはぐれたチョコモンが暴走し、進化してしまった状態。
チョコモンが進化したとは思えないほど化け物的な外見であり、当時の子供達にトラウマを植え付けた。
ウォレスを探すために太一ら前世代の選ばれし子供達を誘拐(デジヴァイスを所持していたため)、その力で自分の求めるウォレスと出会うべく、片っ端から幼くしてしまった。
理性はなく、幼い時のウォレスの記憶しかないため、現在のウォレスを拒否。アンティラモン、ケルビモンと進化を遂げて新たな選ばれし子供達とウォレスを苦しめた。
なお、こんな外見だが劇中では作品上名称が不明だったことから、この状態からケルビモンまで進化に至ってもチョコモンと呼称されている。
なお、声優は西村知道であるが、チョコモンの時は能登麻美子だった。デジモンにおいて進化前と進化後の声優が異なるのは珍しい事例である。
TCGバトルスピリッツでの収録はフレーバーテキスト上ではアドベンチャー出典の扱いだが、テイマーズとのコラボブースターで登場予定。
デジモンクロスウォーズ~悪のデスジェネラルと七つの王国~
第42話にて、土神のグラビモンの部下デジモンとして、初登場から約11年ぶりに再登場を果たした。
デジモンサヴァイブ
※5章ネタバレ注意!
シュウジのパートナーであるロップモンが暗黒進化した姿。
様々な重圧やストレスから追い詰められていたシュウジが兼ねてから突き放していたロップモンに八つ当たりするようになった結果、そこをアルケニモンに目をつけられ幻覚を見せられ暴力を振るわれたロップモンが暴走してしまう。
アルケニモンに召喚されたメガシードラモンを一撃で仕留めるほどの強さを持つ。
その強さにロップモンが進化しないことに劣等感を抱いていたシュウジは有頂天になるが、そのままシュウジを捕まえて貪り食ってしまった。
シュウジを取り込んだ後はウェンディモンを通して彼の抱えていた苦しみを叫ぶようになる。
なお、アニメ・ゲーム共にパートナーと絆を結べなかった挙句、暴走の果てに死へと負いやってしまった展開はこれまでに前例のない出来事である。
ボスキャラではあるが、少し攻撃を加えるとアグモンが完全体に進化するイベントが発生。
この完全体が非常に強力であり必殺技であっさりと倒せてしまうためボスとしてはあまり強くない。
ちなみにロップモン以外でもフリーデジモンからも進化することができる。
クリア後の2周目では周囲の仲間の協力と支えを得られた末にシュウジが気持ちを改め、ロップモンが本来の進化をする。
なお、2周目からロップモンが進化できるようになってからは暗黒進化でもあるウェンディモンにも進化できるようになっている。
余談
スカルグレイモンやメギドラモンが同じ様に暗黒進化として扱われる事が多いが明確な暗黒進化はウェンディモンとシャイングレイモンのルインモードぐらいであり、やはり公式の扱いから純粋な進化で暗黒進化と言えるのはこのウェンディモンだけである。