データ
プロフィール
イッカクモンとズドモンの軍団を束ね、永久凍土の地を治めていると言われる獣人型デジモン。
体毛が凍りつき、超金属「クロンデジゾイド」並みの硬度を持つまでになった。
背中に2つ背負っている鎖付きのモーニングスター「ミョルニル」は一振りで山をも粉砕することができ、終いには空間そのものを歪めるほどの威力を持つ。
戦いの際には鬼神のごとき強さと非情さを見せるが、仲間に対しては思いやりのある面もある。
必殺技の「アークティックブリザード」は、周囲の大気を瞬間的に絶対零度まで冷却し、それによって凍結した相手をミョルニルで粉砕するというもの。凍って砕け散った敵の体がブリザードを思わせることから、その名がつけられた。
概要
「D-3」で初登場した獣人型デジモン。ドットでは左腕に盾を装備し、右手でミョルニルを持っている。モチーフは海賊というかヴァイキング。
アルマジモンの最終形態であり、シャッコウモンから進化する(ただしワンダースワンソフトのズドモンとジョグレスさせる必要がある)。
しかし、アルマジモンの要素はあるとは言い難く、特に進化前のシャッコウモンとの共通点は微塵も見受けられない。
アンキロモンの頭の鎧とヘルメット、尻尾の鉄球とミョルニルは若干類似しており、これだけが唯一のつながりといえる。(後は火田伊織の持つデジメンタルに誠実のデジメンタルがあるといった点であろうか?)
一転、ズドモンやイッカクモンとは設定や外見の関連性が非常に高く、近年では普通にこれらの進化系としての出番が多い(というよりは元々はズドモンとのジョグレスで進化すると考えると、こちらの要素が強く出ているともいえる)。ミュルニルは、ズドモンの武器であるトールハンマーと語源の由来は同じである。ズドモンから進化するならば、属性がフリーなのはおかしいというツッコミも往往にして見られるが、ワクチン種、データ種のヴァイクモンもきちんと存在しているし(デジモンカードゲームのテキストより)、本来は属性:フリーとされるアーマー体デジモンも一般デジモンから進化するといったケースもある。
ヴァルキリモンでさえ、耳羽にテイルモンの要素はちゃんと残っていたのに、何故ヴァイクモンにはシャッコウモンの天使要素が抜けていたのか…それはバンダイのみぞ知る。近年ではその問題を解決する為か同じ「メタリックな鎧に身を包んだ天使」であるスラッシュエンジェモンがシャッコウモンの究極体に位置づけられている…。
他媒体での活躍
- デジモンアドベンチャーVテイマー01
敵キャラとして登場。
- デジモンワールド デジタルカードアリーナ
『D-3』を反映し、アルマジモン同様に名古屋弁で話す。
- PSP版デジモンアドベンチャー
選ばれし子供の一人城戸丈のパートナーデジモン「ゴマモン」の究極体として登場する。
CV:竹内順子
第二章『決意』にて、ゴマモンが正式に進化。
空間ごと破壊するインペリアルドラモンに対しては、意外にも好カウンターなのかもしれない。
ただし、ワープ進化ではなくてズドモンから直接進化するが、こちらの方が元の設定を考えれば比較的正しい。
CV:竹内順子
60話で登場、オレーグモン戦で丈のズドモンが進化した。
余談
その扱いの変遷はファンの間で度々議論になり、ゴマモン系統の本来の究極体であるプレシオモンやマリンエンジェモンと比較される。これは、テイルモンの究極体であるホーリードラモンとオファニモンも同じ。
意外だが、ゴマモンはヴァイクモンになって初めて氷(水)属性の攻撃が可能となった。
デジモンサヴァイブでは残念ながら未登場になってしまった。ヴァイクモンは陸地でも戦えるはずだが……。代わりにプレシオモンがゴマモンの究極体として登場している。そちらは陸地での戦闘は苦手のはず……。
進化ルート
ジョグレス進化
シャッコウモン×ホーリーエンジェモン(カードゲーム Bo-382)
ズドモン×完全体デジモン(″)
通常進化でズドモン→ヴァイクモンになったのは、カードゲームではBo-523(2001年)、ビデオゲームでは初代デジモンストーリー(2006年)が初。
関連イラスト
ロゼモン共々、『tri.』でのデビューがきっかけで急激にイラスト数が増えつつある(ロゼモンはかなり昔にデビューしているが)。
関連タグ
デジタルモンスター デジモン 究極体 デジモンアドベンチャー
トール:武器の元ネタ。
ブリザーモン: 比較的容姿&属性(氷属性で毛並みの近い獣人、二刀流)が似ている。
オレーグモン:同じくバイキングをモチーフにしたデジモン。どちらも仲間思いの海賊だとされる。