概要
アルマジモンが、水の属性を持つ「誠実のデジメンタル」で進化した姿。
その名の通り潜水艦を思わせる姿をしていて、頭部には人1人分のコクピットがある。現実にも、似たようなシャチ型やホホジロザメ型の小型潜水艇が発売された。
操縦方法は腹這いになり、二本のレバーを握るというもの(背中に乗って水上を移動する事も出来ない訳ではないが)。
鼻先はドリルになっていて、武器や岩礁を突き進む衝角として扱う。もしかしたらイッカクモンよりもイッカクモンかもしれない。耳、胸部、後ろ足などアルマジモンの意匠が一部残っている。『海底二万里』に登場するノーチラス号も鋭い衝角を持っていたので、そのオマージュであろうか。
必殺技はドリル付け根両脇の発射口から高圧の酸素を魚雷のようにして放つ「オキシジェンホーミング」と、高速回転して突撃しドリルで貫く「サブマリンアタック」。オキシジェンホーミングは水中で放つ技となっているが、ベリアルヴァンデモンやダゴモンとの戦いでは陸上で発射している。
カードゲームαでは「02」での関係を意識してか、ゴマモンから進化するルートもある。
後述するが、水中系デジモンに進化する場合、何故か悪人面が多い。
劇中の活躍
デジモンアドベンチャー02
声優:浦和めぐみ
火田伊織のパートナーデジモンのアルマジモンがアーマー進化。二つ名は「渦巻く誠実」。鼻先からは高圧水弾「アクアバルカン」を撃ち出す。
水中活動に特化しており、水中戦では大活躍した。
その反面陸での戦闘は不可能であり、活躍できる場面は限られている。その為、アーマー体の中ではぶっちぎりで出番が少ない。一方で、ベリアルヴァンデモンとの戦いではバトルフィールドが思いを具現化する世界だった事もあり、空中浮遊できていた。
同じく水中戦が得意なイッカクモンとコンビを組むことが多かった。
デジモンクロスウォーズ~時を駆ける少年ハンターたち~
声優:日比愛子
デジモンハンター兼トレジャーハンターの女性・ミズキ(CV:雪野五月)のパートナーデジモン。
基本明るいが、ミズキがダゴモンに洗脳された際命令どおり躊躇なくプレシオモンを攻撃するなどパートナーに従順かつやや非情な性格。ボイスにはエコーが掛かっている。
操縦方法は『02』とほぼ同じ。アイルに続くアーマー体のパートナーデジモンでもある。
デジクロスの際の掛け声は「オーシャン!」。
クロスアップ サブマリモン
プレシオモンとデジクロスした姿。プレシオモンの体にサブマリモンのパーツが合体したような姿をしている。
必殺技は頭部から発射する水流光線「オキシジェンソローブルー」。
デジモンゴーストゲーム
声優:菅原正志
第60話に登場。老人の様な話し方をする。
「命の水」なる人間が頭から被ると生命エネルギーごと水を吐き出させられる奇怪な水が町中を侵食し、池のように貯まった山奥にて「陸地を見に来た」と突如出現。
ただ一連の騒動とは一切関係がなく、宙達に事件を引き起こしている犯人がハンギョモンだと教え、デジモンでは影響がない水上で自由に行動できる為に宙達を乗せて神社に送り届けたり、コックピットに入れて潜水、クティーラモン達が飛び込んだ際に立った波から清司郎を守る等、彼らと協力・サポートした。
余談
『02』本編での活躍は少なめだったがパートナーが搭乗できるという唯一無二の特長があるためか、アーマー体は『02』より後はモブや雑魚敵で出てくることが多いのに対し、サブマリモンは『クロスウォーズ』や『ゴーストゲーム』でもパートナーデジモンや協力者など恵まれた立ち位置で出ている。
その他の進化
進化元
進化後
- ピッコロモン/チィリンモン/デラモン(デジモンアクセルアルティメットゲノム)
- ワルシードラモン(ペンデュラムZ)
- メガシードラモン(St-149)
- 単体進化の他、ディグモンとのジョグレスでも進化できる。
- マリンデビモン(Bo-339)
- ティロモンとのジョグレスで進化。